Ryoさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

3.9

計算し尽くされた映画。

個人的にはあまり好きではなかったがロレンスの人格がアラブという背景と戦争の中で蝕まれてゆき、狂気と惨劇にまみれた後半の描写はあまりにも悲劇的で好きだった。

ー移動シーンー
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ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)

4.1

闘魚は川で泳ぐものだ
(水槽ではなく)もっと場所が広ければ殺し合わずに済む


小さな世界にいて小さな世界しか知らないから争い殺しあう。大きい世界へ出て行けばいろんないろんなものに刺激されより楽しくな
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.2

テーマ『正義、ヒーローとは何か、存在するのか』

ウォッチメンの革新的なところは現実世界にヒーローが実在したらどうなるのかと徹底的に突き詰めたということ。


1人の人命を犠牲にすれば100人が助かる
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

ドキドキハラハラのスリル満点ホラーだと思って見たら完全に裏切られた。

もちろんスリル満点でエンターテイメント性は素晴らしかったがあの爺さんの恐怖だったり、変人ぶり、粘り強さが異常に気持ち悪かった。
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レスラー(2008年製作の映画)

4.3

「あそこが俺の居場所だ」


80年代に人気だったが急に人気の落ちたレスラーを80年代に人気だったがボクシングの道に進み俳優の世界から消えた俳優ミッキーロークが演じた実話が元の映画。ミッキーローク自身
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.5

スタンドバイミーとは違った様々な課題をクリアしていく冒険物語。

スタンドバイミーが大人が少年に戻り大人さえも楽しめる映画だとすればこれは少年のために作った青春映画。


正直デブとアジア人の演技は酷
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

3.9

サンタクロースが誕生した瞬間。

素晴らしき哉人生と並ぶ定番クリスマス映画(オリジナル版)です。

ラストはまさに宗教国家を表し日本人には少し理解しにくいですがそれでも感動します。それは本当にサンタク
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.6

CGを使って初めて生物を描いた映画。しかしCGばかりではなく本当に作った恐竜も使っていて見ていて楽しい。

ジュラシックパークはオタクの成長物語。パソコン好きの少女、恐竜好きの少年と博士の成長を描いて
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恐怖と欲望(1953年製作の映画)

3.8

『突撃』や『フルメタル・ジャケット』でも描かれた、戦争が人間をどのように変えてしまうか、というテーマである。「世界中のどこにもないが、どこにでもある戦争を描く。」という空想世界という設定の下に語られて>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.8

全体的にこの映画は、愛は全てに打ち勝つわけではない、ということを描いた映画であると言えると思う。この映画はホーキングの学者としての部分ではなくて、奥さんとの関係を描いた映画である。

ラストまで見ると
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アメリ(2001年製作の映画)

3.8

短所を魅力に変える力が1番わかりやすい映画であった。

主人公は人とのコミュニケーションが中々取れないがその代わりコミュニケーション無しで人を幸せにできる人だった。
コミュニケーションが取れないという
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ホーム・アローン5(2012年製作の映画)

2.0

1,2には到底及ばない

人生の教訓的なものがないしラストのクリスマスプレゼントなんかは息子達をもっとダメにしてると思うのですが、、

ホーム・アローン4(2002年製作の映画)

2.0

家族の大切さのみを重視したって感じ。
こっちが恥ずかしくなるほどありきたりの演出や展開は見てらんなかった。

演技、家のセット感も最悪。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

まず率直な感想として、なぜ全乗客を救ったのにそれは最善の方法ではなかったとか、もっといい方法があったのではとたくさんの時間と経費を費やしてるのが馬鹿馬鹿しいと思った。

大事なのは自分を信じること。過
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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.7

映像がものすごく綺麗。

だいたい予想してたけどあのラストも素晴らしかった。

スピルバーグはE.Tのように離れてても心は繋がってるをテーマに撮るのがお好きなんですね。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.9

「映画は戦場のようだ、愛だ、憎しみだ、行動だ、暴力だ、死だ、つまり感動だ」

上のセリフに感動し、様々な引用から分かるように主人公は映画(虚構)を探し求め現実を抜け出し映画になろうとします。

その後
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はなればなれに(1964年製作の映画)

3.8

気狂いピエロも勝手にしやがれもそうだけどゴダールは合わないみたいです(T_T)

この作品はクエンティン・タランティーノの『パルプ・フィクション』に影響を与えたことで有名だ。ジョン・トラボルタとユマ・
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.1

