りほこさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

りほこ

りほこ

映画(906)
ドラマ(32)
アニメ(0)

複製された男(2013年製作の映画)

2.9

"敵"という題名なのに、
邦題は上手いこと話しに絡めた題名になっているなぁ

ある1人の男は冴えなくて
彼がたまたま見た映画に、自分とそっくりさんがいる。
彼の生活はキラキラしていて、自分とは全く別の
>>続きを読む

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.6

実話を基にした物語。

どんな人にも
目と鼻と口が当たり前にあって、当たり前のように生きている。
そんな前提を、"当たり前"と考えてるからこそこの話はぐっとくる。

どんな人でも
自分と他人を比べたが
>>続きを読む

沈黙(1962年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ぼんやりしすぎてて最後まで見きれなかった、、(笑)
曖昧でよくわからない映画は個人的に好きだけど この映画は無意味?って思うシーンが多すぎた。
謎の親子と謎のヘビースモーカーの祖母?
不思議なホテルマ
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

どこか懐かしい曲盛りだくさん。
ここからクイーンファンが増えて、きっと永久不滅のバンドになる。

成功者の物語は
かっこ悪いところも人間味ある部分も
全てがかっこよく見える。
そんな単純な人間は好きじ
>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.2

スウェーデン映画。
自分の目の前にいる人は
自分とは全く別の世界で生きる
全く別の人物のはずなのに、
あなたはだれ。
だれもが持ってる「仮面」は
個性や個人になりうるのか?
親しいと思っていても、
>>続きを読む

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.6

「楽園はいつも側にある」それに気付く為に多くの犠牲を払った。
みんな多くの過去から学んで
もっと良くしたい、成長したいって生きてるはず。
でも誰もがそう、向上心があるわけじゃない。
"自分の為"に誰か
>>続きを読む

ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

4.6

"代償は誰が支払うのか?"

どこが源流なのか、問題が散乱しすぎて口で説明するに複雑なコト。
当たり前のようで、多分どこかでわかってはいる(いた)けど
結局、他人事。
他人事でもいい。どう思うかは個人
>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.6

迷子の子供の、奇跡の実話。

ある意味すごくラッキーだったけど、
恵まれた自分と
何処かで自分を探しているはずの家族を求めている自分。
もう一つの人生を生きてしまった。

里子制度は日本ではあまり知ら
>>続きを読む

(1989年製作の映画)

3.4

陽陰がはっきりしてる、綺麗な映画。

内容はさっぱり面白いと思わなかったけど、とにかく影の部分が陽を際立たせてるのが素敵だった。
ポルトガル映画は初めて観たなぁ

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.0

遠いようで身近な"死"
キリスト信者にとって崇高な"十字架"
これらで"遊ぶ"ことは懺悔に値しあってはならないこと。

子供2人で純粋に"可哀想"な気持ちで
死を手段に遊んでいること、
彼らが成長する
>>続きを読む

女を修理する男(2015年製作の映画)

4.9

ノーベル平和賞を受賞した
ムクウェゲ医師のドキュメンタリー映画。
彼は、紛争の絶えないコンゴ共和国で性被害に遭った女性(幼児女児含む)の治療をしている。

「女性は強いのか?」

性暴力は"恥知らず
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

高校生の時、ピアノ弾き語りするレディーガガをYouTubeで見てから
この歌手すごいなぁって感じた。

映画で聞く、声が迫力があってもっと凄かった。(語彙力笑)
ストーリーはちょっと話飛ぶし、
ん?
>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.1

正直言って、あんまり面白くなかったぁ、、、。頭に入りやすくて内容は分かりやすいし、感情移入も(子を持つ親なら?)しやすいのかもしれない。

ただなぁ。
かつてのトラウマと現在の少年への繋がりが最後に突
>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.4

うわぁあ
始めて高倉健と松田優作さんが
一緒に出ている作品を観た。

ブラックレインのタイトル、皮肉だなぁ。
"白人金髪の外国人"がブランドで憧れが強いのがよくわかる。
逆に日本人は"アジア人"の括り
>>続きを読む

男と女(1966年製作の映画)

3.5

フランス映画の金字塔
曲を聴いたら、ここが原点なのねと感激してしまうはず
幼い頃から刷り込まれてる、色々な常識
こんな所にも源泉があった。


カラーと白黒の使い分けも
訳ありな2人の設定も
夜のドラ
>>続きを読む

クラッシュ(2004年製作の映画)

5.0

人にはそれぞれ、歴史がある。
わたしの父は大阪出身でそのまた父は島根県出身。母は東京出身でそのまた父は大分出身。遡れば遡るほど、自分の魂はどこの土地の派生なのか、何を強く引き継いでいるのかわからなくな
>>続きを読む

コロニア(2015年製作の映画)

4.0

コロニアディクニダという、第二次世界大戦中ナチスの裏の空間。

まさに宗教的に、精神的に支配されている世界。自分が何の為にここにいるかも知らない人達。数々の異様な光景。
信じられないや
人権とかそんな
>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

