ピョンちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

ピョンちゃん

ピョンちゃん

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ひなぎく(1966年製作の映画)

4.0

大阪に新しくできたミニシアター「扇町キネマ」のオープニング特集企画にて鑑賞。まだFilmarksにはこの映画館がない!?追加してください(涙)。

「世の中が壊れているなら私たちも壊れてしまえ」の精神
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

5.0

製作30周年記念リバイバル上映にて鑑賞。企画してくださったFilmarksの中の方、ありがとうございます!

マイ・オールタイムベスト。私という人間の一部分はこの映画でできています笑。

自分の葬式で
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

4.0

ジャケ写のインパクトからどんな内容なのか気になっていた作品。想像以上に誠実な作風で好感が持てました。何があろうと常に主人公に寄り添う優しさが感じられてとてもよかったです。ギリギリのところで逡巡するリア>>続きを読む

エリザのために(2016年製作の映画)

4.0

『ヨーロッパ新世紀』が『熊は、いない』であれば前作のこちらは『君は行く先を知らない』。クリスティアン・ムンジウとパナヒ親子。国を憂えば自ずと作家性は似てくるのだろうか。切実さに胸をつかれた。

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

4.0

『福田村事件』&『熊は、いない』inルーマニア。クリスティアン・ムンジウの透徹した視線に貫かれた一作。西欧ではなく東欧からの観点は貴重。終始不穏な空気が漂い何が起きるかわからない緊張にさらされる。終盤>>続きを読む

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

4.0

承認欲求モンスター爆誕!『わたしは最悪。』の製作スタッフが手掛けた作品とのことでチラシにも書かれていましたが最悪なのはこっちですね。この底意地の悪さとシニカルさはさすが北欧。リューベン・オストルンド味>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.5

ルッキズムを否定してるようで肯定してない?

おもしろいけれど好きになれない作品。

あのハゲたオッサンとブチュ〜とキスするシーンがあれば満点付けてたのに。

無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.5

チョン・ウソンの兄さんが人権派弁護士に扮した一作。現実との馴れ合いの中で決して信念を失わない高潔な人物を体現してました。最後の展開とかリアリティうんぬんは置いといて現実もこうだったらいいのにと思わせる>>続きを読む

監視者たち(2013年製作の映画)

4.0

チョン・ウソンの兄さんが恐らく本格的な悪役に初挑戦した作品。冷酷な犯罪組織のリーダーが様になってました。ソル・ギョングとの対決も見ものです。警察内の監視専門班という設定がユニークでベテランと若手が力を>>続きを読む

スティール・レイン(2020年製作の映画)

4.0

『ハント』での活躍も記憶に新しいチョン・ウソンの兄さんが韓国大統領を演じ、アメリカ・北朝鮮のトップと共に潜水艦に拉致監禁されるという荒唐無稽なアイデアを具現化した一作。兄さん大統領似合いすぎ。こんなカ>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

4.0

『コンフィデンシャル』シリーズでの活躍も記憶に新しいユナさん出演作品。パルクールみたいなアクションとハラハラドキドキ演出を楽しめました。毒ガスの量が多すぎて『首都消失』(なつかしい)みたいになってまし>>続きを読む

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

4.0

イ先生を追え!

オリジナルは未見ですが潜入捜査ものは香港映画に一日の長がありますね。そこに韓国特有のキャラの濃さ、アクの強さが加わって極上のクライムサスペンスに仕上がってました。ラストの余韻も心に残
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V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

4.0

刑事、国情院、CIA、北の工作員

そして...

VIPという名のクサレ外道!!!

これだけ集まれば渋滞しそうなものをよくぞエンタメにまとめ上げたもんだ。

シナリオのパワーがすさまじい一作。

エターナル(2016年製作の映画)

3.5

勝手にビョンホン祭り

映画史上に残る衝撃のラスト...うーんちょっと言いすぎかなあ。なんとなく読めますしね。それでも後から振り返ってみると腑に落ちるというか各シーンがよくできていて感嘆しました。良作
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

4.0

勝手にビョンホン祭り

やさぐれ兄貴のハートウォーミングストーリー。ベタな話だけれどなんだかんだ感動してしまう。時におちゃめな顔を見せる兄貴の演技の幅広さを堪能。猛特訓したというパク・ジョンミンのピア
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

4.0

勝手にビョンホン祭り

兄貴が財閥と政治家が結託した腐敗権力と相対するお話。汚れ仕事を一手に引き受けていた上に腕まで取られて気の毒でした。権力にガツンと一撃を喰らわす映画は爽快でいいですね。権力者たち
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MASTER マスター(2016年製作の映画)

4.0

勝手にビョンホン祭り

兄貴が大物詐欺師という本格的な悪役にチャレンジした一作。ギラツキ度が半端ない。六本木とか西麻布にこういう人いそう(勝手なイメージです。行ったことすらありません)。騙し騙されの駆
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密偵(2016年製作の映画)

