HarryTさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

アイディアに惹かれて観たのですが、中身がぎっしりで、そっちで満足しました。変わっていくものがあって、変わらないものがある。お父さんの額のシワがどんどん深くなるのに心が傷みました。

しゃべれども しゃべれども(2007年製作の映画)

4.2

佐藤多佳子の名作。この本、とても好きです。野球解説が下手な男なんて、よく思いついたものです。皆、よく演じていると思います。落語が、ちゃんとしています。八千草薫の饅頭怖いを通しで聞きたかった。香里奈さん>>続きを読む

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.4

ドキュメンタリーに近いものかと思っていたら、いい意味で裏切られて、深いドラマを見れました。善玉、悪玉でなく、このレベルで、全ての人が人間で、重い荷物を背負って歩くことがわかる作品となっています。こんな>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.1

ただ明るいコメディかと思っていたら、いろんな今の状況が入って、それでも、高校生の心は、やっぱり高校生の心なんだとわかる映画。

ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

4.5

映画を見ている間に、将棋名人戦で、新名人が生まれていました。渡辺新名人おめでとう。豊島前名人、さあ、ここからだ。

インドより、パキスタンより、ずっと貧しく大変な国、バングラデシュの家族のお話でした。
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.1

大林監督というと、私には、時をかける少女。小松左京、星新一の両巨頭を超える天才の書いた、とても素敵な原作を、無名の地味顔、原田知世で見事な作品にしてくれた。セーラー服と機関銃とならんで、邦画に一つの時>>続きを読む

きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.8

これは、本が素晴らしく、長い間ベストセラーになっていました。本の方がいいかな?そんな作品もあるよね。

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.3

昭和元年。エリザベス女王がお生まれになった年。スタントなしですごい芸の連続。大砲の角度が下がっていくところと、鉄橋から川に落ちるところは、特に笑った。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.9

とても面白かった。
どの役者も、一人も知らないのだけれど、自然で、とても好きになる。
出てくる人が、全員、そうだよーと思える悩みや不安を抱えている。
見た人の多くが、自分の高校時代を思い出すんじゃない
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

ル・カレは好きで、よく読んだのだけれど、ベルリンの壁がなくなってから、離れた。その深さと、テンポを思い出した。ティンカー・ソルジャー・スパイも頭をひねりながら読んだ覚えがある。読み終えると、疲れと満足>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.5

とても面白かった。前半のスローなペースで、どうなるのかと思いましたが、終わってみると、とても面白かった。

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

4.0

結構笑いました。
差別はほとんどの人がされたことがあるし、したこともあると思います。当たり前に、皆が無くそうと思っているけど、悲しいかな、なくならない。繰り返し、目を覚ますのが必要なんでしょう。
ドイ
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.3

エミリオ・エステベス。懐かしい。ヤングガンの頃、若手俳優のど真ん中で、とても好きでした。あまり見なくなってさみしかったのですが、とてもいい演技でした。最初の頃の目がキョロキョロするところから、一晩たっ>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

4.0

山上たつひこと聞くと、光る風を思い、半田溶助を思う世代の人には、それなりの感慨があるのでは。多くのことを経て、まだ道は遠い。

アウシュビッツの会計係(2018年製作の映画)

4.3

そうなんですよね。全て、人がやったこと。私と変わらない人が。私があそこにいたら、どうしたんだろうと、問いかけてくる事実なんですよね。94才の被告は、殆ど自殺で、ホロコーストは、あったと後世に言い残すた>>続きを読む

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

4.1

短いと思って見たら、ずっと重い話。しかも、どの話も驚くことがあり、密度の高い100分だった。

僕らはみんな生きている(1992年製作の映画)

3.9

なんだか、ピースの綾部さんに見える真田広之。差別意識むんむんで海外に進出していった日本人の姿がよくわかります。ランボーと比べてしまい、日本人の解決法の方が好きかなと思う。どっちもおとぎ話なんですが。

ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

4.0

エディ・マーフィーとウェズリー・スナイプスの両エース対決。サタデーナイトライブを見ているような感じでした。字幕への翻訳は大変だったでしょうね。どこまであっているのかは、よくわからないのですが、大健闘と>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

フィギュアスケート、体操、バレエなどは、大人になって、身体が育つと不自由になる。皆、周りは、成長して上手くなると思うので、余計大変。ボクサーも一緒。鍛えれば鍛えるほど筋肉がついて、身体が重くなる。
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奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

4.7

いやはや。
若者の成長を見せてくれる映画でした。
ごった煮の混じることのないモザイクのようなクラスが、同じものを真剣に見つめるようになる。片隅の暗闇に住んでいた子供が、みんなの中に入って弾ける。
それ
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アフリカン・ドクター(2016年製作の映画)

4.4

しかし、神様もなんで肌の色くらい、一緒にしておかなかったんだろう。
それだけで持ってしまう先入観は、ないと言い切れる人はいないのではないか。微妙な表情が読めない。ほとんど同じ人に対してだって人見知りし
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.9

ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォード。この2人の名前が並ぶことが事件だった。それが、あの、大事件の記者2人を演じた訳だから、そりゃ騒ぐわなあ。
髪の長い記者や足を机に上げて議論するということ
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.9

楽しい騙し合い。

近藤正臣は、私の中では、いつまでたっても柔道一直線。あんなに強烈な役をやった彼が悪い。

全然関係ないけど、このポスター、爆笑問題に見えませんか?特に、右は、田中。

シェーン(1953年製作の映画)

4.0

名作です。
むかあし、見た覚えがあるのですが、もう覚えていることはほとんどなく、新鮮に見られました。こういう景色は、もうなくなったとよく言いますが、アメリカに行くと、まだまだあります。空が広い。
こん
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スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

4.7

私には、とても良かった。

最後の肩叩きなんて、本当に良かった。

私も、娘がいますが、彼女たちのおかげで、人生、お釣りを払わなきゃと思います。そんな感じがとてもよく出ていました。親である人たちに捧げ
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.3

これから、前に進もうとする国の映画は、真ん中に好きにならずにいられない何かがある。日本も、戦後の貧しい時代の映画には、世界中の人を惹きつけた何かがあった。
景色も含めて、爽やかな、素敵な映画でした。

日の名残り(1993年製作の映画)

4.2

抑えた演技が、感情をより強く見せてくれる。主役の2人が、時折見せる、つるんとした表面に入ったひびが、緊張感を生み出す。

善人であるが故に間違いを犯すダーリントン卿もよく描かれている。なんだかお金持ち
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.6

とてもいい。
田舎の高校生活と、アジアからの移民、町から外に出ていく旅立ち、LGBT、全部細やかに描いている。
子供から、若者になり、大人になる。等比級数的に、世界が広がっていくと思っていた時もあった
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.3

面白かった。
テンポよく、時間の長さを苦にしないで見られた。こんなこと、ありえないだろって思うところは多いけど、実話ということで、あんのかなぁと思えてしまう。
パンナム、ベトナム、ジェームズ ボンド、
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ロングショット(2017年製作の映画)

4.1

へえー。
All of the life is “What if”.
本当だ。冤罪と死刑。

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.2

ダスティン・ホフマンが走る。卒業のラストでキャサリン・ロスの手を取って走った彼が、太った年寄りになって走る。
キャストがすごい。エマ・トンプソンは分かるが、キャンディス・バーゲン?
この親父は、ひどい
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バタード・バスタード・ベースボール(2014年製作の映画)

4.1

面白い。
変なやつがいっぱい出てくる。そして、見た人は、みんな、そいつらを好きになるはず。
ポートランドの街は、一度、行って、ナイキの本店に行ったけど、落ち着いた、いい感じの街でした。
これで、また好
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