1さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

乱れる(1964年製作の映画)

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設計され尽くしている、一切の無駄がない
座る位置がどんどん近づいていき、最後には隣へ

21グラム(2003年製作の映画)

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事故が起こったと見せるショットうますぎる、
人生は続くというけれど
その人が自分の人生は終わったと思えばもう終わってるんだ

真夜中の虹(1988年製作の映画)

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邦題がまず良い
早々に父親は自殺するし財布は盗まれるしその後に降りかかる出来事も悲惨なんだけれど、淡々と運命を受け入れている主人公の姿には、人生は別に悲惨なことでも歓喜あふれるものでもなく、平坦に粛々
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

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死に触れそうになった時に、普段は見過ごしている何気ない風景のなかに佇む木や花にひどく心が揺さぶられてしてしまうことがあるが、そういう感情を俯瞰的に思い出していた
なぜ俯瞰的だったのかというと、この映画
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

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同じ空間にいるけれど話しかけないということが許される心地よさ
人からもらうコーヒー、おかし、パンはおいしい
物がなくとも人が居れば

お茶漬の味(1952年製作の映画)

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女中さんが布団を敷くショットなど構図が設計され過ぎて怖さすら感じる
襖の開け具合も計算しているんだろうな
植田正治みたいな人物の配置の仕方

ブエノスアイレス 摂氏零度(1999年製作の映画)

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レスリー・チャンの目いいね
即興演技について考えたい
全カットできる勇気が欲しい
映画って引き算?

サイコ(1960年製作の映画)

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最初あのシーンから始まるのでメロドラマかと思えば…なので、当時としては画期的だったんじゃないか リズム感、台詞も良い
サングラスをかけている警察とジャネット・リーの大きな瞳の対比、疑心と焦燥の描き方、
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ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年製作の映画)

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明るい音楽がかかってるのに不穏な雰囲気なの最高だな
時空軸がバラバラなのが1つに終着していく
どんどん日常が侵食されていくのが面白い
学校のチャイム音、空の色、食卓のスープと唐揚げ

Love Letter(1995年製作の映画)

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故人を巡る映画は自分も似たような喪失感を抱く
亡くなったその人に対してもう何も言葉や感情をぶつけられない当たり前のことを改めて認識させられた
篠田昇の撮影がやっぱりめちゃくちゃ良い、図書室の光、雪景色
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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「ハンバーガーを用意して観てほしい」というDVDを貸してくれた友だちの助言に従い、マクドナルドでビッグマック買ってきて食べながら観た

タイトルバックの入りが1番どきっとした

RRR(2022年製作の映画)

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ビームと虎が雄叫びあげるところ、何で虎に張り合おうとすんねんと笑ってしまった
ダンスと歌、めちゃくちゃうまいね

白河夜船(2015年製作の映画)

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登場人物の人物像が掴みにくく、ずっとふわーっとしてる白昼夢の中みたいな映画
原作が小説ということも相まって現実味がない
おそらく安藤サクラはこの映画のなかで8割ベッドの上にいる

(1974年製作の映画)

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静的かつ詩的な映画
この映画の脚本を読んでみたい
ずっと海を眺めている気分
「話さないのもいいものだね 言葉じゃ表せないことが多いし言葉って半端だから」
イメージと思考の断片を繋ぎ合わせている感じ、強
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

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脚本の教科書らしいけど画も良い
映画の展開を予測しながら観る癖があるけどこれは予測せずにずっと観ていた
人間は無力すぎる

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

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ずっと胸が痛かったし息が詰まりそうだった、なんでこんなにグサグサ刺してくるんだ
長回しで音楽ほとんどなしだからこそ音楽が効いていたと思う、ラストと川沿いで音楽がかかる瞬間、好きだった
夏の空気感、思春
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

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消したいほどの記憶も大事だと思う
それも含めて自分だし過去はもうそのまま受け入れることしか術はない
でも忘れたいことって色々あるよな〜ぜんぶはっきり覚えてたら生きてられないよ

カメラワーク好きだった
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モロッコ(1930年製作の映画)

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こんなすぐに人間って恋に落ちることってある?お互いどこに惹かれたんだと疑問に思ったけど、そのあやふやさ・説明の出来なさも恋愛なのかも
二人とも人に対して不誠実だなと思う
それでも好きな相手に対しては不
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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同じことを考えてる人や好きな本とか映画や音楽が一緒の人をみつけると、1人であることの孤独感は薄れるからすげー嬉しくなる気持ちわかるけど、すべてが一緒の人なんていないし人は変化していくもので
それを前提
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パッチギ!(2004年製作の映画)

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人に対する弔いや好きという気持ちと国の問題は関係ないだろと思っていたけれど、自分が朝鮮と日本の関係を知らなさすぎるからそう思ったのかもな
でもやっぱり人を思う気持ちと国って関係ないと再び思う
暴力だと
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FAKE ディレクターズ・カット版(2016年製作の映画)

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ケーキと奥様が彼の心の拠り所なのだろうと思いながら観ていた

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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ラストカット北野武の目と、デヴィッド・ボウイが坂本龍一にハグする前に袖を払う仕草に泣かされた

ゆれる(2006年製作の映画)

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カメラワーク
弟がこぼした言葉に激昂した父親が弟に詰め寄ろうとする、そんな父親のこぼした酒を拭く兄、そんな兄のズボンに酒器から酒がポトポトと落ちていくショットが映される
それを弟はしっかり見ていること
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

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美しすぎてぞっとする画が多かった

「お互いが何が見えてるか分からないとしたらどうやってそれを教えあうの?」
「いい質問だ だからカメラがある 撮ってみるか」
良い台詞が多いけれど、特にこの台詞はいち
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

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余白が多くその場の匂いがしてくる映画だと思った、ゆるやかに容赦なく悪くなっていく生活の閉塞感が全体を覆っている

みていてハッとするような画が多かったし、カメラワークが良かった
バイク走行のショットが
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

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好きだから一緒にいる

自分ではどうしようもできない理不尽なことはたくさんあるけれど
それでもこの人となら、と思える人と一生過ごせたらとても幸せなことだろうな