Ryoさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

これこそ男の生き様


歴史大作映画。めちゃくちゃ金がかかってるなとわかるほどの大作映画。歴史映画は敬遠しがちですがこの映画のストーリーは誰が見てもわかりやすい男の復讐をテーマにした映画。とにかく面白
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.8

衝撃と皮肉のラスト。

自分たちの理論に反することは知らないふりをする表現なのか裁判の場面で見ざる言わざる聞かざるを表現していた。

ー逆転世界ー
猿のモデルは日本人と言われてる。むかしから西欧ではア
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.2

原作でもあるように「幸せとはなにか」を問う物語

しかし原作ほどの力強さはないし宇宙も全然幻想的じゃない、、

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7

テーマ:「人は哀しみを背負って生きていくしかない」

恋の大きさに気付かされる。
全編歌のみでカラフル、しかし雰囲気も歌もかなり暗く楽しくはありません。

ニューヨークニューヨーク、ララランドがオマー
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.7

「レディはどう振る舞うかではなくどう扱われるかである」

原作はジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」でイライザを理想の女性に作り上げていくとこはまさにピュマグリオンです。作り上げた女性が
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ニューヨーク・ニューヨーク(1977年製作の映画)

3.7

真面目のふりしてかなりコメディ要素の強い作品。長いし中盤はすこしダレちゃいますが最高のラストです。

ララランドに強く影響を与えてることがわかります。

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.8

歌もいいしマリリンモンローも最高に綺麗。

完璧な女性
マリリンモンロー演じるローレライは完璧な女性です。どんな相手でも気を悪くさせない対応、写真のネガをもらうシーンでもあのオリンピック選手と別れる時
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.9

約60年前にも関わらずこのビジュアル。さすが芸術の都パリですがこれほどのセットを作ったMGMもすごい。
当時の日本からは考えられないほどおしゃれで豪華でした。

夢と恋、現実と回想の辛さと素晴らしさを
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.8

「俺は一体どこに恩を感じればいいのだ?」

大迫力の戦争描写ですがその反発で主人公の虚しさも伝わる。鉄十字をもらったところで何も変わらない、仲間は大切だし戦争は終わらない。

自ら戦争に出向き、怪我を
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ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

3.8

画家のフランシスベーコンを強く意識した作品。オープニングの絵画、そのすぐ後のマーロンブランドの着てる服(自画像と同じ服)、フランシスベーコンの特徴的な顔の歪みをガラス越しに撮るなどかなり意識してます。>>続きを読む

トップ・ハット(1935年製作の映画)

3.9

おしゃれなミュージカル映画

シナリオはそんなに面白くないですがララランドにオマージュされてる部分があったりミュージカルの金字塔と呼ばれる理由がわかります。

アステアの歌とダンスが見ものです

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.7

この世で最も幸せなのは愛し愛されること。


ミュージカルでは珍しい既成曲を使い、ビートルズ、エルトン・ジョン、マドンナ、ポリスなど馴染みの名曲をフューチャーしている。

特徴はバズラーマンっぽい豪華
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.6

見ていてかなり辛い

本作、漠然とした『人生』ともう1つは『新しい時代との関わり方』みたいなものを感じた。
SNSなど便利になった今の時代、ニッチな仕事も増え、お金を払えばなんでもやってもらえる。それ
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.2

血の繋がってない子供を取るか、自分の好きな仕事をとるか。

ものすごい濃いヒューマニズム、モラルのテーマが描かれています。

原作はエド・マクベインの小説『キングの身代金』

この「天国と地獄」はエン
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美女と野獣(1991年製作の映画)

4.0

さすがディズニー、大切なテーマがきちんと描かれてる。

見た目だけで判断しない。中身が大切
恋するのに時間は必要ではない

歌と迫力あるダンスシーンとラストの合唱。どれも最高だった。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

現実に存在するヒーローグループ

これが実話とはかなり衝撃的です。

当時国王よりも権力のあったカトリック教会。4000件近くもカトリック神父たちは少年少女をレイプしていた事が判明する。それを判明した
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さや侍(2011年製作の映画)

3.7

笑いと悲しみは表裏一体

野見さんの実生活の悲しさ、正直で飾らない性格がまさにリンクしていた。映画内での説明はなかったですが今まで30日の行を行う侍はプライドから何もせず自害してました。しかし主人公は
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.1

「映画史上における最も優れたオリジナル脚本」

ハードボイルドでダンディな大人の映画

ストーリーが進むにつれ、水が乏しいロスの水源をめぐる汚職事件とフェイ・ダナウェイの演じるイヴリンに隠された秘密が
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(1963年製作の映画)

