ギョメムラさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

4.4

パズルが綺麗なのでご都合主義な部分は目を瞑れたけど、無粋すぎて誰もやらなかったことをやってるだけではある

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

5.0

結婚は人生の墓場って言うけど、ならそれでも生きながらえてる人はみんなゾンビなんだと思う。それでも人間の部分を守ろうと必死になるけど、ついに完成してしまうのがモンスターペアレントなんだと思う

トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ミスターノーバディに似てるけど、規模が小さい代わりに倫理的な危うさが増してて良かった。姉に恋した自分を認めたくなくて自分に嘘ついてたのか?
今のところこの監督の映画オチが全部最高

ポテチ(2012年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

パズルみたいな話だし奇跡みたいなことばっか起きるのに人間らしくて良かった。とんでもない発見がことごとく既出なとこ切なかったのと、キリンが何の伏線でもなかったのがよかった

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ楽しい。出てくる人みんな凡人なのがよくて、それを表すちっちゃい仕掛けがスマート

A.I.(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ありがちな展開ではあるけど、ほぼゴア描写みたいなロボ破壊祭りとか相棒がセックスロボのとことか対象年齢が曖昧なところはよかった。なんで目覚めた瞬間ママの気が変わってたんだ?子役が天才

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ビジュアルとかすごい好きなんですが、犯人に特に信念がなくただ変なヤツってだけなのとサプライズがしょぼすぎるのでハマりきらず

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.4

「有り得るけど予想できない」ギリギリのラインついてきててすごい。写せないシーンの隠し方が上手、確かにああいうインテリア昔流行ったな。あの登場人物に嫌悪以外の感情を抱けるほど自分に人生経験がなかったのが>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

物語のメッセージ的にスケールの概念が存在しないのが凄かった。こういう神話系は基本苦手だけど、言葉にできるのの何が偉いんだよって言われながらこんな映像見せられたらもうひれ伏すしかない。「命を絶つ感覚がし>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

4.2

主人公がくそすぎて理解できなかったし、エイリアン親子も優しすぎて理解できなかったし、なんか両者とも何やってんのって思ってしまった。景気の良いグロは好き。

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

4.6

楽しい空間に見えても絶対抜け出さなきゃいけない場所っていうのが重層的でよかった。どう見てもキャラコントなのに笑えない苦々しさが新鮮。蒼井優の役最高

AK vs AK(2020年製作の映画)

4.3

天才的な設定なんだけどちょっと娯楽に寄りすぎて安っぽく思えてしまった。モキュメンタリーにしては編集しすぎだし。おれがこの監督と俳優を知らなかったのが1番悪いかもしれない

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

大事なシーンだけ美男美女なのもったいない。この設定でしかできない狂ったラブシーンがもっとあっただろう、、

アノマリサ(2015年製作の映画)

4.4

アニメの技術も切り抜く場面も不愉快なほどリアル。主人公の設定も皮肉が効いてる。ただこの映画が1番推したいであろうアノマリーがそんな大層な発明には思えなかった……

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.7

大学の課題で見た 学校推薦だから教材ビデオの側面が強いんだろうなと思ったら、周りの人の描き方がちゃんとドラマチック。思いやる気持ちだけで当時はなかった概念に自力でたどり着くのが感動的

ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

4.1

種明かしがいちいちしょうもない!でも小さい設定でいっぱい遊んでてよかったです。ソリッドシチュエーション系がグロに走りがちなのは使えるアイテムが少なくて体を道具にするしかなくなるからか?

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.0

悪役が志磨遼平みたいでよかったですが、基本ずっと何してんのって感じ。本当にギャングものが合わない

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.1

空気感は好きだったけど結局なんもわからんかった。

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.6

承転結が不安になるくらい起が最高だったけど、面白さのベクトル変えて最後まで走り切っててすごい。ご都合的なアレのごまかし方もチャーミングでもう楽しいから好きにしてくれと思う。そして何より暴力がクリエイテ>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.6

25年前とは思えない発明がいっぱいあって楽しかった。義体に通電するところは今まで見たアニメで1番美しかったかもしれない
声と映像が完全に分断されてるアニメは心身問題っぽい現象を再現しやすいのか

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.3

ミッドサマーもそう思ったけど、断片的な画が強いだけで2時間の映画として見ると薄味に思えてしまう。恐怖大喜利の羅列感というか、起こるよって言ったことを起こしてるだけというか。アイコンが多い分スクショやG>>続きを読む

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

4.5

めちゃ面白いけど所々引くほど安い演出だったのはなんだ?もっとバイオレンスに振って欲しかった。超能力に体への負担みたいな制限がないのが清々しくていい

LIFE!(2013年製作の映画)

4.5

要所要所ではワクワクするけどコロナ禍に見ると余計なフィルターがかかってしまうな
「危険を顧みず未知の世界へ飛び込もう!」的なメッセージって、実際はそんな危険じゃないから言えてただけなんだよな

スプライス(2008年製作の映画)

5.0

グロでも怖さでもなくキモさを頑張るの素晴らしい。かといってゴチャゴチャしすぎるわけでもなく引き算の美学を感じる。見せ方にも工夫があって、センスある人があえて悪趣味なジャンルに手を出した感じ。あの造形だ>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.4

どんな信念があってもそれをガワに出して信用してもらうのは簡単じゃなくて、結局1番大事な武器はしたたかさになるんでしょう

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.5

最初は盗撮とか覗きとかのニュアンスがあった「見る」行為がだんだん高潔になっていくのがよかった。細かい演出にも意図を感じる。ギャルのパートが綺麗すぎるとは思う

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

想像力ムキムキで素晴らしいんだけど、ラストは全部22番に託してオギャーでいい