ひな鳥ピヨーさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

17歳(2013年製作の映画)

3.6

幻想だったとしても意味あることって思える時期を経てじゃなく、初めで捨ててみたら大したことじゃないと興醒めしたから行着くとこまで突っ走ってみた?

普通は気持ち先行だけど、良識人ぶっていた母親の行動を考
>>続きを読む

浮草(1959年製作の映画)

3.6

艶かしいと下品は紙一重で、嫌らしいとエロスは渾然一体?

おいしいとこだけ齧って責任果たしている気になって夢まで託そうだなんて、なんて厚かましい
昭和なら妾や隠し子なんて公然の事実として容認されていた
>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.5

英字辞典版編纂ストーリー『舟を編む』

言葉全部を網羅し収録したいみたいだけど、壮大且つ無謀だってことを頭がいいのに何故想像しない…
言葉が生きものだからこそ知識・机上だけのものじゃない深みと重みも得
>>続きを読む

探偵なふたり:リターンズ(2018年製作の映画)

3.4

迷いペット探しor浮気調査で収入確保の安全策はダサすぎるしそんなことがしたいんじゃない!
殺人事件専門探偵とかホームズに憧れているのはわかるけど攻めた賭けに出てる…笑

陰謀に立ち向かうのは刑事や弁護
>>続きを読む

探偵なふたり(2015年製作の映画)

3.5

恐妻家でうだつが上がらなくたってハードボイルドとか探偵小説な主人公に憧れる少年の心は捨てられない…

"事実は小説より奇なり"って有名な言葉があるけど、トリッキーな事件に当たればいいが現実はそうそうこ
>>続きを読む

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.6

うん、まあ確かに。
爆弾テロでの実刑なんだけど、元は思想犯で一度行動を起こしたからには刑務所の中で大人しくしていたって捕まり損になるけどさあ…。

このタイプの鍵がどれくらいの精度で解錠されるのかはわ
>>続きを読む

劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

2.7

協力者じゃなく妻でいたい…
愛しているから一緒にはいられない、信じているから離れても愛せる

感情のカラーブロック積んでみたい。

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.3

映画館行ってまで観るかって言ったら違うけど、DVD買って家で流し観しながらなんとなく三國志エピソードを知るきっかけにはなる。
で、"新"じゃない解釈ではどうなっているのかに興味持てれば思惑通りの及第点
>>続きを読む

キネマの天地(1986年製作の映画)

3.7

監督は違うが、『蒲田行進曲』が俳優話ならこちらは一般人が主演女優になるまでのサクセスストーリー

山田洋次監督が撮る渥美清だからなのか寅さん感の強い父親
演技指導よりも思い出エピソードのほうがよっぽど
>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.5

演じた子達がすごい。
お芝居だとしても思春期に下着姿で走りまわったりできるのがプロ根性?
集団行動故の異様なハイテンションが妙に怖い…

欲望を拒否されたからって扉を蹴り続けたり隠れている机をまた蹴り
>>続きを読む

台風家族(2019年製作の映画)

2.8

銀行強盗して逃亡した父親の失踪宣告から死亡とされた葬式で遺産を巡ってのゴタゴタ

家の恥さえもYouTubeで発信する商魂は逞しい。4兄弟っていってもそれぞれに待遇の違いに不満があってだから取り分で揉
>>続きを読む

離れて、離さないで(2017年製作の映画)

3.0

モンモンの腐女子っぷりが先走って暴走してる、笑

アイドルとガリ勉、親の再婚で義兄弟に。ありがち設定なBL

八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.6

♪『野中のばら』が象徴的に劇中使用されている。

原爆ドーム然り、どんなに平和への願いを表現したモニュメントよりも実際に被爆した現物のほうが生々しく心に突き刺さる。慰霊碑よりも歪んで錆びついたジャング
>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.7

"母の思い出に捧ぐ"

難解だがレクイエム的なものだと考えて雰囲気を感じとれればいいのかな?
静謐な中で響く音と映像は極限まで無駄を削ぎ落として洗練されたみたいに考えこまれているようにも感じる。

>>続きを読む

マイ・ヒーロー(2017年製作の映画)

3.0

ナイス・アシスト

悲嘆はしても人生投げ遣りになるほどの愛じゃないしそこまで尽くしちゃう恋愛バカ娘だと親が可哀想よ…

ポップスター(2018年製作の映画)

2.5

何を糧に 何をきっかけに 何をチャンスにするかは本人次第だけど…
同情から応援称賛されて、羨望から嫉妬されてバッシングされる。

スターダムへの道だとしても歩きだせるメンタルがすごいと思う。14歳なら
>>続きを読む

かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.5

行方不明だなんて言われても実感も納得もできないから長い不在でしかなくて、どこかにいるのにただ会えていないだけ…

同じ顔した記憶喪失の浮浪者

現代ならDNA鑑定で本人確認できるけど、思い出も記憶も面
>>続きを読む

ふるさと(1983年製作の映画)

3.6

ボケた爺ちゃんとダムに沈みゆく故郷

田舎で少しずつ変化していっても地形や各所に面影が残って、いつだって戻ればある場所だって思っていた…
失くしたら戻らない人と故郷は思い出の中にしかもうない。

素晴らしい一日(2008年製作の映画)

3.5

相席スタートの山添が借金のことを"絆"って表現していた。"金の切れ目が縁の切れ目"なら借金があるうちは縁があるってことなのかな、

お金を貸すよりも返してもらう方がはるかに大変で、甘え上手な男に少しで
>>続きを読む

大好きだから(2017年製作の映画)

3.8

本当にハッピーエンドって解釈で大丈夫なんだよね!?視えてるとかの本物の幽霊さんになったじゃなくて頬っぺたにイタズラしていたから実体だよね?

