はとさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

こんなん泣くに決まってるだろー!と叫びたくなる快作。アドニスがまだまだ子供で、もがきながら成長しようとする様に胸打たれた。ロッキーとの繋がりは、やっぱり唯一無二だし、双方に影響を及ぼしていくのがこのシ>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

5.0

完璧。完璧過ぎて寂しい。
ガラスは私に刺さったままでいて、それでいいのだと思う。

フロントランナー(2018年製作の映画)

3.6

ファンスクリーニングで観賞。大いなる力には大いなる責任が伴うという言葉がぴったりの映画だった。その人物は本当に信用出来るか?国を任せるに足りるのか?その一方で政治が苛烈なショーになっていくのは本質を見>>続きを読む

ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.3

『ゴールデンスランバー』試写会。先日のファンイベントで冒頭15分だけ見せられて「続きは⁉」となっていたので一足先に観れて良かった。終わってみればこれで108分しかないの!?と驚くほどに色々詰めこまれて>>続きを読む

ギャングース(2018年製作の映画)

4.2

東京国際映画祭にて鑑賞。
めちゃくちゃ良かった……
「金がねぇ」という状態がどれほどのものか、そしてどこへもいけない閉塞感を全編を通して訴えてくる迫力。エンタメ作ではあるけれども、現代の日本で今起こっ
>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

ゴージャスなものばかり出てきて目の保養だった!煌びやかで楽しくてそうだそうだこういう服もっと着よう!と気持ちを上げてくれる映画。
シンガポールが舞台だと、普段観てるハリウッドの美術とはまた違っていて良
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

2.3

期待値高めでいったら空振り。設定もいいし、前半は面白かったのだが、後半からは動きもめちゃくちゃで一気にグダり、結末は予想通りの観客任せだった。ヒロインがずっとピンヒールで行動するのには多少無理があるよ>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

2.5

ハードルを上げ過ぎたせいか、面白いのだけどもっと面白いのかと思っていた。主演二人は勿論、中井貴一と阿部寛、小日向文世が良い。相変わらずの三谷節だけど六兵衛の話はもう少し泣きにかかってくるかと思いきやそ>>続きを読む

ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARD だから HAPPY(2004年製作の映画)

3.8

正直少し泣いてしまった。かつての約束と、今守るべきものとを天秤にかけた忠に。櫻井翔の演技がぐっと良くなったけれど、木更津キャッツアイを経たからだろうか。相手役の水川あさみのヤンキー姿が似合うこと。相変>>続きを読む

ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY(2002年製作の映画)

3.3

期待しないで見たら思ったより面白かった。堤の映画でも面白かったのは、八塩という団地内だけの規模だからなのだろう。ストーリーはありがちだけれど、タクマの父親のシーンでは急に空気が一変し、観ているこちらを>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.6

流石ディズニーだとしか言いようがない。ちょっと恋に落ちる感じは強引な気もしないでもない。ただこの話は育ての親<生みの親になってしまっている。わがままな育ての親だったけれど、さっきまで愛してる愛してる言>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.7

監督の前作に対して大変不満を持っていたためものすごく心配だったのだけれど、とてもいい出来だった。絵コンテの切り方があまり好きではなかったが…場面転換が少しわかりづらい。そして音楽に頼りすぎとも思った。>>続きを読む

ビートニク(1999年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーに俳優による朗読などが折り重なった豪華な作品。ビート文学のことを知るための基本知識はこれを見れば大方は網羅されるのではないだろうか。そこから本を読むのもよし、関連映画を観るもよし。ジョ>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

3.7

大昔に観た時はキーラ・ナイトレイのキャラクターが好きではなかったのだけれど、今観たらめちゃくちゃ好きだった…親のレールから逃れようと奮闘する格好いい人だった…へにゃへにゃしたジョニー・デップが若くてか>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

2.5

前三部作とは繋がっているところもありつつ基本的には別の話なので1つの作品として楽しめた。が、スペイン軍、いるか?と思ってしまった。ジェフリー・ラッシュ演じるバルボッサとが一番腐れ縁が強くなっていくの、>>続きを読む

星を追う子ども(2011年製作の映画)

2.8

テーマが凄く良かっただけに、世界観をまるまるジブリから持ってきたみたいになってしまってがっかり。あれをオマージュと呼ぶなら、作ったのは早過ぎる。作画さえ後半がジブリタッチになっていた。あのラストシーン>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

まろやかに仕立て上げられている。ウエストミンスター寺院でのライオネルとジョージの掛け合いが一番好き。でも特に心に来る感じというのに今ひとつ足りない気がしたのはどうしてだろう。何が足りないのか分からなく>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

-

才能に特化し過ぎて周りが見えなくなる、もしくは多大なる損をしている人のお話。怒涛のような舌戦と話運びが気持ちいい。こういう人好きなんだけど、本当に勿体無いと思えてしまう。そしてエドゥアルドがひたすらに>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.7

