Jerryさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリーの良さは、製作者が「問題の『本質』に迫ろうとする」行為によって生まれるものかなと思う。

なので、問題が何なのか・その『本質』はほんとうに本質なのか、がとても大事なんだなと。

映像を
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七つの会議(2018年製作の映画)

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「映画」であることの意味について。

演劇のように振り切った演技を演出している点は、最後まで貫いている点で良いのかなと思いつつ、でもそれは演劇の持つ良さであると思う。

それと、3人のキャラクターを軸
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

パルムドール獲るのは納得の一作。

カトリーヌ美しかったなあ、歌も美しかったなあ。
内装や街並みも綺麗で、ストーリーはどうでもいいと本当に思ってしまうくらい。

NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.3

スッと背中を押してあげられる大人になりたいと思った。細野さんみたいに。

50年近く前の曲も同様に聴ける平和な現代に感謝

最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.5

家のご飯ってやっぱり特別なんだなと思うのは、入寮して実家を離れてからで。
家の餃子の味だったり、パエリアの味だったり、机の座る配置だったり。
特別なものは、離れたりしてからやっと気づくものなんだなと改
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.4

悲しみや痛みは、乗り越えられなくていい。そんなメッセージを受け取れた。

それでも生活は続く、という「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の彼と同じ優しさの滲むラストがすごく好き。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.5

よかった、ほんとに。

ディズニーワールド近くの安モーテルに住む親子を映した作品で、これこそ「万引き家族」じゃんかって思います。

子どもの演技がすごい、というか子どもの子どもらしい自然な仕草やしゃべ
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真実(2019年製作の映画)

4.6

カトリーヌ・ドヌーヴの背中に希林さんの影が見えたのは僕だけ?
人とは視点が違って、トゲのある、それでも可愛げを潜める魅力的なあの女性像は、まさに樹木希林そのものだと確信した。

前半は少し淡白な感じが
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

恐怖としか言いようがない、ブキミな緊張感と手汗がずっと続く感覚。

あらゆる悲劇でどん底まで落ちる彼に同情し共感しつつも、悪の道に進みJokerになりゆく姿に恐怖を覚え、それにさえ共感してしまう自分が
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.6

ジャルジャル後藤の父ちゃん、良い顔してたなあ。後藤のお父さんほんとに政治家なのは知らなかった。

荒々しい総理のシーンがもっとあったら最高だったのになー、と思うけれど、こうして笑顔になれる日本映画があ
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幻の光(1995年製作の映画)

3.8

表情が見えない(見せてないだけ?)ので、だからこそ映画館で観るべき作品なんだなと。

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.4

スマホの画面われてるやつ、まじでいまの僕と一緒でこういう演出が最高なんだよなぁーーーーーっておもうよね

視覚・聴覚がよろこびすぎる映画

サウナのあるところ(2010年製作の映画)

4.0

ほっこりもするけど、おっさんたちのもっこりが丸出しなので注意したほうがいいです。

"クマ"みたいな「偶然の演出感」ってズルいけどいいよなーって。

最後の父ちゃんの話すシーンはもうマンチェスター・バ
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.7

カメ止めほどの期待値超えはなかったけど、会話のトーンのシュール加減が好きだった。

演技のクサさが映画の雰囲気として馴染んでいく感じが良い。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.8

作品としてはすごく良いというわけではないけれど、彼らの関係性といい、山崎まさよしの歌といい、観た人の人生に入り込むようなストーリーラインはずるいよなーそりゃ思うことあるよなーと思った。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.5

結局、スパイダーマンがいちばん好き。

今作に限っては、大好きなジェイクが出演しててそれだけで最高だったけど、師弟愛といい、ヤングヒーロー感といい、スパイダーマンのパーソナリティにどんどん魅了されてい
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.3

悲しいんだけど、笑える、でも笑えないよなあ
の繰り返し。

どんな形であれ、「問題」を抱える家族は、切っても切れない関係であるために、家族である以上、運命的に辛さや痛みを伴い続けるのだなと。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

あらゆる差別の問題意識をテーマとして、それを心の底の端から震えがるように湧き出てくる役者の感情で描ききる姿を見て、映画ってほんとにすごいなと改めて思う。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.3

親の計り知れない無償の愛と、それは無限に存在するのか有限なものなのかについて。

ジョンレノンの曲ながれたときには泣いちゃいました。

ドラン映画『マミー』の父性版ですね。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.3

エログロの映画といえば、という質問がきたら100%この作品を選びます。

人を突き動かす原動力は、性欲。ミスチルのフェイクが重なります。

ANIMA(2019年製作の映画)

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「経験したものしか知覚できない」
の言葉通り、creepくらいしか知らないにわかの僕にはこの作品を知覚できませんでした。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

能年玲奈ハマり役すぎる。

涙なしにはみられないよ。
今でもすずさんの優しいあどけない声が耳に残ってる。

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.0

夜は短しよりもシンプルで素敵だった

シチュエーションもキャラも緻密

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

女性は理解不能で不思議な生き物、という僕の感覚を見事にテルコが具現化してくれた。

その場の感情で言うことやることがまるで違くて、男は女性に対して「考えるな、感じ」なければいけないということを教訓づけ
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.8

最高だった。
まさか彼が『そして、父になる』のあの子だとは思いもよらなかった。女の子は『レオン』の和製マチルダかと思わされるカリスマ感。池松さん起用も有り難し。

セリフの言葉もさることながら、それを
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ネバーランドにさよならを(2019年製作の映画)

3.8

みんな誰が悪いとか、誰のせい、みたいな感想を言うけど、僕は、法治国家において、違法に値する性癖を生得的に持ってしまったのは、彼にとってとても生きづらい人生なんだったんだと思う。
こういうPCに反するこ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.9

女性目線の、「きみの鳥はうたえる」みたいな印象。
まず最初の運命の出会いのシーンの演出、かっこよすぎない?スローモーション×爆竹で、完全に映画の世界観を定義づけていて、僕自身も入り込めた。

男性であ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.9

真理だなあーーー、心が泣いてた。
日本映画最高。

言葉にできんよ、この映画の良さは。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

親愛なる隣人、等身大のヒーローというスパイダーマンらしさが、普通の高校生というまた新たなスタートから始まったことによって前面に出ていた。

アメコミへの感謝と愛情が溢れてて、元祖スパイダーマンファンだ
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