ずーっとアシストが続いていたから最後まで愛する人に新しい恋
>>続きを読む

トランスアメリカ(2005年製作の映画)

3.6

性交強要する継父が唯一の保護者だった環境も地獄だが、親切にしてくれて信頼しかけた人の正体もキツイ…
天涯孤独も絶望だが知らないからできる妄想は希望でもあったし、自らがバイだとしても肉親だと出生に関わる
>>続きを読む

水のないプール(1982年製作の映画)

3.5

この映画15禁なんだけど18禁じゃない?官能映画とアダルトビデオの違いはなに?

変質者の性犯罪記録
バレないから過激になるのか、実は気づいて欲しくての痕跡残し
シリアルキラーも戦利品をコレクションす
>>続きを読む

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

地味に心と経歴に傷痕残るレベルの青春の思い出。鈍痛くらいの苦味か甘酸っぱいかは本人次第?

受験前の進学校から逃走に愛されていないのに捨てた童貞・ヤケになった夜遊びからのファーストキスで自転車窃盗の前
>>続きを読む

スクラップ・ヘブン(2005年製作の映画)

2.7

まず見ずらくて疲れる。
雰囲気だす為に無駄なシーンとスローモーション多用しているから必然長時間になるし、役柄と場面設定でボソボソ話すから聞き取り難い…

陰のある人や作品の美学があったとしても長々と観
>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

3.5

劇中ニュース内でもウクライナ問題

妊娠したから結婚して、やっぱり愛がないから離婚したいが両親ともに新たなパートナーがいるから子どもが疎ましい
失踪したら今まで関心がなかったから調書も曖昧にしか答えら
>>続きを読む

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

3.6

加害者にばかり気をとられていて目撃者もそれなりに秘密があるんだろうなーと想定内であんまりと思っていたら…
ラスト25分で部屋の鍵をあけようとするあたりからの真相はオチ付きのホラー本話以上に笑えないわ。
>>続きを読む

イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)

3.6

~競技は何でもいいからオリンピックに出場したい!少年の執念~
ギネス目指すよりは実がある気もするが…いや、そうなるよね。

スキージャンプって、オリンピック選手だから軽々飛んでいるように見えて飛距離は
>>続きを読む

ハニーレモンソーダ(2021年製作の映画)

1.0

これはラウールのファンorファンになろうと思っている女の子が観るといいのかも。わかりやすくココがキュンポイントですよー的な見せどころが各所に盛り込まれているからね。

で、それ以外の興味ない人が観ちゃ
>>続きを読む

闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンの記事や犯人写真と並べて鏡が飾ってあって自分の顔が映る演出は『空から降る一億の星』でもあったけど、やっぱり印象的だよね。

幼児売春に臓器売買
買う人がいるから売る人もでてきてしまうし、そ
>>続きを読む

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

3.8

感動とかはしなかったけど、MVかってくらいに新田真剣佑と北村匠海の唄が圧倒的に良い!

内容はカセットプレーヤーの片面再生時のみ体を借用できるファンタジー
素敵な残留思念?
で、全体的な雰囲気は新海誠
>>続きを読む

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.5

イノッチの歌声を久しぶりに聴いたわ。
feat.KREVA 改めて歌手だったよね

高校の一年出遅れスタートは周りも気を遣って気まずいのはそうだろうと思うよ。大学生や社会人になったら年齢差なんて大して
>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.5

ノスタルジーだね。
『自分は光をにぎっている』山村暮鳥

言葉が心で、心が光
光はかたちがないから不確かなものに思えるけどかたちがなくても確かに存在する。愛着ある場所がなくなってもまた新たに大切な場所
>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

-

実際の戦争記録にインタビュー音声でナレーションしているような演出

ラストのスライドモノクロ写真を見ると超絶リアルな再現なのかな?違う?

なにがエグいって国家主導で年端もいかない若者を意図的に駆り立
>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2017年製作の映画)

3.6

内容に覚えがあると思ったら漫画で読んでた。原作はアニメーションなんだね

悪くはない、悪くはないのに微妙な居心地の悪さはなぜなんだろう?
セオリーどおりなら、トラウマを克服したヒロインが恋に友情に全部
>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.5

『光秀のスマホ』はスマホ画面のみで状況を上手く描写していた。
『ギルティ』では音声会話のみで緊迫感や状況を描いていた。
こちらは野球映像なしの応援席の反応・会話・効果音のみで試合展開を伝えてる。

>>続きを読む