1さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

浮き雲(1996年製作の映画)

-

もこもこの靴下に牛乳瓶を入れていること、出ていく時に肩を触ること、一緒に倒れること、ひとりではなくてみんなで立ち上がっていくこと、愛が端々にまであった

枯れ葉(2023年製作の映画)

-

労働のために生きているようになってしまって、人が理不尽に死んでいくのをラジオで聞くばかりで、静かな怒りを抱いても自分では何もできず、それでも、音楽を聴き酒を飲み煙草を吸い、日々から逃避する弱さを互いに>>続きを読む

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

-

内にいる子どもが他者の優しさによって世界という外に触れる。その優しさにすべて気がついていない。それは単純に年齢的なものがあるから、優しさに気がつくまで待って見守る
雪って行動の痕跡が見えるのがいいな、
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

-

ロングショットによる観客に対しての突き放し方と寄り添い方が交互に訪れて映画が進んでいく

息を殺して(2014年製作の映画)

-

工場に泊まり込む、サバゲー、犬が工場に迷い込んで皆で捜す、年末年始という要素が日常のなかに潜む非日常を生み出している。途中からは日常が逆転し、非日常になっていく。死んでも尚、触れることができる、あのシ>>続きを読む

トントンギコギコ 図工の時間(2004年製作の映画)

-

子供たちに対する視線が撮影の中に含まれていたのが1番良かった
美術室の光の入り方がぜいたくだなと思った、学校でしか見ることができない光の色って確実にある

牝犬(1951年製作の映画)

-

鏡を通して自分を見つめ、他者を通して自分を見つめたが、結局自己保身に走り他者ではなく自分を守った結果だと思った
もうエミを見ていない顔の表情から展開が観客側に嫌でも理解させられてしまう瞬間があった、未
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

-

怖くて何回か普通に笑ってしまった
走って行くふたりを光が追いかけてくるような画がすごすぎる どうやって撮ったの
渡辺大知のこちらを見つめてくる一瞬の表情もすごかった、朝子の過去と未来を想起させる顔をし
>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

-

傷ついたり不完全だったりも楽しみのひとつだということ、苦しみを分け合える相手

散り行く花(1919年製作の映画)

-

ずっと観たかったー授業で観れて嬉しい
有名な笑うシーンはどこも笑っていないということがわかる

2/デュオ(1997年製作の映画)

-

映画はある程度展開を予想できるし台詞も予測できる、けれど本当の現実世界では相手が何を言うのか何を行動するのか完璧な予測は不可能だということを改めて啓示している
即興だからカメラワークが時折戸惑ってブレ
>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

-

画が決まりすぎていて怖くなってしまう
エドワード・ヤンの画からは個人的にどこか死後の世界のようなものを感じる、完璧を上回ると死を連想するのか

情を捨て切るって難しいのかもしれない
なんといってもラス
>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

-

他者とは徹底的に分かり合えないし、他者によって傷つくこともある、しかし、我々は他者がいなければ生きていくことができない
ならば、どうやって他者と共に生きていくのか、そもそも他者と共に生きるということは
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

-

「とうもろこし好きだよね?」
「普通です」

帰省した時に実家が結構ガタきてるところあるなって実感することあるね 離れたからこそわかることもある、権威的に見えていた父親がただのひとつの人間だったと気付
>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

-

女性同士の友情が描かれていたところが、1番自分は好きだった

ソナチネ(1993年製作の映画)

-

音楽が良すぎる、コメディとシリアスの対比
ロングショットの使い方が上手い、花火のシーン、狙撃シーンなど

「なんかもう嫌になっちゃったよ」の後の表情

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

-

リーゼント集団ってだけでなんでこんなに面白い、犬も赤ちゃんもきちんとリーゼント

夜青くなった空をバックに車が走っていくショットがめちゃくちゃ良すぎる
流れる音楽がどれも良い、ふわっとした笑いも好き

晩春(1949年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

まず父親、笠智衆の顔が良い、優しさを持った顔つき

帰り道のシーン、二手に分かれるところでこれからの展開を暗喩している、結婚した後に一切原節子が出ないのがとても良い
完璧すぎるラストカット
ずっとしみ
>>続きを読む

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

-

コメディのような地獄のようなコメディのような地獄

めまい(1958年製作の映画)

-

この終わり方以外はありえないと思ってしまう

汚れた血(1986年製作の映画)

-

カット割と画が格好良い
色彩もバチバチにイケている
カメラワークでストーリーを語っていた

アンナが泣き出すまでの演技
行動の痕跡を見た方がその人のことを思い出すってことある

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

-

イサベル&アナ姉妹がとてもかわいい、それは容姿的な可愛さだけでない
骨のドン・ホセに目をつける時に先生が背の届かないアナのために踏み台を用意するところなど細かいところまで「子ども」を表している

子ど
>>続きを読む

夜の人々(1948年製作の映画)

-

ムルナウのサンライズでも同じこと思ったけど、他人の結婚式でかつての自分たちを重ね合わせて見てしまうのが良い

パラダイス/半島(2023年製作の映画)

-

演技が全員演劇っぽい

登場人物みんなが真英のおじいさんの家にしか居場所がなく、縋りついているようにも見えた
夕方に起きるで夕起、いい名前

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

-

薄暗い世界の中での生活の息苦しさが嫌というほど丁寧に描かれており、窒息しそうになる
この世界は変えられないし、他者も変えられない、唯一自分の意志で変えられるのは自分しかいないけれど、それも容易ではない
>>続きを読む

モダンかアナーキー(2023年製作の映画)

-

最終日なので舞台挨拶有り
監督・杉本大地さんの声と話し方が良かった

opがバチバチにイケてる、スケボーをやりたくなる
即興的に撮られているところもあった、特に家の中のシーンとか
ハナが車内で話してい
>>続きを読む