ピョンちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

ピョンちゃん

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楢山節考(1983年製作の映画)

4.0

ただ親を山に捨てる話だと思いきや全然違う。生と死の話というより性の要素が強くて面食らった。ものすごく生々しい。

自分の祖先もこんな生活を送っていたのだろうかと思いを馳せた。

疑惑(1982年製作の映画)

4.0

桃井かおりのベストアクト。

鬼塚球磨子という稀代のキャラクターを生み出した功績は大きい。

あれは真似したくなる。

鬼畜(1978年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃな話だけどあの時代には実際にありそう。

犬や猫と同じように扱われる人の命。これぞまさに鬼畜の所業。

大竹しのぶがあまりにも初々しくて微笑ましかった。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.0

今村昌平流の『冷血』とでも呼べそうな作品。

これを観てどんな気持ちになればよいのか。ただただ茫然となった。

しかしまあすごいジャケ写だ。

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.0

つらすぎて泣いてしまう作品。

韓国なんで虐待描写も容赦なくて演技とわかっていても俳優が憎くなるレベル。

おもちゃ 虐げられる女たち(2013年製作の映画)

3.5

韓国芸能界の闇。

ドンソク兄貴が出てるので全部ワンパンでぶっ飛ばしてほしかったですが、今と違い線も細くて非力なのが悲しかったです。

バービー(2011年製作の映画)

3.5

グレタ・ガーウィグのやつではありません。

重くて酷くて最悪の映画です(内容的に)。

今はこんなことがなくなっているよう願うばかりです。

ヨコクソン(2018年製作の映画)

3.5

コクソンではなくヨコクソン。韓国時代劇ホラー。韓国ではこちらの方が有名な話なので、コクソンが出てきた時ヨコクソンのパチモン?てなったらしい。

映画としてはまあまあな感じ。

健太郎さん(2019年製作の映画)

3.5

健太郎さんの異物感。

謎の先にあるもの。

嫌な気持ちにさせてくれる良作だった。

クローゼット(2020年製作の映画)

3.5

悪魔祓い...じゃなくて悪霊退治のお話。

ハ・ジョンウとキム・ナムギルがバディ関係になっていくのがおもしろい。

そういえば『神と共に』観たことないなあ。そろそろ観るか。

メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.0

韓国の悪魔祓いもの。

あんまりおもしろくなかったかな笑。内容全く覚えていない。

ペ・ソンウは好きな俳優。

エンドレス・エクソシズム(2018年製作の映画)

3.5

遺体安置所×悪魔祓いという設定に斬新さはあった。

内容はあんまり覚えていないけど笑。

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.0

遺体安置所ホラーのベスト。

謎解き要素もあってしっかり怖い。

微動だにしないし声も発しないのがユニークでおもしろい。何気に最凶クラスの怪異なのでは。

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.0

クシシェトフ・キェシロフスキによるトリコロール3部作の最終章。

これぞまさに『偶然と想像』。人生とは残酷で奇妙で愛おしいものなのである。温かい余韻に包まれた。

気づけばどの作品も喪失と再生の話だっ
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.0

クシシェトフ・キェシロフスキによるトリコロール3部作の第2弾。

アムールの国フランスで性的不能に陥るて死を意味しそう。仕返しなのか何なのか随分と手の込んだ男の行動は解釈に悩む。雷鳴のようなストリング
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

4.0

クシシェトフ・キェシロフスキによるトリコロール3部作の第1弾。やっと観た。

喪失からの再生という好きなタイプの話。ジュリエット・ビノシュの佇まいにグッときた。フランス映画のようでちょっと違うような気
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共犯(2013年製作の映画)

3.5

一人の女子高校生の死をきっかけにつながった三人の男子高校生の物語。若い時分の孤独のつらさはよくわかるので共感できた。台湾映画は若者の心の闇や葛藤を描いた良作が多い気がする。

グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018年製作の映画)

3.5

"東ドイツのボブ・ディラン"と呼ばれたシンガーソングライター、ゲアハルト・グンダーマンの伝記映画。ディランというよりはスプリングスティーンに近い感じがした。あの時代にシュタージに協力したのは仕方のない>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.0

