みょんどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.5

すごいドキュメンタリーでした。

ルーマニアのクラブで起きた火災事故をきっかけに、医療システムの闇が明かされまくっていきます。

前半の主な登場人物は、スポーツ紙の記者たち。これぞジャーナリストという
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.4

これはいい映画。

映画製作についての映画であり、性差別の映画であり、戦争の映画でもありました。

受け入れやすいわかりやすさがありながらも、そう簡単にはことが運んでくれない、そのバランスが絶妙。
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脱走王ナイムロ(2021年製作の映画)

3.7

1980年代ポーランド。実在した脱獄王ズジスワフ・ナイムロツキを描く。

やるすぎなぐらいの色、スローモーションの多用、独特な演出。このぐらいやってもいいんですね、という感想。

後半面白くなってくる
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ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.9

たまにこういう静かな映画が見たくなる。
ポルトガルの風景。大人向き。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

冒頭から凄いアダム・ドライバーに、後半どんどん凄くなるレディ・ガガ。

前情報なし、何があったかを知らない状態で見て、良かったです。
前半ゆったりした立ち上がりでイマイチかなと思っていたら、後半いろい
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

2.9

テイラー・シェリダンの脚本が好きで、監督・脚本に彼の名前があったので楽しみに見たんですが、めちゃくちゃつまらなくてびっくりしました。残念。

あとで知ったことですが、原作があり、元の脚本もあったようで
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.8

フランスの名作戯曲『シラノ・ド・べルジュラック』が出来るまで。

これは楽しいコメディ。
テンポ良い展開と小気味良い劇伴で進む、安心して見られる作品。

アメリカ映画じゃ絶対になさそうな展開もまた良し
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.1

佐々木の話。
特にどうということもなく、あまり好きな感じでもなかったですが、ラストシーンが最高でした。

エンドクレジットで流れるカラオケも素敵でした。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.4

前情報なしで見始めましたので、途中まで「これは一体どういう話しなんだろう?」という気持ちで見ておりました。ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの1946年の小説が原作なんですね。

ギレルモ・デル・トロ監
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.1

ドラマシリーズ『ブレイキング・バッド』の後日譚。ジェシーのその後。

トッドとジェシーの体型が大幅に変わっていてビビりました。これはもう皆の知ってるジェシー・プレモンス。

ジェシー編のラストが確認で
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ことりのロビン(2021年製作の映画)

3.6

パペットを使ったストップモーションアニメーションの短編映画。ほっこりします。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.6

なにこれ超たのしい
大人が出てこないのがいいね
クライマックスかっこよ

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.5

いやー凄い。なかなかにズッシリ重いやつ。

ドキュメンタリーディレクターの主人公が直面するある状況を描く。

事実とは何か。
映像の持つ暴力性。

主演の瀧内公美さんはもちろん素晴らしかったですが、小
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ベナジルに捧げる3つの歌(2021年製作の映画)

3.6

アフガニスタンの短編ドキュメンタリー。

難民キャンプで暮らす若者はもうすぐ父親になるようだ。季節の収穫に行くのか、軍に入隊するのか。
3年の月日が流れても希望はなく。リアル。

常に空にある気球が象
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バブル(2022年製作の映画)

2.0

オープニング、音の豊かさに「おぉ〜これは凄そう!」と期待したのですが、そこがピークでした。

キモめのキャラクターと、あり得ないほどダサい台詞。あってないようなストーリー。 

この2022年に、人魚
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

半年ぶりの映画館。ScreenXで。

「マルチバース、大丈夫かなぁ」と多少心配をしつつ観に行きましたが、バッチリ楽しめました。

VFXバリバリのマッドな世界観のなかで、頼りになるのは役者の表情。
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.0

「朝ドラ感がすごい」と思いながら見ておりましたら、実際にNHK制作でした。

敢えて聡子側から見える内容だけで構成したのではないかと思われますが、さすがにもうちょっとしっかりと内容を伝えた方が良かった
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NETFLIX 世界征服の野望(2019年製作の映画)

3.3

Netflixのドキュメンタリー。
創業時の関係者たちのインタビューで構成。

途中からは「Netflix対ブロックバスター」といった様子です。結果は既知の通りですが、その経過がなかなか興味深い。
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