3.9

「可哀想じゃない。可愛い小鳥を閉じ込めてさ」

「得体の知れない恐さ」こそ、本作のテーマでしょう。それまで弱いと思われてたものに襲われる恐怖を見事に描いてる。
鳥が人を襲う理由をわからなくしたからこそ
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.7

人生を選べ

前作は上の言葉がテーマに描かれていました。そして今回はヘロイン中毒の何が悪い。皆インターネット、携帯中毒じゃないかと説得します
裏切られた怒りや久々の再会の喜び。多々あるが結局昔のように
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ロープ(1948年製作の映画)

3.6

優れたものが弱者を殺す権利なんてない。

当たり前のことのように思えるが今作でもセリフにあったようにニーチェの超人思想やヒトラーの虐殺が実際に行われているからこそ伝えたかったのだろう。

全編ワンカッ
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インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

3.8

ロストガールのように映画を見ることによって自分よりも辛いものの人生を見て勇気をもらえる、辛さを乗り越えられる、助けてくれる素晴らしいものなんだと言っているようです。

売春婦と女優は演技をするという点
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

人間は理解できないことを恐れる者だ。

ある実在の青年を描いた実話。
リンチ本人が住んでたこともあり工業、機械などへの批判を込めて工業地帯を舞台にしてる。そしてそんな工業地帯に産まれた1人の歪んでしま
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

4.2

セックス、暴力、音楽、その裏にある愛とオズの魔法使い。

オズの国へ行きたい『ワイルド・アット・ハート』と『オズの魔法使い』

オズの魔法使いをリンチが哲学的に描いた今作。

しつこい母親、おじからレ
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めまい(1958年製作の映画)

4.4

誰もが目に見えない理想を追い求める


映画監督、批評家による全世界史上ベストワン映画にも選ばれたことのある映画

幻想を追い求めるが故に本当に大事なものを失う。でも幻想を追わずにはいられない人間の弱
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.0

主人公は自分の女房殺しの現実を認められなくなった精神病患者で、刑務所で辛い記憶から逃れるために別人格の若い男になり、解離性障害を起こす話なのです。ピート編は主人公の妄想で出来ています。

ーO•Jシン
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.8

歳をとって最悪なのは「若い頃を覚えていることだ」

車で行けるところをあえてトラクターで行ったというのが大事。この歳のため人との繋がりの大事さを知っており、さらに自分の人生を見つめるためにあえてゆっく
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.0

「『地獄の黙示録』製作において私の成し遂げたかったことは、観客にベトナム戦争の恐怖、狂気、感覚、道徳的ディレンマなどの認識を与えうるような映画体験を創造することであった」ーフランシス・フォード・コッポ>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.2

「これは、小さな健全な田舎町の日常の下に隠されたもの、人々の心の奥に隠されたものについての映画だ」ーリンチ

「人生には知識や経験を積む機会がある。時には、危険を冒すのもいい」
人生経験のためにも闇を
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.8

「現実は厳しいもの」ではなく「厳しい現実に向き合うための武器」を教える映画。
子供向け映画に見えて親に向けた映画。

「たった一杯のお砂糖だけで、苦い薬を飲める」という有名な歌では大切なことを教えてる
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.9

タランティーノの映画は特にメッセージ性などはない。しかし群集劇として、エンタメ性に長けた贅沢な映画の楽しみ方ができる。
クールでカッコよくて単純に楽しめる

前作であるジャンゴやイングロリアスバスター
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.4

[夢見るための犠牲と希望]

成功するためには過去に固執するのではなく未来を求め続ける。

ミュージカルで急に歌い出すのはばかばかしいと思う人や苦手な人は、あの歌い出すのは「その登場人物のその時の心情
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.9

当時25歳という若さで作った映画史上最高傑作

「何かを達成することじゃなく達成するために追いかけることがロマンなんだ」

「いくら富と権力を持っても最後には何も残らないし、金持ちになっても、権力を持
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.5

頭で理解できることに価値はない、価値あるのは別の口から入ってくることだ。


不倫、浮気、裏切り、大人たちのはまり込む泥沼の恋愛劇の中で、16歳の彼女はひとり純真な存在として光っていました。


ちな
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波止場(1954年製作の映画)

4.1

歴史的傑作にして社会派映画の問題作でありロッキーの原点映画。

「悪を恐れぬ力」
周りが違くとも正しいと思うことを怖くても突き通せ!と言われてるようでした。


ーマーロンブランドのどこがすごいのかー
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