mareさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.0

人魚姉妹は美しいし音楽もいいし映像も綺麗なんだけどなんか惜しい。ファンタジーとミュージカルって図式に慣れないせいかもしれない。ラストは好き

2010年(1984年製作の映画)

3.5

キューブリックの2001年宇宙の旅の一応続編。前作がやはり神がかった歴史的名作であるため比較はできないが、これはこれで結構楽しめた。設定の引き継ぎ方がかなり忠実だったし、前作の謎を解き明かそうとする科>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

薬物が世間を賑わせている中ついにキメてきたドラッグムービー。ギャスパーノエは大好きな監督なのだが、今作はいよいよ音楽を主体に取り入れ始め、その選曲センスには脱帽です。「一生ついていきますノエ先生!」と>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

ジブリの中でも唯一無二の青春異色作。男女関係の描かれ方や未成年の飲酒シーンがあったりとても精密でリアルだし逆にこの時代にしか生み出せなかった作品だろう。ジブリの作画でこういう身近な場面を目にするのは違>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

ノーランの渋くてカッコいいデビュー作。お得意の時系列シャッフルはすでにここから始まっていて心地よく掻き回される。ノーラン×白黒の相性最高か

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

4.0

ダニーボイルはティーンエイジャーの瑞々しい感性にフィットする映像を手掛ければいかんなく実力を発揮する監督だと思った。この変テコアドベンチャーにはワクワクするしエヴァーグリーンな十代の頃の感覚がヒシヒシ>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

すれ違ってケンカばっかな日常なんだけどめっちゃロマンチックに溢れてるんだよな。カメラに向かって話したり、唐突なアニメシーンの挿入、自らの子供時代を解説するシーンなどユーモアに富んだ実験精神を感じ観てい>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズがいなくなったフィクションの世界線での物語にしてカルトムービー。オアシスもコーラもシガレットもハリーポッターも消えます。俺はこんな世界とても生きていける気がしない。ニュートラルミルクホテルが>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

底無しに不気味でそれでいて淡々としていてひんやりとした映画。相次ぐ殺人事件の意味ありげな殺し方や1人の知能犯が主人公を撹乱していく様は和製セブンといった感じがした。

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

刹那的な人々の出会いと別れを記憶を燻るような鮮やかな色彩で描かれていて素晴らしくロマンチックだ。他人とは自分を映し出す鏡、まさにその通り。人生を遠回りしたって伝えたいことは原点に立ち返ると見えたりする>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.0

どこまでも青臭いマイクはどうにもできない現実を目の前にしながらもがむしゃらに疾走する。この無鉄砲さはこの年代にしか発現できない衝動であり、冒頭の今夜死ぬかもしれないという印象的なワードにリンクしてくる>>続きを読む

ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟のデビュー作ブラッドシンプルの完全版。不倫調査をきっかけに殺人が起き、少ない登場人物の図式を勘違いの連鎖でめちゃくちゃにしていく感じはすでにコーエン兄弟らしさを感じさせる。シンプルかつ巧妙>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

3.5

皮肉とユーモアとブルジョワ。背景知っとくと尚楽しめそう

I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

4.0

モノクロームな世界とThe Nationalの曲は透き通るような気品と絶対の信頼を置けるアンサンブルや熱量が共存していて美しい

ヴェラの祈り(2007年製作の映画)

4.0

最近見つけた監督の中で人生の監督に食い込みそうなズビャギンツェフの2作目。今作も"静寂"、"ダウナー"、"映像美"という3つの要素がほとんどで個人的に琴線にぐらつきをかけてくる。沈みゆくような暗い話で>>続きを読む

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.0

引くほどドライな少年と引くほど感情的な少女の対照的な2人が劣悪な環境を生き抜いていく。この映画とにかく俳優陣の演技がズバ抜けていると感じたしレベルが極めて高い。チンピラ役の窪塚洋介が好き。それと冷たい>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.0

想像以上にはちゃめちゃなカルトムービーで音楽ファンとしても楽しめた。男の青春とロマンとパンク。エルファニングにどハマりするわこんなん。

雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

欲と幻想と妖艶を芸術的に描いた揺蕩う水面のような映画。現実に戻ると色々と気付くことが多いのは人間の性。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

いやーこれは素晴らしいよ。こういう慎ましい人々の生活を映し出す映画は本当にいいですね。バベットの料理が美味しそうすぎてよだれが止まらなかった

BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

4.5

狂おしいほどに辛く重く美しい映画。闇社会を渡り歩きながらも愛する子たちを養い、葛藤の連続に悩まされる父を演じるハビエルバルデムが素晴らしすぎる。生きていくだけで精一杯の彼にどうにもならない無力さを思い>>続きを読む

存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

4.0

難解っぽそうで哲学臭がプンプンするかと思ったらとってもロマンチックな紆余曲折を重ねていくラヴストーリーだった。ダニエルデイルイスとジュリエットビノシュって時点で間違いない作品だよそりゃ

愛の残像(2008年製作の映画)

4.0

こういうテーマをオシャレかつスタイリッシュに見せてしまうフィリップガレルやはり良い。愛はワイパーの法則って言い回しするのいいね

21グラム(2003年製作の映画)

4.0

人生とは果たして生きているうちに何度か繰り返しているのだろうか。何回死んで何回生き返るのかという命のテーマ。感情移入ということは別にして、生きていることの瀬戸際に追いやられた人々の群像劇。時系列を巧み>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

祥太が言っていたスイミーの物語とこの家族像は重なる部分がある。はじめから安定して生きられる境遇に置かれていない。全員がワケあり。また一つ新しい家族の形を観た。樹木希林はもういないのかと思ってしみじみし>>続きを読む

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

5.0

ずっと気になっていて恵比寿ガーデンシネマでやってくれたのでようやく観賞。感想がまとまりきらない、というかさっぱりだ。登場人物のセリフだけが頼りで最初はパズルのように組み立て追っていたが途中からバカバカ>>続きを読む

フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.5

ヘルツォークの野心とエネルギーが爆発しきった大傑作。映画史に語り継がれるであろう巨大船が山を乗り越えるシーンは人類史上の偉業ともいえる。圧倒的映像のインパクトに加え、未知との部族の遭遇と観ていて面白さ>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

てっきり動物大集合的なコメディかと思いきや全然シリアスで拍子抜けした。結構な内容なのに森でのサイレントディスコのシーンが面白すぎてそっちに脳が持ってかれる。僕がなりたい動物は亀です

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.5

ようやく長旅を終えた。覚醒したサムがイケメンすぎる。実は主人公はサムなのではないか。そして感動のフィナーレ。ロードオブザサム完結

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

どんどん面白くなって目が離せない。もはやファンタジーへの苦手意識は抜けきってしまっている。ネトフリから消えるのでこのまま一気に最終章へ

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

こういうのが一番観てて怖い。てかCGなしって...(震え)

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

リアリティゼロなんだけどこれ実際の事件をベースにしてるってのがヤバすぎる。でんでんが凄すぎて他の役を食ってた。映像のインパクトは凄まじいが思ったよりは...という感じ