みんな大好き?エドガー・ライト監督作。

冒頭古い時代の映画かと思わせて、電車に乗るシーンで現代劇と気づかせる。
ロンドン。逃げ場のない都会。憧れた街と業界の暗部。男たちに絡め取られていく女。

最高
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リターン・トゥ・スペース(2022年製作の映画)

3.3

SpaceXとイーロン・マスクの宇宙開発に関するドキュメンタリー。

わりと良い部分を中心に取り上げているようで、見やすく仕上がっております。
問題点なども取り上げてくれたら更に良かったかとは思います
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.1

いきなりのフェイクニュースに始まり、みんなが心と体の問題を抱えた世界。
痛みを感じる大人の物語でした。

別シリーズのスパイダーマンまで回収して、なるほど、そうきましたか、と膝を打ちました。

ピータ
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.0

Naezyというラッパーの半生をモデルとした、インド版8 Mileともいえるような作品。

インドの階級社会や家父長制だったり、親の厳しさみたいなものが描かれつつも、ストーリーは意外にも王道展開という
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.7

アニメ版のファンです。
展開がアニメとは違いましたが、それはそれで結構楽しかったです。つくりがキャッチー。

人がわいわいしてて、楽しげ。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

2.9

アガサ・クリスティ原作の名探偵ポアロもの。

ただただ懐古主義的というか、これは今作る必要あったのかしら?と思ってしまいました。

ロクサーヌ、ロクサーヌ(2018年製作の映画)

3.7

ロクサーヌ・シャンテの伝記的作品。

良い映画。
ラップシーンや成功に向けて動くようなシーンが極めて少なく、わかりやすいストーリーになることを徹底的に避けているようです。

ラッパーとしてではなく、あ
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オリヴィア・ロドリゴ:ドライビング・ホーム・2・ユー(2022年製作の映画)

3.0

オリヴィア・ロドリゴ、デビューアルバム制作のドキュメンタリー。

古びたフィルムルックの映像が素敵でした。

オリヴィア・ロドリゴの楽曲ってなんとなく演歌感ありますね。

ひとつの太陽(2019年製作の映画)

3.9

友人のすすめで見た台湾映画。
じっと心を握り続けられるような作品でした。渋い。

キャストも皆いい感じにはまっていたと思います。

退院のシーン、鮭のシーンが印象的。あとファミマ。

ザ・バブル(2022年製作の映画)

3.4

パンデミック下の映画制作をネタにしたコメディ。
笑えるところがちょっと少なくて残念でしたけど、テーマは好きです。

The Hand of God(2021年製作の映画)

4.0

1980年代ナポリを舞台とする、パオロ・ソレンティーノ監督の自伝的作品。
Netflixオリジナルであることを考えると、『ROMA』的といえるかも。

美しい映画でした。個人的に、どうやらイタリアの映
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私の帰る場所(2021年製作の映画)

3.7

「給料が1回分なければ、私も君の隣に住んでいる。誰にでも起こり得ることだ。」

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.8

1969年、ハーレム・カルチュラル・フェスティバルのドキュメンタリー。

素晴らしい作品。
50数年前の未公開映像が、よくこれだけ残されていたものです。ドキュメンタリーでこの構成は凄い。中盤の巧みさ。
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.0

絵やセリフの感じがあまり好みではなかったです。当たり前ですけど、好きな人は好きなんでしょうね。

2009年の作品なので多少仕方ないところもあるかもしれませんが、今となっては受け入れ難い価値観の描写が
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.5

スーパー豪華キャストのお洒落ウェス・アンダーソン短編集。

なんやようわからんくても、結構好きなやつです。
雑誌、フランス、活字、作り手が好きなものを詰め込んだ感じなのかもしれません。

とりあえずお
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.2

暴力描写が過剰で、かなりキツかったです。一応頑張って最後まで見ましたけど。

村上虹郎さんの演技が凄かったです。
あと、相変わらずのVシネ味あふれる音楽とナレーションはいいですね。

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.5

当たり前のように母性を求められるしんどさ。

劇的なことが起こるわけじゃないのに、途中辛くなって何度も中断してしまい、結局見終わるのに数日掛かりました。

オリヴィア・コールマンの名人芸はいつもの通り
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

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2014年ウクライナ、マイダン革命のドキュメンタリー。

ヤヌコーヴィチ政権の崩壊とその後のロシアによるクリミア併合から現在の戦争にまで繋がってくる話。

重要な映像。