ピョンちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

ピョンちゃん

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悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.5

レザーフェイスの今。まさかの1作目の続編。これはなかなかよかった。リスペクトがちゃんとあったし現代的な目配せも効いていた。逃げ場のないバス車内での殺戮が悲惨で最高。レザーフェイスは永遠なり!

テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

3.5

悪魔のいけにえシリーズは続編やらなんやらで数が多すぎて何を観ればよいかわからない。とりあえず評価の割と高い2本だけ観た。

こちらはレザーフェイス誕生秘話という前日譚的なお話。マイケル・ベイ製作だけあ
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.5

ホロコースト系実話映画の中でも最高峰に位置する作品。この映画のことを思い出す度に今でも目の奥がツーンとなる。劇場に観に行かなかったことを激しく後悔。言葉の映画だけど言葉にならない。傑作でした。

ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

4.0

ホロコースト系実話映画の中でも「偽札作り」というセンセーショナルな題材を扱った一作。

生きるためとはいえ犯罪に加担し持てる技術を最大限に発揮しないといけないなんて精神やられるに決まってる。しんどい話
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ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.5

よくわからないけれどケーブルを敷設することに意味があったのかな。無線ではダメなのかと思ってしまった。

やったぜハッピー!とはならない終わり方に好感持てました。

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

こういう気楽に観れるアクションアドベンチャーは何年かに一回ぐらいの頻度で作られてほしいものです。あの船が雑に扱われるのは見てられませんでしたが笑。

フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

4.0

ショーン・ペンにとっては初の監督&主演に娘(ちょっとだけ息子)と共演と、何かと転機になってそうな作品。ああいう親父はアメリカに掃いて捨てるほどいそう。もう終わってるのに絶対に負けを認めないみたいな。身>>続きを読む

そしてバーバラはアランと出会った(2022年製作の映画)

3.5

90年代のイギリスで巻き起こった障害者によるムーブメント。こんな話があったなんて知らなかった。「慈善はいらない、ほしいのは選択肢と権利だ」と法律の制定・社会の変革を要求する。ものすごいパワー。24時間>>続きを読む

ザ・ビーチ(2020年製作の映画)

3.5

あの海岸に打ち上げられた生物に身体を侵食されて『遊星からの物体X』ばりのグロキモクリーチャーが拝めるのかとワクワクしていたらそういう展開にならず。低スコアなのはその辺が関係してそう。足の指からなんか引>>続きを読む

ミック・テイラー 史上最強の追跡者(2013年製作の映画)

3.5

オーストラリアにはマジでこんなオッサンいそうだなと思ったら実話ベースで納得。怖くて行けなくなる。

過剰に煽り立てるようなジャケ写がいい感じ。珍しいパターン笑。

渇きと偽り(2020年製作の映画)

4.0

非常によくできたクライムサスペンス。

ヒリヒリするような緊張感に晒されっぱなし。

最後の最後まで何がどう転ぶのかわからなくて見応えがあった。

ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

3.5

伝統芸能のあり方とは何なのだろうと考えてしまった。

いつかジョージアに行って間近であの舞を観てみたい。

スクールガールズ(2020年製作の映画)

3.5

思春期のリアル。

他人が経験したことでも自分ごとのように感じられるのはそれだけ真に迫っているからなんだろう。

最初と最後がつながる映画はいい映画。

(2023年製作の映画)

3.5

この題材への挑戦や問題提起の姿勢は買うが作品の出来としては微妙。石井裕也の近年の映画は微妙なものばかりなので不安的中。宮沢りえ・オダギリジョーのエピソードが響いてこない。あの事件にこんな話を合わせてよ>>続きを読む

ワイルド・ロード(2022年製作の映画)

3.5

ジャケ写とタイトルの印象からは随分異なる映画。派手なアクションはありません。ほぼバス車内で展開される話なのでむしろ地味。それでもバスによる逃亡劇は斬新さを感じた。ケヴィン・ベーコンがいいアクセント。ウ>>続きを読む

ソウォン 願い(2013年製作の映画)

3.5

こんな話嘘であってほしい。

本音を言うと「わざわざ映画にしなくてもいいのに」と思ってしまった。

ジミー、野を駆ける伝説(2014年製作の映画)

3.5

アイルランドで唯一国外追放となった人のお話。

めちゃくちゃな理由で追放されてて国家の持つ力の恐ろしさを知る。

ケン・ローチ作品の中ではケン・ローチ成分強め。

感染家族(2018年製作の映画)

3.0

ゾンビコメディとしては切り口に新しさを感じたけれどあまり楽しめなかった。都合のよさが気になってしまったかな。そういうのを上回る何かがほしかった。

キャベツにケチャップはないわ笑。

ツォツィ(2005年製作の映画)

