SoichiroNakatsuさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

SoichiroNakatsu

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ウエスタン(1968年製作の映画)

3.5

なによりも、静かな静かなオープニングから、崩れ落ちる4人のガンマンのシルエット、しびれる。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

5.0

すげえな、これ。

香川照之はもちろん、西島秀俊、東出昌大のズレ、竹内結子、藤野涼子の依存、なにげに笹野高史が効いてる。

空虚な会話。ロケーション。絶妙です。

いつもながら、「家族」を考えさせられ
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.0

彼女とは、パリ首都圏、女優、団地妻、

赤、青、白、青、白、赤、白、青、赤、

汚れなき祈り(2012年製作の映画)

4.0

宗教がどうこうと言うより、人のおろかさ、てことでは。事件を前に、人はしょうもないことをしてしまう、離れたところからそれはないと思えても。

誰もが疲労している。

エリザのために(2016年製作の映画)

4.8

電話の呼び出し音がじわじわとストレスを与えてくる、彼らに悪意などはなく収賄に励む、腐敗がルーマニアの社会の一部となっている、父はそれを知りつつそれに絡めとられていく、娘のために。
なになにのために、と
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ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)

2.5

話し合うことの大切さは、わかるのですが、口を閉ざす側の内面がほとんど見られないのが、残念でした。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

はじめから違和感しかなくて、最後の炎を見て、これはファンタジーなのだ、と思いあたったのでした。

家族に捨てられ捨てた人たち。みな何かがおかしい気がする。

この賛否両論は、とてもおもしろいですね。す
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うなぎ(1997年製作の映画)

3.9

妻を殺すに至る、嫉妬というどろっと熱い感情が、うなぎの黒くぬめっとしたニョロニョロに重なって、じめっとした、それがゆえに生命力を感じる映画。

(1959年製作の映画)

4.1

最後の3人の祝宴の末路、惚けたかんじは絶妙。

日本家屋の暗さは、後の金田一耕助シリーズにつながる。

何者(2016年製作の映画)

3.4

主人公の闇というにはほど遠い闇なのですが、Twitterの枠にはめるとどうにも気持ち悪く見えてしまうつぶやき、そんなSNSの居心地の悪さを再確認できました。

座頭市あばれ火祭り(1970年製作の映画)

2.5

吉行和子の美貌、仲代達矢、盲目の大親分 森雅之、と見どころは沢山あるのですが、色んなことやり過ぎているよな。

ときめきに死す(1984年製作の映画)

2.5

かみあわない、不思議さん、沢田研二のふつうな体。

3人の微妙な距離感、空気みたいなものは、丸山健二の原作のほうが伝わるのかな、と思った。読んでないけど。

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

2.5

前作とくらべて、姉弟が成長して可愛らしさが減ったかな。

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

2.5

シチュエーションや演技のおもしろさはわかるのですが、電話ごしの状況や登場人物を作り過ぎというか、リアリティを感じられませんでした。

光がきれい。

サード(1978年製作の映画)

3.0

森下愛子のかわいさとやるせなさ。

走れ!

私の希望は、私には退屈だ。

デューン/スーパープレミアム[砂の惑星・特別篇](1994年製作の映画)

2.7

コントなの? とはいえ、ところどころリンチらしさが見えて、楽しめました。

浮かぶデブ。

あと、スティングが出てる。

カリスマ(1999年製作の映画)

4.7

藪池は、あるがままに、世界の法則を回復するカリスマとなった、ということですか。

暗喩、寓話、

座頭市喧嘩太鼓(1968年製作の映画)

3.0

コミカルな市さん、藤岡琢也との2ショットにも、あじがあります。
暗闇でスポットライトの殺陣から、太鼓の響く決闘。昂まります。

タンポポ(1985年製作の映画)

3.0

とにかく食べものがおいしそうで。

オムニバスは、今観ても新鮮で、この手法がその後の伊丹作品にはあまり見られないのがやや残念。

伊丹十三監督の、なにかベタっとした、しつこさは苦手ですが。この方の知性
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男性・女性(1966年製作の映画)

3.5

うすっぺらい銃声とともに、儚くて空虚な熱気。音のぶつ切りかたには、いつも痺れさせられる。ブリジット・バルドーの登場で、少し目が覚める。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

4.5

閉塞から崩壊へ向かう、家族4人の演技それぞれにすばらしい。山本浩司も効いてます。

所々ポップにデジタル加工された映像にチープさを感じますが、その時代でしょうか。

エンディングのチャットモンチーもい
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新・平家物語(1955年製作の映画)

3.5

美術、の完成度の高さ。一つ一つの画に隙が見られない。

市川雷蔵の眉毛も。

座頭市果し状(1968年製作の映画)

2.5

瀕死ですが無敵な殺陣は、やはりすごいと思うのです。

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.0

時折ゾクゾクするよな美しさが。自然であり、詩であり、ジム・カヴィーゼルであり、ショーン・ペンであり。

ただ戦闘シーンには、リアリティを持てませんでした。

(ハル)(1996年製作の映画)

3.1

モデムからはじまるインターネット。若かりし村上春樹。の時代。

深津絵里の可愛らしさは、ものすごいですが。この女性は、どおなんすかね。

いなべ(2013年製作の映画)

4.0

不穏だけど、どこか優しいその空気は好きです。

淵に立つ(2016年製作の映画)

5.0

なんと絶妙な居心地の悪さ。

「歓待」と、ストーリーは似ている部分はありますが、映像に重みが増した気がしました。

演技もまた、全員すばらしい。

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.5

平等をテーマとして、この無茶苦茶な恋愛に、キシェロフスキーの非凡さを感じます。

白い男の物語。ジュリー・デルピーはあまり出てこないが、その存在感。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.4

妻の言い訳が、出てこないところに、この映画の凄みを感じました。