ペンバートンさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ペンバートン

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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤から惹き込まれる異質かつ陰鬱とした世界観。レオナルド・ディカプリオの繊細な演技がそこにうまくハマり衝撃的なラストシーンまでどこか不安感や薄い恐怖を覚えずにはいられない作品だ。

最後のレディスの「
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.7

夏が訪れると毎年必ず見てしまう青春映画。こんな夏が来ればいいのになあ、という憧れ続けている作品。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.2

"トト"ことサルバトーレの半生を、アルフレード、家族、村人、そしてエレナとの、彼を中心とした関係を軸にして描いており、その諸関係は「愛」が介在する形で表現されている。そういった点で本作は人の抱く愛情に>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.2

堤真一が上手すぎる。

花岡親子に生かされていた石神の献身も虚しく、彼の作った問題は解かれ、「美しくない」結果だけが残ってしまったのは物悲しさがある。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

P.T.バーナムの波乱万丈な半生を描いているという性質上、展開が早く、そのために各登場人物間の人間関係・縁の形成過程や分離過程の描き方が希薄なように思える。

しかし、有名なThis is Meをはじ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.3

運命的かつ偶然性に満ちたフォレスト・ガンプの数奇な人生を見ていると自分の人生はこれからどうなるのだろう、とまるで他人事のように考えてしまった。そういう人生の在り方について思いを巡らせるきっかけとして、>>続きを読む

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒーローにだって苦悩や葛藤がある、ヒーローにだって欲望や邪心はある、といったことが親友ハリーや恋人MJとの関係を通して描かれ、ベン・パーカーの”With great power, comes grea>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ヨハネスブルグにエイリアンが飛来した20年後、180万体に及ぶ彼らは難民となり、エイリアン指定居住区域「第9地区」に隔離されていた。特別地区の移転をめぐって、彼らとヨハネスブルグ住民は対立する中、エイ>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.7

人身御供譚の亜種として、うら若き少年少女が社会・世界の調和と対立し、愛する人と罪の意識をうっすらと抱えながら生きていくという自らの世界・生き方を選び取る物語。
思春期の少年少女が直感と信念、そして愛に
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

貴樹が初恋の相手・明里の記憶に囚われ続ける物語。

「桜花抄」で描かれた電車のシーンは誰もが幼い頃に感じたであろう未知の、遠い世界に対する不安が雪や暗闇とともに深々と描かれている。その後、貴樹は明里と
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

仕事上の問題から、自分一人では上手く前に進めなくなった教師・雪乃と、靴職人を志す高校一年生・秋月が、雨の新宿御苑で邂逅する物語。

「靴」は地に足をつけて、一人で前に歩み出すことの表象であり、新宿御苑
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

前向性記憶障害者レナードの哀しく、果てのない復讐。中盤まではサスペンスかと思いきや一転、徐々にレナードの境遇が察され、鑑賞後にはうら悲しい感じが残る。
"memento"はラテン語で「思い出せ」、英語
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