本作が制作された年は、第二次大戦後から数年しか経っていない戦後の動乱期である。敗戦国のイタリアでは日本と同じように失業者に溢れていた。イタリアは特にひどく廃墟のようになってました。この映画の大半は、た>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.9

皆様来年もよろしくお願いします。数少ない中、映画好きの人達とこうやって出会えて本当に良かったです(^^)

よくできた脚本だなあと感心する。計画の内容が全く明かされないまま準備だけが進み実行する時にな
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

最高のラストシーン。

実際にサイレント映画の大女優で本当にトーキーになってから忘れられていた女優グロリアスワンソンが演じてるというのが1つの大事なポイントです。

アメリカンビューティーでもオマージ
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

松本人志が1番好きと言っている作品

さすがロードムービーの金字塔といったところ。


実際に親子だったかどうかは最後までわかりませんが、「そして父になる」では血か愛情かというテーマが語られました。今
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

自分自身が納得できる意見を持つことの大切さと、納得いくまで議論し尽くすことの素晴しさ。多数派に決して惑わされず自分の正しいと思う意見を曲げない事が大事。

登場人物たちはまさに大衆の特徴を見事に描写し
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青春群像(1953年製作の映画)

4.3

目的もなく怠惰な生活を送る5人の仲間たちの無為に過ごす日常を描く。そして、そんな友人たちといつも一緒にいながら、このままではいけない、と考え始めるモラルドを描く。

カメラワークと絵作りにはほんと感心
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大いなる幻影(1937年製作の映画)

4.2


「この映画は、人と人との繋がりについて描いた物語だ」と、ジャン・ルノワール監督自身がトレーラーで力強く述べている。
この映画は、残酷なシーンは一切登場しない。わざわざ痛覚に訴えなくても、人間同士の崇
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.9

君の瞳に乾杯。


男女の恋愛だけでなく男同士の友情、目標に突き進む姿、政治的な内容が描かれている。
当時の時代を反映した映画でありアメリカが第二次世界大戦に参加するのかしないのかを比喩表現で描いたの
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どん底(1957年製作の映画)

4.2

社会は一種の牢獄で貧困者は貧困から抜け出せない。

映画では長屋と大家の持ってる土地以上の外の世界は映されない。この掃き溜めに居座ることしかできない牢屋を表してる。

「どん底」は、マクシム・ゴーリキ
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炎628(1985年製作の映画)

4.3

今起きている事件、この映画でいうとユダヤ人迫害を引き起こした人間の根源は子供から始まる。それを根絶やしにするのがナチスの考え。
子供の未来はヒトラーであっても奪ってはいけないというのが主人公の考え。
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

2.5

好きじゃないというか見る気になれなかった。一回は見ましたが2回目は見る気になれませんでした。いつかまた挑戦します。

まずペラペラの人を除き映画内で日本人が英語のセリフを言ってるのは好きじゃない。今作
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.0

自分の幸せしか考えない上司たちはこの醜い社会を表してるようでした。
さらに裏テーマとして「非人間的」というのも表しています。

計画を立て支配しようとする側と支配される側を描き支配される側の反抗を表し
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カリートの道 暗黒街の抗争(2005年製作の映画)

2.5

カリートの道の続編作品

たしかにカリートの道とかぶる部分はありますが特に見る必要はありません笑

第三の男(1949年製作の映画)

4.5

表面的にはサスペンス、実際は1人の人間の思想映画である。その思想を一言で表したのが以下のセリフである。

「だれかがこんなこと言ってたぜ。イタリアではボルジア家30年間の圧政下は戦火・恐怖・殺人・流血
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.2

人間の欲望だったりが描かれる今作だが実はテーマは「”模倣”は”本物”になれない」だと思う。

今作でわかりやすい例はタイプライター。肉筆ではない。マルジュもフィリップが生きていると思い込み、手紙を読ん
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裏窓(1954年製作の映画)

4.2

ヒッチコックの凄いところはやはり映像で見せる緊迫感だろう。セリフいらずのその技はこの作品は特にうまく現れてる

それぞれの家庭には表面的ではわからない深い深い事情が存在してる。

この映画で語られるテ
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.9

極上のエンターテイメント。

今後作への伏線も張られており今後も期待。あの音楽、C3PO,R2D2などなど出て来るだけで興奮します。

しかし自分は旧6部作の方が好きでさらにそれほどのオタクではなく、
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.0

ー表面的にはヤクザもんの映画だが実は‘子供’を描いた映画でもあるー

海に沈めて殺すシーンでは好奇心を見せ、ヒロインがいきなり来ていたTシャツを脱ぎ捨てて上半身裸になった時村川は一瞬驚いて沈黙したもの
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