4.0

胸締め付けられた。

赤ん坊は尊い。

2005年の作品なのでかれこれ20年近く経つけどヨハネスブルグの現状は変わっていないのだろうか。

夜を越える旅(2021年製作の映画)

3.5

何もかもはっきりしない。

夢と現を行き来する不思議な体験。

魂を吸い取られるかのよう。

夜を走る(2021年製作の映画)

3.5

リアルよりのクライムサスペンスかと思いきや宇野祥平が出てきてから一気にヘンな方向に行くので笑った。これはこれでアリだけどこれでいいのかという気にもなる。言いたいことがあるようでやはりないような煙に巻か>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

4.0

合わない人は全然合わないだろうし、合う人はドハマりしそうなほど合う、そんな映画。自分はもちろん後者!バイブスっていうのかな(使い慣れない言葉なので恥ずかしい笑)、ドンピシャでしたね。理屈ではなく感性で>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

4.0

ひょっとしてジョン・ル・カレばりの硬派なスパイサスペンスに向かうのかと思いきや、ガクンとギヤ上げて突っ走るのはいつもどおりといえばいつもどおりだけど、なんだかんだおもしろいのでよい。とにかくまあアレが>>続きを読む

隣の影(2017年製作の映画)

3.5

『理想郷』を観て思い出した作品。

隣人トラブルinアイスランド。

いや猫だけはやめて...からのあのオチ。

ゲンナリしたい気分の時におすすめ。

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.5

『苦い涙』『理想郷』と近年とみに活躍著しいドゥニ・メノーシェ出演作品。

てっきりジュリアン少年の心境を綴った繊細なヒューマンドラマかと思ってたら全然違った。

とにもかくにもドゥニ・メノーシェがめち
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理想郷(2022年製作の映画)

4.0

窒息するかと思うほどの息苦しい映画体験。

圧巻なのは転調してからの後半。あの展開には唸った。

何度も「ティタン(犬)、仕事しろ!」て思ったけど、そうか彼だけは分け隔てなくみんなのことが好きなんだよ
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デシベル(2022年製作の映画)

3.5

潜水艦と爆弾テロを組み合わせた作劇は斬新さがあった。一定デシベルを超えると残り時間が半減するという爆弾の設定もスリリング。ただ全体的にちょっと都合のよさや無理矢理感が気になってしまったかな。話し合いで>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.0

性的指向とフェチを同様に扱っている(ように思える)ことに戸惑い、そこへ個人のトラウマや心の問題が絡んでくるので大丈夫かなと心配になったけれど、"普通"でないことに苦しむ人たちの話だとわかってからはスッ>>続きを読む

テリファイド(2017年製作の映画)

3.5

アマプラ100円レンタルセールにて鑑賞。

前から観たかったのでありがたい。意外とあっさり。もっとグロくてキモいのかと思ってた。死んだ子どもがしれっと食卓に座ってるのはシュールでよかった。

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

3.5

アマプラ100円レンタルセールにて鑑賞。

スコセッシは今も昔も何かの間で板挟みになって苦しむ男を描いてきたんですね。

絵に描いたようなコテコテのロクデナシを演じたデ・ニーロがまぶしい。

スキン・アンド・ボーン(2022年製作の映画)

3.5

ブリリア短編ホラー。

これは良作。不気味で不条理で生理的に気持ち悪くて動物が絡むところはロバート・エガースの『ウィッチ』みたい。意味不明なようでなんとなく伝わる。アマンダ・セイフライド製作・主演なの
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シェアハウス(2022年製作の映画)

3.0

ブリリア短編ホラー。

白黒でセリフがないので往年の無声映画のような雰囲気があった。

ボケーっと観てたらいつのまにか終わってた笑。

安置所に幽霊は出ない(2022年製作の映画)

3.5

ブリリアのホラー短編。

遺体安置所のインターンが主人公。てゆうかホラーじゃなくて普通にいい話で肩透かし。これはこれでよかったけど。

アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.5

ハイスミスのドキュメンタリーを観るにあたって予習。リプリーを演じたデニス・ホッパーに惹き込まれる。つかみどころがなくて何を考えているのかわからない不思議な人物。テープに声吹き込んだりカメラで自撮りした>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

4.0

名作のリメイク。これはこれでよかった。リプリーの同性愛要素や終わり方などおそらくこちらの方が原作に近いのだろう。一旦足を踏み外した者は元には戻れない、無間地獄を彷徨うしかないのだという苦い味わいが沁み>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

不朽の名作。ハイスミス原作といえばやはりこれ。白日の下に晒され続ける犯罪劇が鮮烈。太陽がいっぱいってよく考えたら変な日本語だけど今作にはピッタリ。ハイスミス自身は改変されたラストに不満だったとのことで>>続きを読む