痛痛しくも凛としたジュリエット・ビノシュに、ひきこまれます。再生に向けて。
プール行きたい。
意外に喜劇。当初の武田信玄は勝新太郎、というのも頷ける。「乱」の完成度にはおよばない、かな。
いちいち叙情的な映像美。
イレーヌ・ジャコブさんの美しさったらない。おっぱいも可愛い。街中で転ぶシーン、すばらしい。
なにか腑に落ちない。少女達の悲惨は、わかるが、感情に流されるままでなく、もっと大きな視点がほしい、気がする。
序盤からの不安感にひきこまれていきますが、一貫しているシュールさというか、何かずれている空気はさすがだなあ。そして優しい。
まさかのサイエンスフィクション。
『顔』もそうでしたが、藤山直美の走る姿は、たまらなくいいですね。
大滝秀治と仲代達矢のやりとりから、緊張します。小林薫、田中裕子、柄本明、美保純、香川照之、、、と、ものすごい演技の連続で。ただ、それゆえにやや過剰にすぎる気もします。
西田敏行の笑顔は素敵ですね。池波志乃のあばずれも。悪魔は何だったのでしょう。
奥さんも、男たちも、よってたかって主人公をイライラさせ続け、最後に爆発するわけですが。蒼白のダスティン・ホフマンは素敵でした。
どうしようもない人がたくさんでてくるけど、相反するように美しいスローモーションの暗殺シーン。アメリカはビジネス。
悪人は悪人らしく、善人は善人らしく、シンプルなドラマ。殺陣の完成度、勝新、すばらしい。
デートクラブで働く娘のチラシが電話ボックスに貼ってあってそれを東京に来た祖母が見つけるとか、あまりにありえなくて。でも、やはりキアロスタミ、冒頭のバーでの会話から、お決まりの車内からの風景、車内での会>>続きを読む
凄いものを見てしまった感。
冒頭、仲代達矢と三国連太郎のやりとりからヒリヒリしてしまう。
登場人物すべての姿勢、身のこなしが美しく正しい。画面のすみっこに立っている武士一人一人にまで隙がない、絵と>>続きを読む
静かに確実に、崩壊していく家族。母がまず、崩壊していた。ただそれは、言われるように、誰の責任でもなく、結果そうなっただけ、というのがまた哀しい。誰かの責任にすれば楽ですが。重なる会話。カノン。
中山美穂の上目遣いとか、豊川悦司の関西弁とか、篠原勝之とか、気恥かしさ満載ですが、よくできているお話だと思います。
主人公が特に強欲だとは思えないが、運良く成り上がり、血迷って愚かな殺人を犯すこととなり、運良く罪をまぬがれる。彼が背負ってしまったものを思えば、運が良いとも言えないが。ウディ・アレンの、皮肉な滑稽さ、>>続きを読む
評判の悪い邦題から、なんとなく観るのが躊躇われていたこの映画。おそるべきロシア、酒飲みすぎ、煙草吸いすぎ。壮大な自然とちょいちょい出てくる鯨が、私たちの小ささを思い知らせてくれて。
アイスランドの仲の悪い老兄弟は、共に羊を愛していた。それだけと言えばそうだけど、ミニマルな奥深さ。