ニクガタナさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ニクガタナ

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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.6

原作の「銃夢」未読。記憶を無くした少女が自身に秘められた能力を覚醒させて、彼女を亡き者にしようとする何者かの陰謀に立ち向かうサイバーパンクアクションエンタメ。世界観描写がちょっと薄い。猥雑な見世物感が>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.4

銀行強盗後に逃亡中の兄弟が、人質にした旅行中の元牧師一家と共に遭遇するメキシコの酒場での恐怖の一夜。ロドリゲスと組むとやりすぎに拍車がかかる印象のあるタランティーノ。脚本・主演がタラの自作自演。当て書>>続きを読む

デスペラード(1995年製作の映画)

3.5

恋人の命とマリアッチとしての人生を奪ったギャングのボスに仇をなす、メキシコ舞台の西部劇みたいな復讐劇。派手なガンアクションがてんこ盛り。そんな撃ち方しても弾は曲がって飛んでいかんと思う、太鼓のバチさば>>続きを読む

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.7

あれ?cace.2よりさらに面白いぞ。1期の主人公狡噛がチベットで世のため人のため正義を貫き大活躍。関智一は相変わらず上手いなぁ。両親の敵を討ちたいと狡噛に戦闘指南を請う少女との師弟関係が良かった。サ>>続きを読む

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」(2019年製作の映画)

3.5

あれ?cace.1と比べたら格段に面白いぞ。レイアウトもアクションもキマっててカッコいい。組織に利用され人生壊された者たちの悲哀を描く、軍事人情劇にして、ミステリースタイルの復讐劇。例によって随所で押>>続きを読む

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」(2019年製作の映画)

3.4

1時間程度の作品を1本づつ3連作で劇場公開という売り方がヤラシイなぁと劇場スルーしてたスピンオフシリーズ。どんだけ良い出来かと思えばTVシリーズとあまり差がないクオリティでがっかり。サイコパス色相が悪>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

3.4

アジアの紛争国で反政府組織の準リーダーになったかつての同僚と邂逅した女性刑事の巻き込まれ政治軍事アクションドラマ。TVシリーズはOAで一通り観てて、作画、構成よく出来てた1期が好き。ハイパー銃器ドミネ>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.4

やだなやだなぁ数学、切断、怖い怖い。助かりたい人間達の人間性あぶり出すドラマが辛い、ソリッドシチュエーションホラーのハシリ。人外の者は出て来ないからスリラー?いやサスペンスかな?結局一番怖いのは人間だ>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

観まいと思ってたが結局結末気になって観る。それぞれの理屈で秩序を守りたい、常軌を逸した人々の話。フィラデルフィアの精神医療施設に超人達を集めて「お前ら普通だから」と説得する謎のミッション。出たよシャマ>>続きを読む

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

監督が1作目のジョン・マクティアナンに戻る。クリスマスとか、限定空間とかそういうシリーズ感にこだわらず、オリジナル監督として新たなことを大手を振ってのびのび演出してる感じで、NYが舞台のせいもあってか>>続きを読む

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.6

ついてない刑事マクレーンが他所のシマの犯罪の匂い嗅ぎつけて首突っ込んでボロボロになりながら大暴れ。レニー・ハーリン監督が前作の魅力要素を器用に紡いで仕立てた小気味良いアクションエンタメ。今作の舞台はク>>続きを読む

ハード・コア(2018年製作の映画)

3.4

不器用な男たちと謎のロボットが愛と幸せを探すトンデモコメディ。オチに唖然とした。男の幸せって何だろう。純真な男二人が関わる欲深い人々との対比が面白かったけど、しれっと登場して大活躍するロボットの謎をど>>続きを読む

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

病による極度の視覚障害を隠して憧れの一流ホテル就職の為の研修を受ける、スリランカ人とドイツ人のハーフの青年の成長譚&友情、恋愛劇。実話ベース。ルームメイクから、厨房、フロント、バー、レストランとだんだ>>続きを読む

奇蹟の輝き(1998年製作の映画)

3.5

交通事故の救助中に命を落とし天国へ旅立った心の美しい夫を追って自殺してしまった美しい妻が地獄へ。死別してもなお硬い家族の愛と絆を描くファンタジックヒューマンドラマ。夫婦が交通事故で二人の子どもたちを失>>続きを読む

ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.5

弱き者達を苦しめる無法者達、そこに現れる異訪の者が無法者達から弱き者達を守るという普遍的に愛される筋と宇宙人来訪SFを組み合わせた、スピルバーグ製作総指揮感が半端ない、NY古アパート住民による対地上げ>>続きを読む

おしえて!ドクター・ルース(2019年製作の映画)

3.6

ニューヨーク ワシントンハイツに住む、ドイツ生まれのユダヤ人、ルース・ウェストハイマー。ホロコーストは疎開で免れるも両親を失くし、愛を探し続けた壮絶人生糧にして、性だけでなく生きることを説く91歳現役>>続きを読む

アンディフィーテッド 栄光の勝利(2011年製作の映画)

3.5

アメリカ、メンフィスにある、結成後一度も勝ったことのないマナサス高校弱小アメフトチームが、ボランティアコーチの指導により無敗のチームに変わっていく青春ドキュメンタリー。アメフトの技術がどうこうではなく>>続きを読む

DOGTOWN & Z-BOYS(2001年製作の映画)

3.5

1970年代初めに南カルフォルニア、ドッグタウンで生まれた伝説のスケートボード・チームZ-BOYSのオリジナルメンバーのインタビューと当時の記録映像、写真を編集でクールに仕立てたドキュメンタリー。なん>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.5

