ひな鳥ピヨーさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.6

大義に賭ける命は有志にして欲しいし、他人を犠牲にするならそれなりの謂われがあれば正当化していいわけじゃないけどまだありなのかな?
悪人だからって裁かれても正義だなんて思わないけど、この時代この場所に居
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ブロンソン(2008年製作の映画)

3.6

漠然と"有名になりたい"って言って何かしらやった気になる人はいても、まだまだ実行中で全力で迷走し続けてるってクレイジー過ぎるけど初志貫徹?初心忘れない人?行き当たりばったりなのにブレずに有名にはなって>>続きを読む

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.6

保護から処分まで猶予は7日間

こんなに短いんだね。
殺処分される動物たちには同情してもそれを実行する人たちにまで思い至らなかった…世の中に嫌な仕事はたくさんあるけど報酬と引き換えに選択している人が殆
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転がるビー玉(2019年製作の映画)

3.0

ぬるま湯が続くのは猶予の延長で…
同じ境遇同士で一緒にいると転がる速度が緩やかになる分、改善しているわけでもないのに安定しているような気になって大丈夫だと錯覚する。

傾いているし、ずっと現状維持なん
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疑惑(1982年製作の映画)

3.8

心証は限りなく真っ黒
確率じゃないけど万に一つのタイミングで事実がこのストーリーだったとしても、実際に起こったことは本人しか知らない…

息子のみには同情する。が、自分で築いた財産と命を良識ある大人が
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いつか読書する日(2004年製作の映画)

3.3

勝手に虚しいだなんて思ってしまうのは野暮で悔いのない人生で幸せなんだろうと。

壁一面の本は圧巻だわー

事件(1978年製作の映画)

3.5

大竹しのぶさんは憑依型女優なのに恐ろしい女役ばかりしていて平気なのかしら?

"死人に口無し"だから心証のみで証拠なしならバレたところだけ辻褄合わせていく。
決定打がないなら推定無罪まではならなくとも
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.8

正しいことが何かを知っていて方法があったとしても死ぬ危険を冒してまで行動に移せる度胸と勇気は親切や愛情でまとめられるほど簡単じゃない。

数万人の犠牲者を為す術なく見殺しにする国民だって銃を持った兵士
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お引越し(1993年製作の映画)

3.5

田畑智子さんは小学生から顔が全然変わってない!

親の別居と子ども心
契約書っていったって親に都合よくできているのを了承するしかないのが子どもで、自分の生活にも関わるのに夫婦間の問題だから口出し不可?
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無言歌(2010年製作の映画)

-

事実なんだろうけどドキュメンタリーな作風?

どんなに立派な思想でも胸に秘めて暮らしてくれたほうが家族からしたら愛ある人だと思う。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.6

ウキウキスパイごっこな妻?
映画の続きみたいな感覚でワクワク乙女心?

余計な詮索せずに無知な妻なら共にいられた?それでも最初から念頭にすらなかった?
夫婦間でも片想いってあるよね。

暗殺(2015年製作の映画)

3.4

単純に敵も憎いが、味方だと思っていた分の反動でさらに憎い。
束の間の幸せを感じた分だけ余計に恨めしい

途中まで尾野真千子だと思って観ていたから役柄に合わせてのカタコト日本語だと…似てる!

過速スキャンダル(2009年製作の映画)

3.5

よく息子を同じ境遇にできたな…
困ったら頼らせるなら産む前後に告知するのが礼儀と義務だと思う。

産むのは親が決められるけど、子どもは生まれてくるのは決められない
シングルを選択された時点で子どもの権
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わたしたち(2016年製作の映画)

3.8

子どものいじめも大人のいじめも本質は変わらない。
親が決めた環境とルールで暮らすのが子どもで、自分が選んだ環境だと諦めて我慢するのが大人

子どもが成長して大人になるんだから、性格や処世術はその過程で
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

ミナリ=セリ
クレソンは自生してるの見るけどセリは店でしか知らない。

聞く耳が必要ってこと?
日本語には"郷に入っては郷に従え"って言葉があるけど、移住者が上っ面で真似ても違うものは違うんだから独自
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.5

なに、このプール怖い…

ハニートラップを人質にするって最小限の手間で最大限の利益を生み出してる商売人としては優秀だけど、危機管理は驕りを捨てきれず暗殺者としては落第?

メカニック(2011年製作の映画)

3.5

人を信じるのも自分を信じるのも人を育てるのも難しい

恩も友情も契約も本人にのみ有効で受け継ぐものじゃない…情もあるが周到さは本能?

