mareさんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

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父、帰る(2003年製作の映画)

5.0

これはとんでもない映画だ。個人的にオールタイムベスト級だ。この映画を観た後に形容できない感情の行き場をしばらく見つけられなそうだ。そしてこの監督、自然の撮り方が素晴らしすぎる。ロシアの風光明媚と感情が>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

ゾーラ族のお話。ゼルダっぽいとかではないが実際にゼルダって名前の人物が登場する。今までに観たことがない感じの愛の物語。海の青さと音楽の美しさ

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

やっと観たよシリーズ。ファンタジーにはめっぽう疎いので3部作制覇頑張る。3時間は長旅。てか観てる途中からめっちゃゼルダやりたくなってしまった。弓は射つわ、種族がたくさん出てくるわ、ガンダルフとガノンド>>続きを読む

白と黒の恋人たち(2001年製作の映画)

4.0

アート系白黒映画ブームがどんどん加速してきている。音楽がピアノオンリーなのもとてもオシャレ。あとこの、えっここで終わるの!?感が凄くいい。と、まあ好きな要素だらけなのでフィリップガレル漁っていきたい

薔薇の葬列(1969年製作の映画)

4.0

台風の日はいっぱい映画を観ようと意気込んでいたのだが観れたのはこれだけってのもどうかと思ったが。不気味なパッケージから気になっていたアングラジャパニーズカルトにして松本俊夫の一作目。正直クソ面白かった>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカー=ホアキンフェニックスは怪物だ。もう演じているというより本人さえも取り憑かれてるんだろう。彼にとっては笑うことが全てで喜怒哀楽を発露するための唯一の手段だ。ただ彼はいつ心の底から笑っているの>>続きを読む

殯の森(2007年製作の映画)

4.0

映画で感動はしてもあまり泣けない体質なのだが久々に涙腺がぐらついた。尾野真千子の凄まじく感情的な演技とオルゴールの音色の部分が特にやられた。それにしても森が舞台の映画は、スピリチュアルで己の煩悩が浄化>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.5

問題作ベニーズビデオから25年、時代は進歩しビデオカメラからスマートフォンで手軽に動画をシェアできる時代に。ビデオカメラのように個々の思い出感があるものより日常的なスマホ。インスタなんて現代のトレンド>>続きを読む

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.5

ハネケは2作連続パルムドールを受賞した稀有な監督でその2作目は老夫婦の介護生活に焦点を当てている。少子化高齢化が進むこの国、僕ら日本人にとってはとても身近に思えるテーマで、逃れようのない現実をハネケ節>>続きを読む

雪の轍(2014年製作の映画)

4.0

自分の中でレビューしづらい監督のトップの座に君臨しているヌリビルゲジェイラン。前2作が不穏なサスペンスだったから腹を括ってみたもののテイストが様変わりしまたしても困ったことになった。これはすれ違い交わ>>続きを読む

昔々、アナトリアで(2011年製作の映画)

4.0

ヌリビルゲジェイランって監督が何かを伝えたくてこういう作風になってるんだとしたら拾い切れるわけないし、この映画の面白さってものに説明を求められても何かを言える自信はない。だけど決して退屈することはなく>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.5

静寂の中に狂気が張り巡らされてる感じがこれまたなんとも。一度でも動き出した歯車は止められないのか

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

タルベーラやラヴディアス映画に匹敵するような白黒が成す圧倒的映像美。人の心の源流を辿るかのような"愛"の現実味を帯びた映し出し方、また逆の現実をナイフのようにえぐりだし目を背けたくなるようなことの数々>>続きを読む

天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

4.0

登場人物全員クレイジーとはこのこと!キュアロン版ストレンジャーザンパラダイスという感じがした

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.5

ダークナイトトリロジー最終章としてラストのまとまり方は素晴らしく気持ちよく完結する。だけど前作のダークナイトがあまりに完成度が高すぎるのとジョーカーが常軌を逸していたこともあり、ベインがやや役不足に見>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

正直DCコミックスとかマーベルとかヒーローものにはいつまでも興味が持てないのだが、このダークナイト・トリロジーは映画史の古典として語り継がれる大傑作になるだろう。普遍的な正義と悪というテーマが、ジョー>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

眩しいッ!ただひたすらに眩しいッ!私のようなインドア根暗オタクには刺さりまくりますね。ストーリーは置いといて目の保養ムービーとしては屈指の出来栄え。もし自分があんな三姉妹に一緒に暮らさない?なんて言わ>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.5

クリントイーストウッドとモーガンフリーマンっていうキャスティングがズルい。濃厚な感動を与えてくれるとともに、非常に重たいテーマを取り扱ってるから各国で論争が起こった作品でもある。個人的には素晴らしい映>>続きを読む

エド・ウッド(1994年製作の映画)

3.5

エドウッド好きだから結構笑えた。プラン9のUFOって恋人の手作りだったのか笑

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.5

「この1分を忘れない」か。刹那的に過ぎゆく日々の中で不意に過去の一瞬が切り取られフラッシュバックするあの瞬間。刹那と思われていたあの1分間は想像の何倍も記憶にこびりついて長く留まっていた。
それにして
>>続きを読む

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

4.0

普遍的な人間の営みも過剰になってしまえば周囲から疎外され断絶を生む。目に見えてないだけで世間にはこういう人は実際いるのか。現実と虚構の狭間で揺れて感傷的になってしまう

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.5

ギヨームブラック初鑑賞。シンプルかつ純朴なテーマとセンチメンタルな夏の彩りを重ね合わせた大傑作!

ポーラX(1999年製作の映画)

5.0

気品漂う官能的なイメージから誰にも止められない凶悪な破滅のイメージの奈落へと蹴落とされる。その象徴としてなのかスコットウォーカーが手掛ける謎のインダストリアルバンドが登場し、耳をつんざくような徹底的に>>続きを読む