政治サスペンスとしてのプロットはなかなか良くできているとは思いますが、やはりのラッセル・クロウの存在感と演技が説得力を持たせています。
自分の権力を保つために人の弱みを握って意のまま操ろうとすると>>続きを読む
幕末に生き急ぐ青年武士の姿に新鮮味がないことと、人物描写もドラマも平坦で、いまひとつ面白みがなかったです。若手俳優の演技はまぁともかく、時代劇に必須な重厚な芝居をするベテラン俳優がいなかったのが致命的>>続きを読む
セックスで感染するとか、襲ってくる姿が毎回違うとか、ありそうでなかった趣向が面白い。また、青春ホラーとしてもよくできていて、感染者となったヒロインを助けるために一致団結して戦おうとする友人たちを見ると>>続きを読む
原作は未読。自分が生徒会長になるのかと思いきや、先輩の生徒会選挙を応援するパートに映画の大半が費やされるのが意外。これで終わるのかな? 続編があるのかな?と思いきや、ラスト15分くらいで、2年生となっ>>続きを読む
エディ・マーフィー主演のスパイコメディ。オーウェン・ウィルソンとのコンビもなかなか魅力的ではありますが、どうも「ラッシュアワー」の二番煎じ感が強い。裏切り者のスパイがいたり、スパイものとしてのプロット>>続きを読む
登場人物たちがなにをやろうとしているのかわからず、いまひとつ盛り上がりに欠けて退屈でした。売れる前の若き日のケヴィン・コスナーの姿が見られるというのが唯一の見どころかな。
不倫相手のもとにウキウキで駆けつけようとしたら事故っちゃいました、というお話。本作の最大の短所は、美しい妻(シャロン・ストーン!)をふってまで選んだ不倫相手の女が全く美人じゃないこと。解せん。>>続きを読む
唖者の青年(金城武)の一人称という語り口が面白く、殺し屋、失恋女などクセのある人物がからんできますが、起承転結のないストーリーはいまひとつ掴みどころがなく、意味不明なシークエンスも多かったなぁ。
ガイ・リッチーという人は結局「ロック・ストック~」の後は裏切られるばかりなんですが、本作はジェイソン・ステイサム主演ということもあり、ロック・ストック~」に似た雰囲気が復活。なんとなく期待させるところ>>続きを読む
随分久々の視聴となります。ジュール・ヴェルヌの原作は大好きで思い入れがあります。夢のような科学技術と、それに付随する現代社会への警鐘は「これぞSF」という王道感があり。ディズニーらしいわかりやすい人物>>続きを読む
「世界を揺るがした10日間」というロシア革命のルポを描いた実在のジャーナリストの話。芸術家等の表現者とリベラリズムとの相性が良いのはよくわかるのですが、ここまで左翼的な映画が作られたことに驚き。ウォー>>続きを読む
封建社会の中世のヨーロッパにおいて、身分のない者が成り上がることがいかに難しいか。話型としては「赤と黒」のまんまと言えます。
さして才覚があるとも思えない主人公が運良く目上の者の気に入られ、上流>>続きを読む
無残に殺された男(チャーリー・シーン)の亡霊が車を操って(?)復讐していく。それはそれで痛快な話なのですが、過去パートと現在パートが入り乱れててひたすら混乱します。
ラストは、復讐を遂げたチャー>>続きを読む
ボラットの珍妙な英語がとにかく笑えるので字幕推奨。下ネタどころか汚いモロ出しまであって、とにかくヒドい(笑)。素人の出演者を騙して、本気で怒り出しているシーンもあり、ほんとにリアルなドキュメンタリーに>>続きを読む
シリーズ28作目。マドンナは音無美紀子。
余命短いテキヤ仲間から「女房を頼む」と言われ、その気になってしまった寅さんが騒動を巻き起こすわけですが、音無美紀子のキップのよさや気立ての良さ、よい感じ>>続きを読む
インドというロケーションの珍しさに寄りかかっただけの前半はやや退屈なのですが、後半にダイナミックなアクションを畳み掛けるという展開は素晴らしい。列車の屋根での格闘もスリルがあって良かったですが、サーカ>>続きを読む
このシリーズの見所は、口八丁手八丁の捜査で次々と証拠を掴んでいってしまうエディ・マーフィーのハチャメチャさにあります。アルファベットの順番で事件が起き、次の犯行現場を推理するという、「ABC殺人事件」>>続きを読む
ずいぶん久々の視聴ですが、思い入れのある作品。たぶんトム・ハンクスを初めて認識したのはこの映画。初めて自分を好いてくれる女性(しかも飛び切りの美女)が現れたときの彼のウキウキ感がなんとも微笑ましい。ダ>>続きを読む
