MiYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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仮面ライダー対じごく大使(1972年製作の映画)

3.3

東京MXにて、劇場版仮面ライダー3作連続放送。2作目。

悪の組織の秘密基地といったらやっぱり富士山か。バイクや馬(!)に乗った戦闘アクションが長尺で、なかなか楽しめました。

ライダーの相棒として活
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仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)

3.3

東京MXにて、劇場版仮面ライダー3作連続放送。1作目。

そうか、「東映マンガまつり」なのかぁ。自分が親に連れられて見たのは1980年前後かな。たぶん「スーパーワン」の時代。幕間でやってた仮面ライダー
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

「親友を死に追いやった男に復讐する」という話型にはさほどの意外性はありません。でも、この映画のストーリーの驚くべき展開にはかなり不意を突かれました。

まず前半、彼女が復讐の対象とする相手とその方法に
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真実の瞬間(とき)(1991年製作の映画)

3.5

赤狩り(マッカーシズム)恐るべし。今となっては共産主義者のどこが悪いんだ、なぜ迫害されないといけないのかと思いますが、東西冷戦下では、共産主義が本気で脅威と見なしていたのですね。

言うまでもなく、表
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.3

「武士の家計簿」を嚆矢として、江戸時代の経済をネタにして映画がやたら作られています。時代劇のニューウェーブとでも言うのか、別に否定はしませんが、「またかよ!」という感じですね。

国替えって大変なのね
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女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.5

若尾文子の佇まいとセリフがなんとも艶っぽくて素晴らしい。

おじさんから少年まで手当たり次第手を出す、とんでもない淫売女でありながら、情の厚さと気立の良さを醸し出す。この得体の知れない女性の自由な男遍
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女殺油地獄(1992年製作の映画)

3.3

冒頭では主人公(樋口可南子)が既に殺されている。物語は過去に遡り、なぜ彼女が殺されてなければならなかったのかが描かれる。原作は近松門左衛門の古典作品だそうですが、物語の構成は秀逸です(もっとも驚くよう>>続きを読む

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.3

メリー・コルヴィンという人のことは初めて知りましたが、風貌といい、生き様といい、キャラがたちすぎていますね。映画向きの題材とは思います。ロザムンド・パイクもブロンド美人女優のイメージをかかなぐり捨てて>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃしんどい。親が子どもを虐待するシーンも、学級崩壊するシーンも、見ていてめちゃくちゃしんどい(自分も親だけに…)。途中で見るのやめようと思ったくらい。

こういう深刻な社会問題は簡単に答えが
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ポリスストーリー2/九龍の眼 クーロンズ・アイ(1988年製作の映画)

3.3

初見かと思ったら、観たことあったなぁ。聾唖の敵役の三段蹴りだけ見覚えあったもの。あれは今見ても凄い。

ラストは盛り上がるものの、それも敵役の手柄であって、ジャッキーのアクションも特筆に値するとまでい
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.5

主人公の医者としての献身、ラストで見せた機転、そして美貌。ルー・ドゥ・ラージュ演じるヒロインは出来過ぎなくらい。

ただ彼女の英雄的行動と機転で、めでたしめでたしとはならない、割り切れなさが残ります。
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

3.5

バレエに疎くてもヌレエフも名前くらいは聞いたことがあります。現役バレエダンサーが彼の役を演じており、バレエのシーンは見事です。

傲慢で自信過剰で散々周囲に迷惑をかけまくる。とりわけ女に対する態度が酷
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.3

いや、暗くて長いのは覚悟してましたよ。でも、ここまでとは…。

印象としては、ジョーカーのいない「ダークナイト」。雰囲気だけは「ダークナイト」なんだけどな。ペンギン(コリン・ファレル)もリドル(ポール
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日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

3.6

なかなか面白い! 素人のお転婆なお姉さんが、殺人事件の捜査でどんどん危険な場所に突入して、ばちばち証拠を掴んでくる。このクソ度胸が良いですね。

新たな殺人を目撃するもトイレの狭い窓から覗いているから
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.0

これはいかんやつ。ガイ・リッチーの「ロック・ストック〜の原点に戻る」みたいな煽りは何度目? 毎回騙されるんですけど。

スタイリッシュな映像、複雑な人物相関図はガイ・リッチーらしい。チンピラたちが金や
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しとやかな獣(1962年製作の映画)

3.6

なんか凄いな。「パラサイト」と「万引き家族」の先祖みたいな映画。

娘と息子に犯罪まがいの金稼ぎをさせて、父親は左うちわの暮らし。騙された男たちが抗議に来ても、口八丁手八丁で調子のいいことを言ってはぐ
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優駿 ORACION(1988年製作の映画)

3.3

当時大ヒットしましたね。馬と人間のふれ合いみたいな話かと思ったら(そういう要素はありますが)、厩舎経営の苦労物語でした。

オラシオンがあれよあれよとダービーに優勝するまでが描かれるのですが、騎手は意
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