『孤狼の血』の元ネタ。めっちゃおもしろい。今の時代では出せない空気に圧倒される。久しぶりに『仁義なき戦い』シリーズを見返したくなった。

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

4.0

16ミリフィルムの映像と音楽、ティルダ・スウィントンによる朗読の組み合わせ。これだけで本当に時空を超えて旅をしている気になるからすごい。20億光年も経てば実際こういうことが起こるかもしれない。これは劇>>続きを読む

最愛の子(2014年製作の映画)

4.0

これは力作。よく練られた脚本と魂のこもった役者の演技に唸らされた。

エンドロール前のご本人登場映像はよくあるとして、演じた役者と交流する様子を流すのは斜め上でいかにも中国らしい。

ユー・アー・ノット・マイ・マザー(2021年製作の映画)

3.5

アイルランドにはイニシェリン島以外にもいろんな精霊がいるようです。

終始不穏な空気が漂っていて丸く収まったのか収まらなかったのかわからなくなるような余韻のある締め方はよかったです。

クリーン ある殺し屋の献身(2021年製作の映画)

3.5

主演のエイドリアン・ブロディが製作・脚本・音楽まで手掛けるという何かと気合いの入ってそうな作品。

暗くて地味だけれどやりたいことはわかるし思いは伝わる。

ジョン・ウィックの世界の片隅にこんな殺し屋
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スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.5

日本版は未見。

犯人の目がイっちゃってて怖かった。この人『非常宣言』でも犯人役だった。完全にサイコ要員なのかな笑。

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.5

うーんこれはエロい。

この匂い立つようなエロスはいかにもウォン・カーウァイ。ポルノとアートの境界ギリギリを突くみたいな。堪能しました。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

理想的な続編。勝ちパターンをつかんでる感じ。いち関西人として(どこの出身かは言わないけど解放戦線側です笑)楽しめました。飛び出し坊やにとび太という名前があるのは知らなかった。トビタトビタ連呼される度に>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

新作に向けての予習。

しょーもな笑。

まあでもおもしろい。関東の人はすごく楽しめるんだろうな。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

ナポレオンのお話。それ以上でも以下でもない感じ。

なんだか世界史の授業受けてるみたいでちょっと退屈しちゃった。

ジョゼフィーヌとの愛憎がメインになっていて普通の男としての側面が強く出ていたのは印象
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クラム(1994年製作の映画)

4.0

『ゴーストワールド』のテリー・ツワイゴフによるドキュメンタリー作品。去年突然リバイバル公開されて希少性高そうなので観に行ったのに現在はU-NEXTで配信されているもよう。アメリカの闇を一手に引き受けた>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.0

こういう「ちょうどいいアクション映画」が永遠に作られる世の中であることを望みます。しかし原題"Plane"て今後"Ship"とかフランチャイズ展開されるんでしょうか笑。

一つひとつ着実に。対物ライフ
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リアリティ(2023年製作の映画)

4.0

FBIの尋問記録を一言一句咳払いに至るまで完全再現てすごい試み。異国フィルターが掛かっているせいか違和感を覚えなかったけれどアメリカ人はどう思うんだろう。これ日本に置き換えたら絶対変に思うはず。ドキュ>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

タイトルに偽りなし。めっちゃ首の話。戦国武将以外にもフォーカスを当てる大衆的な目線はこれまでになく芸人たけしとしての側面が発揮されていた。大河ドラマでは絶対に出てこない表現の数々にはニヤリとさせられる>>続きを読む

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.5

レザーフェイスの今。まさかの1作目の続編。これはなかなかよかった。リスペクトがちゃんとあったし現代的な目配せも効いていた。逃げ場のないバス車内での殺戮が悲惨で最高。レザーフェイスは永遠なり!

テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

3.5

悪魔のいけにえシリーズは続編やらなんやらで数が多すぎて何を観ればよいかわからない。とりあえず評価の割と高い2本だけ観た。

こちらはレザーフェイス誕生秘話という前日譚的なお話。マイケル・ベイ製作だけあ
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.5

ホロコースト系実話映画の中でも最高峰に位置する作品。この映画のことを思い出す度に今でも目の奥がツーンとなる。劇場に観に行かなかったことを激しく後悔。言葉の映画だけど言葉にならない。傑作でした。