とっても素敵な、恋愛映画

アパートの3階にある二人の部屋、大きな彫像がぶら下がっている。
有名な陶芸のシーン、
綺麗で可愛い二人は自然体でとってもステキだ。
他方で胡散臭い占い師。(笑)

モリーは
>>続きを読む

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

天へ登る、掌のような建物と
建物に囚われて、仕えて、出れない人。

貴族のような人々と市民の生活。みんな頭おかしいなと思いながら、冷静に観てた、、。
一つのコミュニティのみに依存してることに違和感。一
>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

4.0

数々の殺人の犯人を名乗る、ゾディアック。彼は誰なのか、何人なのか、いつからなのか
警察目線でなく、市民が限りなく警察に近く正しい情報を元に真実を探し続ける。

地味だけど、確実に惹きつけられる画と
>>続きを読む

コラテラル(2004年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます



トムクルーズはあんまり好きになれない。
彼は彼でしかないんだもん!
カリスマ性はあるんだろうけれど、
俳優としてはどうなんだろう。
私に言われたところで感はあるけどね!

コラテラル
の意味がわか
>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.8

リアルに起こり得そうなスリル

誰も悪くない、もらったギフトの持つ意味を勝手に深読みしているだけかもしれないし
そうじゃないかもしれない。

さぁて、私にはどんなギフトが届くのかしら

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とっても素敵な邦題だと思った。

ある意味冷徹で、人に無関心な彼。
目的と終わりのない破壊は
哲学的に感じたけど
私は論理的に捉えることが出来なかったなぁ。
ただ無意味なことに、意味を想像するのは好き
>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.3

大好きなお花の一つである桜から木漏れる太陽の光と、
穏やかな川辺で、美味しそうなたい焼きの匂い。

無駄な手つきの一切ない作業と
同時に無駄なカットが一切ない。
自然に、計算されたかのような綺麗な料理
>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.8

死ぬまでにしたい事は?
考える機会はある。行き当たりばったりで答えは覚えてない。

自分が病気になった時、周りの人が病気になった時、
構われるのも嫌だけど
大切にされないのはもっと嫌。
脚本家の実体験
>>続きを読む

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.1

嘘のようで本当の話。

「君のため」になんでもやってのけるの
同情でもなんでもなくて、ただ好きだから!!ユアンマクレガーが恋人のために走ってる姿が可愛い。
いつでもどこでも何度でも
愛は生まれるみたい
>>続きを読む

ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

3.3

記憶喪失の女スパイと
便乗するへっぽこ探偵

B級映画大好き!B級の中でももっとエイリアンとかが出てくるありえない設定の方が
ワクワクするけど、
これはこれで面白いの(笑)

最近レビューサボり気味だ
>>続きを読む

5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

3.3

公認の不倫関係、夫婦同士認め合って家族ぐるみで和気あいあいと付き合うというなんとも斬新なご一家。
楽しそう、でも不安と嫉妬で長くは続かなさそうな、、。

不倫しない人なんていないのかもしれないけど、
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

やっとこさ、話題の映画を観れた!
課題(視されることが多いもの)が多すぎて結局ふわふわしちゃってる。

この人種だから、貧しいから、同性愛者だから"かわいそう"って概念
そろそろなくならないのかな。
>>続きを読む

運命は踊る(2017年製作の映画)

4.7

foxtrotは、アメリカの有名な社交ダンスの一種。四角を描くようにステップを踏み、何度も同じところに戻ってくる。

自分や大切な人に不幸が起きた時、
不吉な予感を感じた時、
過去の忘れたかった記憶が
>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.0

かっこよくてキレッキレの女の子
いいね!
こういう子に限って、脆くてきゅんきゅんするという定番なやつ。韓国も日本も変わらないみたい。

PicNic(1996年製作の映画)

3.7

一言で言うなら「黒い天使が世界を終わらせてくれる。」
地獄は暑いのかな、寒いかな。
世界は終わらせられる。色々な意味で。

人は行動して、そこで得たものは何か、なにを感じたかを考えるけど
得られること
>>続きを読む

undo(1994年製作の映画)

4.7

違うジャケ写を見て、綺麗で思わず観た。

初めの5分は、この作品においてどうでもよかったり、伏線になっていたり、面白みを際立たせたりする。
この映画の初めの場面は、3つ目。
初めは1つ目のように感じる
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.4

fuck youしか聞こえてこない、この映画。
金とクスリに
ここまで素直に囚われた人も、なかなかいないだろうな。潔い。
レオ様はやっぱりかっこいいんだよなぁあ。
そして未来のジョーダン・ベルフォード
>>続きを読む

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬(2013年製作の映画)

4.0

"2度目の出会いは、心臓をひと突き"
王子様でなくても、たいがい素敵に見えちゃう瞬間だ。ラッキーなことも綺麗なことも、日常茶飯事に恋しちゃう

"シェフの特性ティラミス"
つまらない時、"特別"がつく
>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.5

なんだこれ?!
って見ている途中から気づく。そう思うけど、見続けてやっぱり最後に
なんだこれ?!
ってなるのがデビッドリンチ監督なのでは。

時間概念もモラルも無い、
彼の描く世界はなんだか不気味で信
>>続きを読む