3.8

オリジナルに忠実で、復習用、確認用として有益なな一作。オリジナルは2回観てるのですが、何度見ても面白い傑作であることを再確認しました。

設定自体が「日本映画のリメイク」というもので、日本版へのリスペ
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サイボーグ009 超銀河伝説(1980年製作の映画)

3.4

「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」などの影響受けて宇宙SFとなってしまった「サイボーグ009」。彼らが宇宙船に乗って戦うのを見て、「サイボーグである必要ある?」と思うのは当然の疑問。

ストーリー
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.4

主演のイレーヌ・ジャコブが大変お美しいことにまず感銘を受けました。盗聴が趣味の元裁判官はただの偏屈親父ではなくて、徐々に彼女と心を通わせていくところが良いですね。トリコロール三部作では一番好きかも知れ>>続きを読む

マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

3.5

船上での殺人事件という発端は本格ミステリーっぽいのですが、全体ではドタバタ過多なミステリーコメディでした。コンパクトで気軽に楽しめます。

ジェニファー・アニストン&アダム・サンドラーというコンビも期
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長い散歩(2006年製作の映画)

3.4

虐待を受けた少女と老人のロードムービー。彼女の悲惨な生活が描かれる前半のパートは見ていて相当しんどいです。

虐待から逃げるための旅でありながら、過去に過ちを犯した老人の贖罪の旅でもある。老人は、人助
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変態小説家(2012年製作の映画)

2.8

絵本作家がホラーサスペンスを書こうとして妄想を膨らませる。

「スキャナーズ」のパロディのジャケ写が面白いし、監督のクリスピアン・ミルズって、あのクーラ・シェイカーのクリスピアンでしょ? 音楽的才能と
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リボルバー(1988年製作の映画)

3.5

ピストルを盗まれた主人公(沢田研二)を中心に様々な人物が絡む群像劇。

鹿児島を舞台も彼らが偶然に接点をもつところが面白いのですが、さらに偶然が重なって皆が揃って北海道へ移っていく後半の展開も斬新。
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.5

冒頭、さっそくガメラが登場か?と思ったらギャオスだった(変化球)。人類の敵はガメラなのかギャオスなのか、人間が疑心暗鬼になるところは、1作目ならではの上手い設定です。

そして、ガメラはビジュアルがイ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

サーカスを舞台に様々なフリークスが登場する設定に「デルトロらしいな」と思ったら、後半は別の物語に。

インチキ心霊術身につけた主人公(ブラッドリー・クーパー)が瞬く間に成功し、瞬く間に没落する。ケイト
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アドレナリン・ドライブ(1999年製作の映画)

3.3

矢口史靖監督の「ウォーターボーイズ」前の作品なんですね。初めて見ました。

ヤクザの金を持ち逃げするというストーリーはありがちだし、そんなに驚くような展開があるわけでもなければ、オフビート感があって、
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.5

タイムトラベルSFとしてはまぁまぁの出来か。少年時代の自分とバディになって、タイムマシンの開発を阻止に行くという、なかなかユニークな設定でした。

マルチバースではないので、未来は変わってしまう。では
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夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

3.3

偏屈な爺さんと少年たちの心の交流を描く、「ウォルター少年と夏の休日」みたいな話。

想定通りのストーリーではありますが、3人の少年がとても良い子でしたね。

驚いたのは、心を閉ざしてた爺さん(三國連太
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.3

トリコロール3部作の2作目。

フランス人の奥さん捨てられたポーランド人の男が故国へ帰ろうとする。知り合ったばかりの男のスーツケースの入って入国するのも変わっているし、実業家として成功しても、別れた妻
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ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)

3.8

メルトダウンを起こしたゴジラが人類を脅威を与えるという設定は斬新で、通称「バーニングゴジラ」のビジュアルも素晴らしい。

ゴジラの1作目で使われたオキシジェン・デストロイアによって生まれた怪獣という設
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.4

修道尼が子どもを産むことがタブーであることは想像できますが、修道院が子どもを親から取り上げて外国に売りつけるとは…。

生き別れた息子を探す母親と、打算的な目的で同行したジャーナリストの2人のロードム
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.0

前作の20年後。みんなクズな大人になっているのは想像通り。とりたててて面白いことが起きるわけではないので、前作に思い入れがなければ、退屈な時間を過ごすだけとなります。

前作はサントラがすごく話題にな
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

セックスしながら奇天烈な寝物語が始まる冒頭のエピソードに面食らいますが、中盤でしっかり謎解きがあり安心。とっつきにくそうな映画かと警戒したのですが、思ったより分かりやすく、見やすい映画でした。

この
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.0

なんとも掴みどころのない、ふわっとした映画ですね。

事故で亡くなった夫の秘密が次々に明らかになる中でも、主人公(ジュリエット・ビノシュ)は無表情で、どんな感情を秘めているのか分からないし、彼女が何を
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ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.5

なかなか面白かったですね。

ゴジラの細胞から新たな怪物が誕生するという設定には目新しさがあり、このゴジラ細胞の研究と争奪がストーリーを大きく動かしていきます。植物由来の怪獣というのユニークだし、ゴジ
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