ゆみモンさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

ゆみモン

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修羅雪姫(1973年製作の映画)

4.0

梶芽衣子がむちゃくちゃカッコイイ。
1973年と言えば、やはり上村一夫原作の幻のドラマ『同棲時代』でジュリーの恋人役を演じたのと同じ年だ。
『同棲時代』の梶芽衣子は、美しいジュリーの相手役でも引けを取
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.5

なんともブッ飛んだ?荒唐無稽なストーリーだが、コメディの位置づけでもないようで、皆真剣に演じているのが面白い。
とにかく、それぞれの女優立ちがみな個性的で美しく魅力的なので、その演技を見ているだけでも
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.3

完全にあり得ないストーリーのコメディだが、ちょい役までの豪華キャストがみな抜群の演技力を発揮しているので、単純に笑って楽しめる。
麻生久美子がとても魅力的だ。

破戒(1962年製作の映画)

4.5

1948年木下恵介監督版も良かったが、こちらもそれから14年経って撮影や映像技術等の向上のためもあってか、よりリアリティに溢れ感動的だった。

部落出身というだけで身分を隠し、また隠していたことまでも
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青い鳥(2008年製作の映画)

4.0

吃音の村内教師・阿部寛がいい。
阿部寛は、暑苦しいほどの熱血漢役もはまり役でいいが、こういう朴訥として不器用な感じの役の方が、私は好きだ。
実際の学校現場で、病休代替の臨時教師がここまで自由に行動した
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.5

いくら大好きなジュリー主演でも、妖怪ホラーはダメだと思って観ないできた。
が、ちゃんと観てみると、確かに妖怪は怖いし気持ち悪いが、一応ストーリーはあるし怖いだけではなかった。
塚本監督がジュリーを指名
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殺し屋1(2001年製作の映画)

2.7

殺害や暴行シーンは残虐過ぎて、とても直視できない。わざとリアル以上にやっているのはわかるけど…。
ただ、過去を操られ人間性を変えられた「イチ」の人生は気の毒で切ない。
「イチ」を操っていた男の正体は?
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

重苦しく胸糞悪く切ない話。
実際の事件をベースにしているだけに、余計に辛い。
祖父母を殺害してしまった周平が気の毒過ぎる。最近「親ガチャ」なる言葉が流行っているが、周平こそ「親ガチャ」に外れたとしか言
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.8

良子にもケイにも、何故こんなに次々と不幸が襲いかかるのか?
良子のあっけらかんと飄々としたたくましさは、本性なのか芝居だったのか?それは最後までわからなかった。
同じシングルマザーと息子の共存の物語で
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お引越し(1993年製作の映画)

4.3

オーディションで選ばれ本作でデビューした、小学生の田畑智子の演技が素晴らしい。
寂しさや戸惑いを、明るさ強さで封じ込めようとする健気な少女を、自然に魅力的に演じている。
田畑智子あっての作品だと思う。
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風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

3.5

途中記憶がなくなってしまうような単調な箇所があり、ストーリーが(自分の中で)繋がっていないような…。
小泉今日子と浅野忠信の、力の抜けた自然な演技がいい。
小泉今日子はこんなにいい芝居をするのに、何故
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肉弾(1968年製作の映画)

4.3

「日本のいちばん長い日」とはまた異なる形で、岡本監督の反戦への思いが強く伝わってくる作品。
デビュー間もない寺田農と、映画デビュー作となる大谷直子の、瑞々しい演技が素晴らしい。
また、ここでもやはり子
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希望の国(2012年製作の映画)

3.3

東日本大震災の翌年にこういう作品を作って発表するなんて…!!当時の記憶は定かではないが、相当物議を醸したのではないだろうか?
笑ってしまう箇所もあったが、全体を通して、国や政府への批判に溢れている。生
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まく子(2019年製作の映画)

3.5

なんとなく不思議で、懐かしさを感じる作品。
古くからの温泉街、山々の季節の風景、お祭り…。みんないいけれど、やっぱりこの作品でも、子役たちが素晴らしい
サトシの繊細な戸惑い、梢の宇宙人感など、ずっと見
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影なき声(1958年製作の映画)

3.5

鈴木清順監督は、こういう感じの作品も作っていたのかと驚いた。
テレビドラマ化のドレかを見たことがあるが、何年版だったのだろうか?
テレビドラマのは、もっとシンプルで、「声」のヒントが生きていたような気
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おふくろ(1955年製作の映画)

4.2

大切に愛情深く育てた息子が、自分には心を開かず、内緒で家庭教師をしていた子どものための家族と仲良くし、就職のことも先に話していた…。
この母親の切なさ哀しさが良く表現されている。望月優子は、こういう母
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死の十字路(1956年製作の映画)

4.0

さすが江戸川乱歩、恐ろしい話だ。一つの犯罪を隠すために、また犯罪を重ねてしまう。実際はあり得ないような偶然も、不自然ではなく描かれている。
発覚に怯える三國連太郎の演技が秀逸。
また、彼を追い詰める探
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