シリアスな刑事ドラマを予想してたら、コメディだったのでビックリ。監視している女に恋をしてしまう刑事の役のリチャード・ドレイファスが実にいい味を出しています。正体がばれそうになるドタバタコメディとしても>>続きを読む
「オズの魔法使い」の前日談とのことですが、「オズの魔法使い」のストーリーはうろ覚えなので、「不思議の国のアリス」系のファンタジーとしてふつーに見ることはできました。優柔不断な詐欺師が更生する(?)とい>>続きを読む
キワモノB級映画の匂いがプンプンしますが、監督は深作欣二だし、キャストは千葉真一、志穂美悦子、真田広之とJAC勢が揃い踏みだしで、面白くないわけはないのです。
特撮映画としての手触りは「仮面ライ>>続きを読む
ウォン・カーワイの映画は結構苦手なんですが、これは見れたほうかな。ねっとりとしたゲイムービーなのかとビクビクしながら見てたのですが、わりと内容はソフト。トニー・レオンとレスリー・チャンのゲイカップルだ>>続きを読む
主演が誰だかよくわからないのですが、とりあえずクリスティ・スワンソンがかわいかった(ジョン・ヒューズの映画でチョイ役で出てて印象に残ってます)
大学生活をはじめた新入生たちが学業や人間関係などで>>続きを読む
キャストも製作費もどんどん豪華になっていく本シリーズ。固い結束を誇るファミリーが、よりによってドム(ヴィン・ディーゼル)の行動によって亀裂が生じる。まずこのストーリー設定がうまい。カーアクションは相変>>続きを読む
なんといっても、敵役のクリストファー・ウォーケンの冷酷さが際立ち、部下であろうとなんだろうと平気で殺す。彼の右腕と思われたグレース・ジョーンズも見捨てられ、ボンドの仲間になるかと思いきやあえなく爆死。>>続きを読む
BSプレミアムにて。なんともつかみどころのないファンタジー。現世に未練を残す死人が姿を現すのはまだいいとして、じゃなんでまた浅野忠信が自殺したのかがさっぱりわからず。
ちなみに、浅野忠信はあまり>>続きを読む
楽器もろくにできない素人バンドの音楽的変遷を描くという着眼が良いな。最初は下手クソな(けど味のある)B級ニューロマだったのが、ネオアコ、王道ポップスと音楽性がどんどん変遷していくところが面白い。>>続きを読む
「映画天国」にて。これは「シン・シティ」の二番煎じでは?と思ったら、同じフランク・ミラーのグラフィック・ノベルなんですね。ハードボイルドの気取った語りも全く同じ。「シン・シティ」に比べればストーリーは>>続きを読む
子どもの頃に親と一緒に見て以来ひさびさの視聴。紅海が割れる場面は子ども心に興奮したものです(いまみても、当時の技術の範囲ですごいことをやっているのがわかります)
3時間40分の長尺ですが、ストー>>続きを読む
落ち目の脚本家という設定は「ラブソングができるまで」とほぼ同じで、ほぼ予想通りの展開のストーリーではありますが、ヒュー・グラントは年をとって益々情けない男が似合うようになり、益々面白い。 マリサ・トメ>>続きを読む
原作は大昔に読んでいて、デニーロがどういう役なのかはわかっていたので、この映画のストーリー展開には驚きはなかったです。仮に彼を主人公と捉えるのであれば、過去に罪を犯した男による壮大な贖罪の物語と捉える>>続きを読む
泥棒が自分の手口を真似した模倣犯を探すという設定がユニークで、意外な犯人が明らかになるプロットもなかなかよくできている。ただ、どうにも無駄な部分が多い気がします。本作の魅力がグレース・ケリーの美しさに>>続きを読む
高層タワーマンションにヒエラルキーがあり、下層住民と上層住民が対立する、というのはわかります。ただ、あそこまで皆が退廃し堕落しきってしまうのがわからないし、誰もタワーから出ていこうとしないのがわからな>>続きを読む
シェークスピアの戯曲のことはよく知らなかったのですが、カエサルの生涯を描いているのかと思いきや、途中であっさり殺されてしまってびっくり。カエサル亡き後の権力闘争を描くことに主眼があるよう。
全体>>続きを読む
「映画天国」にて。役立たずなヘタレ男が悪者を退治して自己有用感を獲得するという、ありがちな話ではあります。まぁくだらないファンタジーコメディなんですけど、驚くことにナタリー・ポートマンに出演しています>>続きを読む
BSプレミアムにて。実在のボクサーを演じるのはポール・ニューマン。「ロッキー」以降の迫力のあるボクシング映画に比べると、ボクシングのシーンが悠長で迫力不足なのはいたしかたないところか。