コスタリカさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ワイルドカード(2014年製作の映画)

4.3

ハードボイルドの中で描かれている男の弱々しさ。いつものステイサムらしさは控えめだが、とにかく渋い。男らしさをふりまく悪役と、自分の弱さに苦しむニックの対比が面白い。控えめとはいえ暴れるタイミングになれ>>続きを読む

アナコンダvs. 殺人クロコダイル(2015年製作の映画)

3.5

どうやらレイクプラシッドシリーズらしい。終始ゆるいタッチで物語が進むが、車の鍵を忘れてしまい、ワニに取り囲まれるシチュエーションは普通に怖い。
CGの安さが目の保養

愛してる!(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「コワすぎ!」の延長線として観たが、完全に面食らってしまった。ホラー畑の監督が、他者への理解を描いた清々しい青春映画を撮るとは。もちろんロマンポルノなので、エロいシーンはとても多い。だけど、不自然なこ>>続きを読む

援助交際撲滅運動(2001年製作の映画)

3.4

遠藤憲一の振り切った怪演が面白い。山本英夫原作らしい露悪的な描写が盛りだくさんだが、案外不愉快にならない。遠藤憲一と対照的にまだ演技が拙い山口祥行がまた良い。

福山市長に1日密着してみた(2022年製作の映画)

3.6

ちょっとマイルドになっただけで、大迫さんのキャラクターがほぼ工藤D。短編なので大きな展開はないが、結構意外な一捻りが荒唐無稽さを極めてて良かった。

殺人ワークショップ(2012年製作の映画)

3.6

他の白石作品と比べるとやや肩透かし。ただ相変わらず、興味をそそられるインパクトの強い設定は面白い。主人公の彼氏のDV演技が上手すぎてちゃんと厭な気持ちになった。

ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.5

どちらにしろ気持ち悪いことには変わりはないが、不快な描写は控えめでキモいところははっきりと映されない。「ごめんよぉ〜」でお馴染みの北村さんがいい演技してるね。不快なだけで面白さは無いっす。

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.9

ワンカット"風"の映像が自然で綺麗!他の白石作品よりも圧倒的にライトなので、2時間の長尺でも胃もたれしない。正直終盤の宗教団体への殴り込みは、同じところを行ったり来たりしているので冗長に感じた。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.2

先に「オカルト」を観ておけば良かった...とはいえコワすぎの集大成として面白い。今までは都市伝説ホラーのエッセンスとして機能していた荒唐無稽さが、前面に押し出されている。「ノロイ」の小林さんが出てきた>>続きを読む

サイクロンZ(1988年製作の映画)

4.3

アクションが良いのはもちろんのこと、トレンディドラマとしても面白い。両者邪魔しない程度の尺配分でバランスが良い。ユンピョウの跳躍力すげえ!

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

怖くなくなりがちな2シリーズの良いとこだけ抽出してしっかり怖くなっているのが好印象。最強の霊能力者やウヨウヨ動く髪の毛などの、自分の十八番をちゃっかり入れ込む白石監督が愛おしい。呪いのビデオがネット上>>続きを読む

SHARK ONGAESHI〜シャーク・恩返し〜(2021年製作の映画)

3.2

サイケな映像と超ハイテンポな内容で、右から左へ全て流れていった。
なんだこれ???

ファイナル・デッドブリッジ(2011年製作の映画)

3.7

飽きつつも結局最後まで楽しんでしまう。やっぱり小気味良く人が死んでいくのは面白いからね。最初から最後まで追ってきた人へのご褒美かのようなクライマックスには感動した。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これまでの伏線を全て綺麗に回収していく構成力の巧さ。工藤の物語としては今作で全て終わるが、最終章ではどうなるのだろうか。

ハンテッド(2003年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

地味ながらもストレートで渋い。アクション映画ではあるが、派手さはなくリアルであることで迫力を演出していて、緊張感で満ち満ちている。決着がついてからさらっと終わってしまうが、エンドロールの余韻が良い..>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.5

エヴァ・破って呼ばれてるやつ。一番常識人の市川さんが狂ってしまうのはちょっと怖い。お祓いシーンの編集力はすごいが、ちょっと冗長に感じる。

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

広島死闘篇のような派手さはないが、一つの対立が徐々に波及していくドミノ倒しのような面白さ。一貫して描いている若者の悲劇が、前作以上に強く強調されていて、それが次回への期待を高めるような作りになっている>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.8

モンスターパニック映画として最適なパワーアップ。SF要素は好きじゃないが、前作以上にステイサムとメグが大暴れしてくれるのでかなり満足、むしろちょっと疲労を感じるぐらい。ステイサムとタコの絡みが少なかっ>>続きを読む

