Ktoさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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交渉人(1998年製作の映画)

3.7

最高に楽しい映画。
犯人vs交渉人ではなく、交渉人vs交渉人という二人のプロフェッショナルによる頭脳戦ところがこの映画の設定の面白さ。
全身から熱が溢れ返るほどの迫真のサミュエルLジャクソンと対照的に
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カップルズ(1996年製作の映画)

3.3

若者の危うさ、エネルギー、空虚、退廃を夜の香港独特の気怠い空気が包み込む。彩度高めでありながら糖度は抑えられているような映像で観ていて気持ち良い。主題はどこなの??って聞きたくなってしまうくらい皆それ>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.4

映像がカッコ良くテンポが良い。序盤からぐっと引き込まれた。
思い返してみるとなるほど分かりやすい伏線も多くてもう一度観ても楽しめそうだと思った。ただ、あくまでその仕掛けは映画を現実社会の次元に落とし込
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.0

なにが起きてるのかあまり掴めないまま最後までノンストップで過ぎていく…135分の長さも全く退屈しないどころか知りたい知りたいの一心で見てたらむしろ短く感じた。映像のカッコ良さ、音楽のカッコ良さがとにか>>続きを読む

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

1.5

不快な映画…
ファニーゲームに似た不条理な不快感を感じたけど、そこまでプロットや動機に美学も感じなければどこかで納得のいく背景が見せられるわけでもなく…
エンドロールだけ少し粋だったかな…

デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

3.9

律儀な伏線の回収もそれぞれのイベントの結末もほとんど見せない。物語の方向性も展開も一定ではない。
その代わりにメッセージがとても強い。合間に挟まれるバード先生の言葉が重く心にのしかかってくる。まるで伝
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.8

結末怖すぎ…。
展開が早くて退屈な場面がほとんどない。

サスペンス映画のクラシックだと思って油断して観てたら、テンポがかなり良くミステリとしてのツボもガンガン決まっていたのでとても面白かった。

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草原の実験(2014年製作の映画)

3.8

言葉による思考が一切排除された夢のような映像美と音の表情にうっとりしていたところに…

セリフの無い映画の中でこんなに大きな落差を生み出せるなんて…最後はビックリした

盲獣(1969年製作の映画)

3.4

とにかくマッサージ師のアトリエが凄い。江戸川乱歩の描く異常性癖者達の中でも映像化するとヤバさが映えるタイプの変態であった。

前半、イントロ部分は映像化の強みを活かせていたように感じてとても良かったけ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.8

フィルム、音楽からもう最高だ…。監督プログレ好きなのかな。

大筋もシンプルで分かりやすいし、細かいやりとりも笑える。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.2

ベルリン 天使の詩 観た。
4AD所属のアーティストの様なゴシックで幽玄な世界、モノクロとカラーの美しい対比、文学的な内容。Deadcandanceが好きな人だったらツボだと思う。ツボだった。
とにか
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

4.3

ディナーラッシュめちゃめちゃ良かった。鬼級にスタイリッシュなシェフ,ホールスタッフ,ギャング,刑事,アーティストetc...カッコいい…。young holt unlimitedが流れる瞬間のエクスタ>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.0

プロットよくよく考え直したら見事だった…この映画観た人は100%云う常套句だと思うけど、もう一回観たい…。

ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.2

ペネロペクルス目当てで観た…。
すごく面白い話ってわけでもなく、監督らしい絵の綺麗さを全面に押し出すわけでもなく、少し振り切れない感じがしてもどかしかった。かってに期待値を高めてしまっていたのでますま
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吉原炎上(1987年製作の映画)

4.7

明治時代の花魁の世界を味わいたいと思って観てみたら女社会の厳しいところとか娼婦の汚いところがかなりエネルギッシュに描かれていて綺麗なシーンばかりではなかったけど、だからこそ最後の炎上で吉原という社会の>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.9

ハビエルバルデム怖い…のに魅力的…。
映像が綺麗で俳優がカッコ良い。徹底的に不条理を描いた映画だなぁと思った。

あいつがあんなとこで死ぬなんて、いままであんなことしまくってたあいつがあんなタイミング
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ラ・ピラート(1984年製作の映画)

4.1

正直、なんの話なんだ、なんでこうなるんだ、こいつ何者なんだ、なんでこんなにコロコロ気持ちが変わるんだ…の連続で話にはついていけなかった。

それでも、いやむしろ、それ故に、カットの綺麗さと女優の美しさ
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.9

ガイリッチー節炸裂
lock,stock...とつくりはほとんど同じ、毛並みをすこしだけ厚くして見心地を良くしてよりキャッチーな雰囲気にした感じといえば良いかな。
だからlock,stock…のような
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

あ〜カッコ良い。
クリストファーノーラン監督らしい映像だった。インターステラー、インセプションとは設定は違えど超現実を現実の質感に落とし込む技はどれも凄い、今回はマジックの世界でそれを体験できた。
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.5

ラッセルクロウもケヴィンスペイシーも超カッこ良い。
小説を原作としてるだけあってみんなのキャラも背景も厚い。こんなあって大丈夫かって量の伏線も綺麗に回収してて140分の映画とは思えないくらい話が厚い。
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スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

4.8

この前行ってたバルセロナの街がしっかり映されててまた行きたくなった…。良い街やなぁ…。

てのもあるけど、クラピッシュ監督が得意とする「極普通の人達の何気ないやり取りをユーモラスで暖かい目線で描く」っ
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.8

それぞれのグループ(なんてまとめ方は粋じゃないけども…)が個性的で面白い。そしてかなりスタイリッシュなフィルム、ファッション、音楽、そしてイケメン揃い。
テンポも良くて超楽しい。

オルランド(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

英文学の映画化、不老不死の身となり何世紀も生き続ける途中、男性から女性へと性が転換するオルランドの不思議な物語。

時代を表しているセットや衣装が半端なく豪華で綺麗。見事な世界観の演出だった。
彼女以
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.8

タランティーノ作といえばこれよね、、な要素がたくさん。格好良い会話と荒々しい暴力とストーリーの見せ方と…。

黄色い文字のロール、豪快でスタイリッシュな劇中音楽のセンスはこの頃から抜群だった…。

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

4.7

チェコのロリータ映画の有名作
カルト色、芸術色が強いためストーリーよりもその絵画的な構図やフィルムの色合い、少女の美しさと黒マントの大人の闇のコントラストなどに魅了される映像体験