社本と村田の演技が良い。男の思考回路は分かりやすいのに女には感情移入も理解も出来なかった。最後の最後には子供だけが残るのかしら。でもあの娘は浅はか。生臭く凄惨だが最後の台詞がいい。見てよかった。人生初>>続きを読む

ルー・サロメ/善悪の彼岸(1977年製作の映画)

2.8

誰も彼もが狂った結末。セックスシーンがノンケもゲイも盛り沢山で辟易。エリザベートの書き方が完全に兄を取られた妹ではなく夫を取られた妻になっていた。ペーターが一番いい奴。今観たらまた何か変わるのかもしれ>>続きを読む

恋空(2007年製作の映画)

1.1

大昔に観た記憶。原作から極限までエピソード削って美嘉の物語になるようにしていた。でも原作がそもそもあまりストーリーとして面白くないので映画も同様である。食事前にグロスを塗るリアリティの欠如。演技は主要>>続きを読む

シュレック3(2007年製作の映画)

2.9

前作のテーマが「結婚」なら、今回は「子供」。パパになる不安の描き方はもう子供向けファンタジーではなく人間ドラマ。シュレックは最早主役というよりは新たな主人公格のアーサーの先輩みたいになっていた。問題だ>>続きを読む

トロン:レガシー(2010年製作の映画)

3.6

数年前に鑑賞した感想を引っ張り出す。
前作見たことないけどストーリーは分かる。映像綺麗だけど3Dじゃなくてよいかな。光の帯が美しくて、ずっと観ていたくなる。もっと戦闘・カーチェイスシーン多く、そして代
>>続きを読む

モンスターVSエイリアン(2009年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

見る前はそんなに期待していなかったが、案外楽しめた。ボブかわいいよ。スーザン以外のモンスター、特にリンクがあんまり生かせてない感じがあって残念。「危害は加えないが全滅」に違和感。結構敵が間抜け。大統領>>続きを読む

シュレック2(2004年製作の映画)

3.0

1の内容がおぼろげではあったが楽しく見れた。怪物が主人公だがストーリーは王道。おとぎ話のキャラクター達の個性が光る。ドンキーはやかましいくらいでよい。ただ、こういう作品を観る度にドリームワークスやピク>>続きを読む

シュレック(2001年製作の映画)

3.3

吹替でしか観たことない。意外と面白かったなあという印象。おとぎ話を下敷きにしたブラックジョークが光る。ドンキーがとてもいいキャラをしていたけれど、山寺宏一の力が大きい。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

1.0

こんなにオープニングでテンションが上がらなかったM:iシリーズは初めて……トム・クルーズの体を張ったアクションは凄いが、それありきになっていて物語が作用していない。人を信頼するようになったイーサンの成>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ面白かった。設定が綺麗に作用する。90分できちっと仕上げてくる気持ちよさ
を堪能した。これ以上は役者の演技が巧いことしか語れない。エミリー・ブラントと監督でもあるジョン・クラシンスキーはリ
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

4.7

タイトルから恋愛ものを想起させるが、もっと青春そのものにフォーカスしている。10代のきらめきと、地獄の中でもがきながらも生きていこうとする人たちの話だった。
一体これを愛さずにいられるとでも?オープニ
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

4.5

ちょー面白かった!しょっぱなからずーっとゲラゲラしてた。もたもたしているのもご愛嬌なのは教授たちのキャラクターあってこそ。ゆるくてトンチキでそんな無茶な!という話運びもなんだかずーっとおかしかった。>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

饒舌過ぎる劇伴に乗せて、北イタリアの日差しのようにすべてが灼きつくような6週間が流れていく。
すべてがざわめく夏の始まり、けだるげな川の流れと果実の甘さと太古から連なる彫刻のすべらかさが肌を撫で回して
>>続きを読む

スターター・フォー10(原題)(2006年製作の映画)

2.3

Blu-rayで鑑賞。
話しは普通。しかしキャスト陣が超豪華なので、若い頃の演技合戦が楽しめる。
ジェームズ・コーデンとドミニク・クーパーが仲がいいのはここからなのか、など考えても楽しい。
主人公のマ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.6

あんまりにも胸が詰まる瞬間が多すぎて、観終わった後にどっと疲れた。長いのだけれども、彼らの生きた時間の方が長くて、溜め息が出る。
喜びと怒りと哀しみと羨望と疲弊と、様々な感情に引き裂かれていく。ロラン
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

-

予告が物凄く好きで、キャストも物凄く好きで、監督の前作もそこそこ好きで、これだけ好きな要素が揃っているのに曲もストーリーも何もかもが刺さらず、全てが対岸の火事だった。勝手にしてくれ。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.9

めちゃくちゃ面白かったよーーーーー!!!!!!好きな映画『キアヌ』の脚本を書いた人だと思ってニヤニヤした。何も言いたくない、語りたくない、なんにも知らないで観てほしい。2017年に観た映画で一番恐ろし>>続きを読む