ファイナル・デッドサーキット 3D(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

3D効果を演出したいがための過度な流血表現や過剰なCGに違和感を感じる。歴代でテンポが良いためいつも以上に観やすくてありがたい。痛々しい表現が過去3作含めて一番多く、特に肛門から内蔵が引きずり出される>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

POVの一つの到達点なんじゃないか。都市伝説でタイムスリップ物を撮る斬新さ。お得意のワンカット風カメラワークをやりつつ並行して昼夜の変化を描く技術力の高さよ。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.7

ついにくるとこまで来たな。河童捕まえる話でこんな少年漫画のような激アツなものを観れるとは、思いもしなかった。河童の復讐のために、陰陽道を学ぶ農家ってキャラ付けがいかにもコワすぎらしくて良い。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.7

刑事ドラマではあるけど、その手のジャンルの定石をあえて無視してギャグにするスタイルが面白い。たけしさんはもちろん、白竜さん演じる朴訥とした殺人鬼の色気がすごい。

エッジ・オブ・トゥモロー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パワードスーツの話はあまり本編に関わってこない。序盤はルイス・ファンの就活話で、後半からダイハード的高層ビルアクション。続編も視野に入れて制作されたことがオチでなんとなくわかるけど、多分無理だろうな。

ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.7

やっていることは同じだが、3作も続くと洗礼されてきてテンポが良く、フリオチもしっかりしてきて前作、前前作よりも楽しい。ただ、人が死ぬだけでそれ以上もそれ以下もないので流石に飽きてくる。

ホステル(2005年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

想像していたより拷問時間は短かったが、気持ちの悪い造形はすごい。拷問モノはあまりストーリーが動かないので、90分でも結構長く感じる。ただ胸糞悪いだけじゃなくて、ちゃんと溜飲の下がる展開になっているので>>続きを読む

ハード・ソルジャー 炎の奪還(2012年製作の映画)

3.6

不憫なヴァンダムが面白い。ヴァンダムに降りかかる出来事全てが不幸なのだが、なんとか解決しようと頑張る姿が健気で可愛い。オープニング以外のアクションは微妙。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ピクピク小刻みに揺れる幽霊面白すぎるよ。幽霊よりも怖いパワハラ野郎の工藤に若干引きつつ、「光が見えたときにイクと気持ちがいい」みたいなどうしよもない話に爆笑した。

プロジェクトX トラクション(2023年製作の映画)

3.5

楽しい!ただ楽しいだけ!過激じゃないフューリーロードって感じ。機敏なジャッキー・チェンと大味な動きのジョン・シナの対比が面白い。いくらでも続編が作れそうだからどんどん量産してほしい。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

後続の作品に比べてると、まだホラー然としてて怖い。口裂け女がアパートにのそっと現れるところなんて鳥肌もの。口裂け女を車で轢く、バットを持って追いかける、など馬鹿馬鹿しいが、白石監督の持ち味である怪異の>>続きを読む

ヒットマン:ザ・バトルフィールド(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

これがネクロストームか...便器の蓋で頭部を潰す、バスタブで首を過剰に刺して血の海を作る、ショットガンで背中が捲れる。例を挙げればキリがないが、ゴアのレパートリーが尋常じゃない。編集の粗か死体の断面が>>続きを読む

ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録(2012年製作の映画)

4.5

ヴァンダムユニソルで一番。過剰なグロテスクさがアドキンス演じる主人公の覚醒と、狂った執念に説得力を持たせている。中盤までユニソルらしい見せ場はないが、覚醒してからのアドキンスの大立ち回りが面白い。

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.6

中盤の長回しアクションがピーク。序盤のテンポの良さが裏目に出て、終盤でかなり尻すぼみ。シンプルなストーリーのわりには長く中盤以降はちょっと惰性で観ちゃった。少年とタイラーの丁寧な積み重ねは好き。

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

忌怪島とは比べ物にならないぐらい怖いし、おどろおどろしい。アイドル映画的な要素はあれど基本的には相当キツい不条理ホラー。怪異の招待を知って更に怖くなることってあるんだ。

邪願霊(1988年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

流石Jホラーの始祖とだけあって、堅実に怪異を描いて寄り道なくストレート。ミュージックビデオ撮影時のトラブルは、"とんでもないことが起こってしまった"感が怖い。本編終了後に差し込まれてる水野晴郎の語り必>>続きを読む

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.9

事故の予知夢を見てから、もう一度その現場を再現するので序盤こそかったるい。だけど死の連鎖に早々と気づいて行動するので、前作のようなストーリーの停滞がなくてみやすい。悪趣味なオチも鑑賞後に引きずらない程>>続きを読む