近未来、家族を捨てた宇宙キチガイの親父を追いかけ、孤独の果ての太陽系の端で偽らざる自分や他者との関わりの素晴らしさを見つけたり。プランB作品でブラピ主演、トミー・リー・ジョーンズ共演の宇宙もののサスペ>>続きを読む

ミッション・トゥ・マーズ(2000年製作の映画)

3.3

2020年設定。火星探査中に遭難したクルーの救出ミッション、ついでに火星に隠された謎を知るミステリー調の冒険SF。「アポロ13」で月に行けなかった、助演が似合うゲイリー・シニーズ主演。妻を亡くして、今>>続きを読む

ノイズ(1999年製作の映画)

3.3

宇宙での船外作業中事故に遭った宇宙飛行士の旦那が、帰ってきたらラジオから怪電波受信してどうも様子がおかしい。同じスペースシャトルで事故に遭った同僚とその妻が不可解な死を遂げる中、彼の子どもを双子で孕っ>>続きを読む

フランケンシュタイン(1994年製作の映画)

3.4

俳優、監督ケネス・ブラナーを初めて知った作品。メアリー・シェリーの原作読んでないけど、どうやら原作をよりドラマティックにアレンジした模様。デ・ニーロが演じた、生み出されてすぐの怪物がちょっと可愛かった>>続きを読む

メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.5

女性が書いたとは知らなかった「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーの伝記。女性の地位向上の戦いの一つの形。透明感を失わないエル・ファニングがどこまでも美しく、衣装、美術がよくできてて、19世>>続きを読む

シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

3.5

夏の終わりのエル・ファニング祭くらいの軽い気持ちで観たら、なんかスッキリしない。現在、過去、もっと過去という複雑な構成で描く、過去に囚われ自作を呪う作家の苦悩の旅路。全体的に文学的。筋は割と面白いのに>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

大阪で恋に落ちた男性が失踪。数年後東京で同じ容姿の男性と巡り合った女性の葛藤を描く恋愛ドラマ。棒演技に定評ある東出昌大が二役もこなすがなかなかの芝居で見直す。一方ヒロイン演じた唐田えりかの棒演技が際立>>続きを読む

無法松の一生(1958年製作の映画)

3.6

戦中、戦後に四度映画化された昭和の名作人情劇。舞台は明治から大正にかけての小倉。軍人の未亡人とその息子を愛し、邪な心なく見守り続けて果てた人力車夫松五郎の後半生。最後切ないことこの上なし。無学、無鉄砲>>続きを読む

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.4

人気者とクセもの演者をこれでもかと集めて描いた松子の転落一代記。専らCM演出をやってた時代から、沢口靖子、稲垣吾郎の「写るんです」やキムタクのJRAのCMなどミュージカルものの演出の腕は折り紙付きの中>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.6

呼ばれたからには行かねばならぬ、民間伝承的な得体の知れぬ恐ろしい何かが迎えにやって来る。呼ばれちゃった一家と彼らに絡む友人達のそれぞれの心の闇がなお怖いドス黒ヒューマンホラー。監督の中島哲也はやはり鬼>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

3.6

レディース&ロリータという、価値観の全く違う二人が互いを認め育んでいく、異文化交流友情模様が絶妙に面白い。対極的な二人のキャラ造形が最高で深田恭子と土屋アンナはベストキャスティング。阿部サダヲに荒川良>>続きを読む

夏時間の大人たち HAPPY-GO-LUCKY(1997年製作の映画)

3.4

冷めてるような、温かいような不思議なトーンのファミリードラマ。エピソードチョイスが上手く、大人気ない大人達と子供らしくない子供達それぞれの、恥とか面子とか世間体とか非常に日本人的でどうでもいいような事>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.7

いつか観ようと思いつつ、タランティーノの戦争ものってまたやりすぎ残酷描写多そでやだなぁと後回しにしてたが「ワンハリ」が面白かったので、思い切って観てみたら、いやこれ面白い。痛快史実捻じ曲げエンターテイ>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5

復讐の相手はかつて愛した男。アクションありの大人のラブストーリー。エグさ抑えめvol.1より断然こっちの方が好き。渋いビルがかっこいい。ユマ・サーマンとダリル・ハンナのトレーラーハウス内での決闘が細か>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.4

かつて所属していた殺し屋集団のリーダー ビルと4人の殺し屋達に結婚式のリハーサルを襲撃され、昏睡状態となった妊婦が4年後に目覚め、全てを奪ったビルと4人の殺し屋達への復讐を始めるアクションエンタメ。タ>>続きを読む

酔拳2(1994年製作の映画)

3.5

欧米におもねる悪党どもに正義の鉄拳お見舞いする「ワンチャイ」シリーズにおもねった感あるウォン・フェイホンが主人公。普段から椅子とかゴミ箱とか小物使いが多い印象はあったが、本作ではジャッキー自身が竹の棒>>続きを読む

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.3

え?これの主人公ウォン・フェイホンが「ワンチャイ」シリーズのジェット・リーになるの?放蕩息子のカンフースポ根もの。ユエン・ウーピン監督作。若き日のジャッキー・チェンの精悍な感じはカッコいいが、共演者が>>続きを読む

孫文の義士団(2009年製作の映画)

3.4

1906年、革命軍の武装蜂起のための幹部会議に出席すべく香港にやって来た孫文を、西太后が放った朝廷の暗殺団から命がけでお守りする、街の勇者たちの自己犠牲アクションエンタメ。史実にのっとって緊張感ある大>>続きを読む