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.5

潔い。

旦那との別れ、母親との別れ、飼い猫との別れ
タイミングで一気に手放したけど、肩の荷おりたと思って次のステージへ…
うーん、必要とされたかったり責任感と尽くすことが生き甲斐なら孫の世話に没頭す
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.7

真実は知った瞬間に事実になるからね…
実害ないなら知らないところで話が済んでいたほうが平和なのかな。

仕事やプライベートもすべては携帯電話が知っている。
シリアルキラーじゃないけど、みんなそれぞれ後
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

2.8

ホラーでもサスペンスでもないし、こんなヤバい奴がいたって伝えているだけ?
こんな風にはならないようにしよう?
掃き溜めの生活圏にいたから出会って殺されたならまっとうな暮らしをしよう?

終始醜悪で気分
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

えーっと、正当防衛で名乗り出た?
それとも巻き込まれただけだから、事故として沈黙?

うだうだ言っていた理論を身をもって証明
現実で倫理はマスターベーションだ、笑
独りよがり感ハンパないけど、自慰行為
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.7

公私混同しない…だから、どちらかしか選べない。

ラストの歌声で全部もっていくよねー

明石家さんまさんが大好きだと公言する映画
観たことある気もするけど改めて鑑賞
タイトルそのままでド定番や古典にな
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静かな雨(2020年製作の映画)

3.5

それでもいいと思っていても頑張ってもどうすることもできないのがもどかしい。わかってはいても感情が追いつかず溢れるのもお互い様だと寄り添っていきたい…

一匹ずつ焼く天然鯛焼き好きだわー
ブロッコリーは
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風の電話(2020年製作の映画)

-

制服でヒッチハイクとか無防備すぎる…
ドラマチックでもなしだよね。

西田敏行さん、居るよこういう田舎のおじちゃん。流石、ナチュラルに名優

ヘヴンズ ストーリー(2010年製作の映画)

3.6

前後半で4時間36分

被害者・加害者・職務での過失・遺族
それぞれの人生と思うところ。

劇的に面白いというよりも人形浄瑠璃?も含めて長編でじんわりと見せていく
それでも飽きないし観たことを後悔しな
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.8

政治ね。
上手く立ち回れた奴が美味しいものにありつける…真面目とか誠実さとか関係ないし、強さとか手をくだす度胸とかよりも状況判断して勝負かけるタイミング?

産休明けの銀行員ママがただただ可哀想なのに
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

大胆!

どうせなぶり殺しなら決死の覚悟と思っていたけど、生きる理由ができた。

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.7

地獄から出ても地獄なんじゃん。
支配者が変わってるだけで支配の終わりもないし…

反故にされたくなかったら主導権を握るまでだ!
美貌・戦闘能力・精神力、それでいてチェスも強くてやっと自由への希望が広が
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

ラストステージは胸が熱くなる…

子役の闇だわ。
成功と幸福は比例しないし、勝手な理想像実現する為の陰での犠牲が悲痛

こんなにドロシーとして有名で愛されたのに実体は愛されている実感よりもプレッシャー
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.8

不思議…。
パラレルワールドを観ているみたいな感覚

『男はつらいよ』の柴又が並行して時を経て実際にあるんじゃないかと思える。
歴代作品が回想シーンとして差し込まれてるんだけど、違和感なさ過ぎて逆に頭
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ヘル・フィールド ナチスの戦城(2020年製作の映画)

3.7

テーマパークみたいな映画

一つ一つの設定を引き伸ばして数本の作品作れそうなのに合体して1作品

前半の戦時カルトホラーなタイムリープも斬新だと思って観ていたけど、急展開からのそっち!な倫理ホラーでラ
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his(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ『his~恋するつもりなんてなかった~』(2019)で描かれた"渚と迅"の十三年後の話

渚はひどい…悪人じゃないから心底憎ませてくれないのもズルい
自分の事を棚にあげて好き勝手噂するのが田舎あ
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.7

画になるというか雰囲気のある映画

不便で自然と共存共栄していた頃
静謐としているんだけど血生臭くもあり怪異のエンセンスもある。

船渡しって現在でいうタクシードライバーみたいなものって考えたらいいの
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キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.7

元彼でもワンナイトでもない、性行為もない精子提供者なだけの男

努力して苦悩して築いてきた日々も子種が無きゃ始まらなかったけど…遺伝子だけですべてを手に入れる権利があると思うのは虫のいい話

手間隙か
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.7

イケてる僕になりたかった勘違いなイタさが詰まっている気がするけど、そこはセンスある演出でカバー?

エピソードって自己修正フィルターかかるからこんなに劇的で刺激あるシチュエーションだったかは疑問だし盛
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.8

~捕虜を自由意思で残留させるべくエンターテイメントの魅力アピールダンス~
タップダンスはよくわからなくてもここまで演出してくれると格好いいと思える。

朝鮮半島を戦場にして、
中国 対 米国
共産主義
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