MiYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 133ページ目

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男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981年製作の映画)

4.0

27作目。マドンナは松坂慶子。本作の魅力は美しく明るく気立てのよいおふみさんの存在によるところが大きい。寅さんと再会したときにキャッキャッとはしゃぐ様子や、とらやで機転を利かせて接客する様子など、もう>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

2.5

戦争で全てを失った少女の心に寄り添おうとした健気な男の子と、子どもの最善の利益を考えない大人たち。その残酷な対称性が印象に残る映画。名作たる所以は理解できます。

ただ自分がこの映画を見て思い出し
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トロン(1982年製作の映画)

3.0

先にみた続編はイマイチでしたが、このオリジナルはなかなか味のある作品でした。いまみればアナログなビジュアルはクールだし、フライングディスクで戦ったかと思えば、バイクのレースになったりと、テレビゲームの>>続きを読む

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.3

原作は未読。横山秀夫の小説を読み漁った時期があったのですがで、組織の中で板挟みの苦悩を味わう男たちというのは、横山秀夫作品ではお馴染み。本作の主な舞台は警察の広報室で、これまた彼の十八番。ああ、これが>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.0

過去と現在の事件の真相が明らかにされる後編。それなりにカタルシスはありますが、気になるところがいくつかあるのです。やはり決定的に苦しいのが、誘拐事件の被害者の父親が警察の手を借りずに犯人を捜し出すとこ>>続きを読む

故郷(1972年製作の映画)

2.5

前作の「家族」とはキャストは同じなのに全然ストーリーがつながってないのですな。前作で死んだはずの笠智衆が冒頭で出てきてビックリしてしまった。

ストーリーはとても単純で、砂利運搬船で生計を立ててい
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007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

3.0

ボンドガールがボンドの相棒として最初から最後まで行動をするというパターンは珍しい。しかもボンドが自分の恋人を殺したと知り、「任務が終わったら殺す」とドロドロしたことを言い出すというのも新鮮。

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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.0

職を失ったカリスマシェフがフードトラックで再起するというストーリーはなかなかユニーク。キューバ・サンドも凄く美味しそう。

しかしながら、ちょっとストーリーがストレートすぎやしないかと。フードトラック
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ワーテルロー(1969年製作の映画)

4.0

なるほど、これはヨーロッパ版の「関ヶ原」か(ほんとは逆だけど)。剣やライフルでの接近戦あり、騎馬隊の戦いもありと、17世紀の戦争の様子がよくわかって興味深いです。プロイセン軍を仏軍のグルーシーが深追い>>続きを読む

家族(1970年製作の映画)

2.8

昭和30年代の高度成長期の日本の様子が描かれていますが、生活が苦しく北海道へ開拓のために移住する家族の姿には、この時代の影の部分が見えるようです。0歳の子どもが亡くなるシーンはちょっと辛すぎたな。

グレートウォール(2016年製作の映画)

3.0

「万里の長城」というモチーフはどうでもよいと言ってもよく、中国人が異国の助っ人と一緒にモンスターと戦うというだけのファンタジー。モンスターのあまりの夥しさで連想するのは「スターシップ・トゥルーパーズ」>>続きを読む

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

2.5

「アメリカン・グラフィティ」のようなありがちな青春映画に見えますが、ここで描かれるのは上級生の理不尽なパワハラに耐える下級生たちの憤懣。独自性はあるとは思います。ただ、いまひとつわかりやすいカタルシス>>続きを読む

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

3.5

チャドウィック・ボーズマンのなりきり演技は素晴らしく、JBが優れた歌手であるだけでなく、総合的なエンターテイナーとして破格な存在だったことがよくわかります。ただ破天荒なミュージシャンの伝記映画には何の>>続きを読む

硝子の塔(1993年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「氷の微笑」の直後のシャロン・ストーンなので、まぁとにかくお美しい。脱ぎっぷりは物足りないですけれど、シャロン・ストーン観賞用としての価値は高いです。

サスペンスとしてはどうなんだろう。ウィリア
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バラバ(1962年製作の映画)

3.3

「プレミアムシネマ」にて。キリストの身代わりになって生き延びるハメになった男という設定が実に興味深い。イエス・キリストの時代のサイドストーリーというところでは「ベン・ハー」に通じるところもあり。>>続きを読む

背徳の囁き(1989年製作の映画)

2.5

リチャード・ギアの悪徳刑事ぶりには何の違和感もなし。口封じのため仲間を殺す、敵対者の女を抱くとか朝飯前。ただ基本的にリチャード・ギアは「善人面」なので、なんとなく裏がありそうにも思えたのですが、ストー>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.0

とりあえずケイト・ブランシェットとルーニー・マーラのレズビアン・カップルというインパクトはすごい(セックスシーンも美しかった)。ただ同性愛がタブーとされていた時代に、燃え上がる恋の炎も鎮めざるざるを得>>続きを読む

ザ・チェンジアップ/チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?(2011年製作の映画)

2.5

「人格の入れ替わり」はコメディの鉄板設定で、もちろん面白いところもあります(下ネタがどぎつい!)。ただ、こういう設定って男女とか年齢差とかギャップが大きいほど面白いのですが、親友のおっさん同士が入れ替>>続きを読む