4.0

勝手にビョンホン祭り

ビョンホン兄貴出演作の鑑賞歴がたまってるので吐き出したいと思います。とか言いつつ今作はソン・ガンホの映画ですね。コン・ユも出てます。兄貴はちょい役。のっけからどうもすみません。
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

『甘くない人生』に続きビョンホン兄貴が再びしんどい目に遭うお話。

血と汚物に塗れていてたいへんよろしい。

チェ・ミンシクのサイコっぷりがヤバい。どうやったらあんな目ができるんだ。

巻き込まれた人
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甘い人生(2005年製作の映画)

4.0

『甘い人生』ではなく『ほろ苦い人生』。原題は"a Bittersweet Life"です。怒るよ。

ビョンホン兄貴の魅力炸裂。この頃の兄貴は無敵感ありますね。キレッキレのアクションに痺れ、哀愁を纏っ
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泣く男(2014年製作の映画)

3.5

『アジョシ』と似た話だなと思ったら脚本と監督同じ人だった。

『アジョシ』の方がインパクトあったけれど葛藤を抱えたアサシンの生き様や最後のケリの付け方はよかったかな。あと銃撃戦がリアルで迫力があった。

アジョシ(2010年製作の映画)

4.0

『レオン』と『マイ・ボディガード』と『イコライザー』を混ぜて割ると『アジョシ』のできあがり。

ウォンビンは史上最もイケメンのアサシンでは。彼になら殺されてもいいかな。

キム・セロンちゃんにアジョシ
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.0

前作のような新鮮味もこれといった見どころもなく凡庸な出来。退屈してしまった。サルマ・ハエックはノリノリで微笑ましかったけれど。みんなマザファカ言いすぎ。映画史上最もマザファカが使われたのでは。モーガン>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.5

ヒットマンにボディガードを掛け合わせるなんてひとつ間違えばカロリー過多になってしまいそうだけど軽妙なノリと笑いに主演二人の魅力でお気楽な仕上がり。アムステルダムでの追いかけっこが出色の出来栄え。そこそ>>続きを読む

マイ・ボディガード/燃える男(1987年製作の映画)

3.5

デンゼル・ワシントン主演の『マイ・ボディガード』には原作があって実は2回目の映画化で1回目がこちら。違いを比べてみるとおもしろい。舞台はなんとイタリア。マッコールさんと繋がる〜(無理やり)。キャストは>>続きを読む

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.0

『イコライザー』最新作を観る前に本作にてデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングの共演を予習。楽しみ方が広がってよかった。トニー・スコット監督作品。どうして今まで観てなかったんだろうと後悔。最後は不覚>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

マッコールさんのファンとして満足しました。

どうしてイタリアが舞台なんだろうと思ってましたがしっかり理由がありました。フィナーレを飾るのにふさわしい場所でしたね。マッコールさんの仕事ぶりがエグみを増
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

前作に比べたら小ぢんまりしちゃった印象。身内のゴタゴタに過ぎない感じ。これといった見どころに欠けたかな。

マッコールさんが老人も若者も両方助けるのはよかった。聖人みたい。「一度しか殺せないのが残念だ
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

マッコールさん。この人だけは絶対に「さん」を付けて呼びたい。本物の中の本物。プロの中のプロ。常に背筋を伸ばして最敬礼でお迎えしたい気持ちになる。

あらかじめ宣言した時間内で終わらせるとかホームセンタ
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ある女優の不在(2018年製作の映画)

4.0

ジャファル・パナヒ監督作品。

何を見せる・見せないの選択が巧みで事の重大さが浮き彫りになる演出が見事だった。彼の地での女性を取り巻く問題の深刻さがよく伝わる。パナヒ監督は女性をテーマにした作品を多く
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.0

熊はいない、でもいる、みたいな感じでしょうか。

毎度のことながら現実と虚構がないまぜになった作劇に感心させられ、イラン社会の不条理に愕然となる。

俳優パナヒの醸し出す雰囲気というか体温が絶妙にリア
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ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)

3.5

猫のかわいさに癒された。ゴロゴロ言いまくり。CGではなく実写なので工夫していることが見て取れた。ストーリーは想像していたのとは違ってちょっと驚いた。何より自由であることを重んじるフランスの文化だからな>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

ユルい。この80年代特有のユルさがなつかしい。でも意外と話はしっかりしていて群像劇としてよくできていた。熊の動きが妙に人間臭いのがツボだった。見方によっては生態系の破壊に対する警鐘が込められた映画なの>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

4.0

1980年代の韓国であり得たかもしれない話。

ポリティカルスパイアクションの新たなる傑作。緊迫感にスピード感、強度の高さがすさまじい。多くの人物が錯綜する複雑な話のため気を抜くと置いていかれそうにな
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