007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

3.3

「スターウォーズが大ヒットしたから」という理由で、ジェームズ・ボンドが宇宙に行くというトンデモ設定が笑えます。そういや「燃えよドラゴン」のヒットを受けて「黄金銃を持つ男」でカンフーアクションを取り入れ>>続きを読む

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)

4.0

文芸大作の名にふさわしい3時間20分。ひとくちにロシア革命と言っても、王政派からの反動があったり、共産主義者による粛清もあったりと、情勢は複雑。体制の犬になる者、スパイになる者、革命に関わる様々な人物>>続きを読む

荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて(2014年製作の映画)

3.3

よりによって開拓時代の西部に生まれてきたヘタレ男。面白い設定ではあります。「テッド」のセス・マクファーレンは俳優として魅力があるかというとビミョーですが、「テッド」を彷彿とする過激なジョークを畳みかけ>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

3.0

むかし見たときは、まだ無名だった金城武がいきなり日本語を話し出すシーンにびっくりしたものです。このつかみどころのない人物とストーリーとは、決して好みではないのですが、久しぶりに見てみると、思ったほど悪>>続きを読む

悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)

3.0

横溝正史の映画の中では「犬神家の一族」「悪魔の手毬歌」「八墓村」といった傑作に比べると、やはり一段落ちるという印象。ミステリーとしては、密室殺人のトリックも悪くはなく、犯人像や動機の部分では良くできて>>続きを読む

サボタージュ(2014年製作の映画)

3.3

シュワルツェネッガーの俳優本格復帰後の主演作は割合充実しており(「ラストスタンド」「大脱出」など)、共通しているのは脚本がしっかりしているところで、本作もまたしかり。

麻薬対策チームのメンバーが
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ゴールデン・チャイルド(1986年製作の映画)

2.0

エディ・マーフィーの作品としては珍しい伝奇ファンタジー(?)。この頃のエディ・マーフィーは飛ぶ鳥を落とす勢いだったわけですが、本作は彼の持ち味が十分に生きたとは思えないなぁ。空港で出まかせ並べるシーン>>続きを読む

ミルドレッド・ピアース(1945年製作の映画)

3.8

まず殺人の容疑で捕まった主人公(ジョーン・クロフォード)が過去を回想するという語り口からして魅力あり。ミステリーとして最後に明かされる真相はそんな意外なものではないですが、離婚を決意した主人公が男たち>>続きを読む

隣のリッチマン(2004年製作の映画)

1.5

ベン・スティラーとジャック・ブラックの組み合わせが珍しいなぁと思ってみたら、全然化学反応なんて起きなくて、つまんなかったなぁ(ジャック・ブラックの面白さはコンビでは発揮されないよう)。見下していた友人>>続きを読む

遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)

3.0

いわゆる「民子3部作」の最終作。やはりストーリーのつながりはなし。井川比佐志も笠智衆も登場せず。子役で吉岡秀隆が出演してますが、実は「北の国から」「男はつらいよ」よりも前だったのですね。

本作は
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007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

3.0

かなりアクション重視の内容で、カーチェイスあり、空中、海中のアクションありと、テンポよく進んでいきます。そのかわり、印象に残るものがなく、なんとも薄味です。

やはり、改造兵器などのガジェットがな
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幸せの始まりは(2010年製作の映画)

2.5

人生の最悪のときに、いい男が現れて運良く救われました、というだけのお話。特別どうこういうことはないのですが、1つ確実に言えることは、ジャック・ニコルソンの無駄遣い!

日テレ「映画天国」にて。

地獄のコマンド(1985年製作の映画)

2.0

チャック・ノリス・ファクトが凄く好きで、「エクスペンタブルズ2」で彼が登場するシーンで大爆笑したのですが、彼の主演映画は初視聴となります。

ロシア人がアメリカでリア充狙い撃ちのテロ(?)をやると
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海月姫(2014年製作の映画)

3.0

「能年玲奈」の主演作ということで、希少価値があるといえばある。まぁ芝居は「あまちゃん」のアキと同じですが。

全体的にはアニメ原作にありがちな、キャストの大げさな演技にげんなりしてしまうところがあ
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ホーンティング(1999年製作の映画)

3.2

公開当時は、「マスク・オブ・ゾロ」で一躍脚光を浴びたキャサリン・ゼタ=ジョーンズの新作という触れ込みだったと記憶していますが、見てビックリ。キャサリン様が主役ではない! この主役のおばちゃんは誰?>>続きを読む

嵐を呼ぶ男(1957年製作の映画)

2.0

ドラムバトルの途中でケガで叩けなくなり、苦し紛れに「おいらはドラマー♪」と歌い出す。とにかくこのシーンがおかしくて仕方ない。またこの歌が中毒性が高く、つい一緒に口ずさんでしまうのだなぁ。

映画と
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マッケンナの黄金(1969年製作の映画)

3.0

グレゴリー・ペック、オマー・シャリフ、テリー・サヴァラスとキャスティングはなかなか魅力あり。ただなかなかストーリーが展開せず、中盤までは退屈。

「幻の黄金を求めて〜」という思わせぶりなフリだけで
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恋は突然に。(2006年製作の映画)

3.0

愛する婚約者に死なれた女が再出発する話。女が婚約者の友人と恋仲になってという見え見えの展開が待ってはいるのですが、なかなか爽やかな映画でした。

彼女を友人たちがわりといいヤツばかりなんですが、死
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