じぇいらふさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

坂本龍一ファン目線で何回も見過ぎてまともな評価が出来ない作品です🤣。とにかく映画館であの有名過ぎる教授の音楽が全開で流れるオープニングを見れただけでも満腹でもう帰っていいくらい笑。

作品的には、やっ
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.5

すごい作品、、、というかとても疲れる作品😅。戦争をテーマにあのチャカチャカした大林ワールド全解放、もはや作品としてのバランスもなにもあったもんじゃないテンションMAXのまま最後まで続く高濃度な179分>>続きを読む

なんのちゃんの第二次世界大戦(2020年製作の映画)

4.5

面白かったです。第二次世界大戦の後始末が終わらないまま、それを利用してのし上がる市長と、それが許せないなんのちゃん一家の戦争(がまだ続いてるという)コメディ。

キャストさんみんな良いですよね。市長役
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ハイゼ家 百年(2019年製作の映画)

4.7

なかなか凄い作品だった。監督自身の家族について祖父から自分の代までの歴史を、シャープ過ぎる映像と手紙の朗読がひたすら続くというストイック過ぎるスタイルの全5章。故に途中何度か意識が飛びましたが笑、面白>>続きを読む

タバコ・ロード(1941年製作の映画)

4.0

一応フォードの傑作とのことでしたが、観てびっくり笑。主人公他いかにもな爺様たちや、車が途中で何回も爆音と煙でダメになるところとか、元気過ぎる宗教おばさんとか、もう一線越えちゃってるだろう🤪バカ息子とか>>続きを読む

仁義(1970年製作の映画)

4.0

メルヴィルの仰々しさのない静かなスタイルは、夜中に観ると途中何度も睡魔に襲われて🥱ストーリーを追えず、何回も戻して、2時間半全て観るのに結果4時間くらいかかってしまった笑。自分の調子がのってくると面白>>続きを読む

マン・ハント(1941年製作の映画)

4.4

フリッツ・ラングアメリカ時代がここから俄然面白くなるきっかけとなる、一連の対独プロパガンダ映画の始まり。いわゆる巻き込まれ主人公の逃走劇ですが、まああれ暗殺する気なかったってちょっと無理ありすぎですよ>>続きを読む

21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.5

面白かったです。700ページだからとても買って読む気力がなかった、ベストセラー経済学書籍を、ピケティご本人他豪華(なんでしょうな多分知らないし笑)経済学者の解説付きで映画になっちゃうんだから良い時代で>>続きを読む

狼をさがして(2020年製作の映画)

3.3

いわゆる昭和史を振り返る的なTV番組でちょっと触れられる程度の、1974年の連続企業爆弾テロ事件の関わる人たちを追う話。ああ!よーくよくみる指名手配のあの顔がこれかー🤔な感じ。そういう意味では無知で知>>続きを読む

愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

4.3

大島渚伝説の作品初めて観る❗️いやあほんとにやってるだけの作品でしたな笑
まあ日本初の初のハードコアポルノが売りなんだから当たり前なんですが、このポスターだと結構かんちがいして見に来る層もいるかも~で
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

3.8

捕虜収容所モノで、コメディ巨匠ビリー・ワイルダーとか珍しいですが、やっぱり面白いすね✨沢山の登場人物がそれぞれキャラが立っていて、わかりやすい。お決まりの脱走計画とか、嫌な捕虜収容所の長官や軍曹を如何>>続きを読む

新・平家物語(1955年製作の映画)

4.0

溝口健二監督、端から端まで行き届いたセットと衣装まとったエキストラでもうこういう贅沢な作品今作れません❗️な大映マークの豪華絢爛時代劇絵巻。若き平清盛演じるは市川雷蔵サマですが、眉毛が太い笑🤣結構デフ>>続きを読む

彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)

4.9

見てよかった。傑作❗️
加藤雅也の社長が素晴らしすぎますよね。激2枚目でやってきた彼が渋い関西弁のとぼけた味あるおっさんとして踊り子と同じくらい輝いてます(最後あれずるい笑🤣)。
仮面ライダービルドの
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.0

もう何回も観てるんですが、Blu-rayパッケージがカッコ良くて買っちゃいました🤣
音楽はショスタコ版です。旗🚩は白いです。あの🚩が赤いバージョンてもうないんかしら?

ポチョムキンて最初のお肉腐って
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

4.3

これは珍しい政治をテーマにした作品ですが、相変わらず2人揃えば主張し合う、議論し合う全くのロメール映画でありました。
また7つの〜とかの、複数の逸話の集まりの体なのですが、別にオムニバス作品じゃないし
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椿の庭(2020年製作の映画)

4.8

ひたすら静かで美しい作品。
冒頭暗がりが長いので焦ります笑。炎?金魚?という浮かび上がり方は見事。
台詞がとことん少なめで、終始海辺の波の音が結構な音量で流れ続けるのは、気持ち良すぎて寝そうです笑。
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.0

話題の北斎一代記。テーマを江戸幕府に弾圧され続ける芸術家達と北斎が自分のスタイルを確立していくところを一緒に描くのはやっぱり尺足らずで、エピソードを並べました感は否めないですが、わかりやすいです。当時>>続きを読む

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.5

観ました❗️だう、、、それが感想笑。
いわく全てがセットで〜それが完全にソ連時代の再現で〜参加者が2年間住んで〜ここではペリカじゃなくてルーブルしか使えない〜とか全体のき○がいなプロジェクトが売りで、
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.5

らんでぶーとは、男がやたらと付き纏うナンパ話ですか?という3つの軽妙なお話。女の子はみんな可愛い安定のロメールキャスティング。男性はヤバめキャラ揃い笑。
1話目、まああれはスリ疑うわなあ。次は彼と付き
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.3


面白かったです👍
この作品は事前情報無しに、なんなら予告編とかポスターみて大いに勘違いして観る方が面白いかもです笑。ミスリードだらけの宣伝🤣。
うわ~こういう話なんだ~みたいな(いや観ただけで解明さ
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.0

まずは相変わらずの謎テクノ音楽始まりにワクワク(ロメールの音楽趣味やっと慣れてきた笑)
四つのオムニバスですが、レミットとミラベルが出会う最初のシーンがいいです。
自転車の車輪と赤いマフラーと緑の背景
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街の上で(2019年製作の映画)

5.0

今泉作品はいつもいいけど、今回は一番面白い。今の所ベスト今泉作品。当然な今年ベスト入り✨
キャストがいいよね。女の子みんないい❤️中田青渚のぐいぐい来る可愛すぎる関西弁。 穂志もえかの愛らしい最後の台
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.6

いやあ、なかなかイカれてますね笑、という感想。
キャストはもう既に色々賞取ったりしているなかなかなキャリアの方々ばかりなのに、皆んなしてクローネンバーグのやりたい放題の変な世界にしっかり対応しているプ
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おろかもの(2019年製作の映画)

5.0

これ今年ベストテンに入る傑作でした❗️(去年の作品ではありますが)

妹が兄の浮気相手と仲良くなっちゃうストーリーも面白いですが、登場人物キャストが全てにおいて素晴らしいです。主人公の笠松七海が『空(
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プロフェッショナル(1981年製作の映画)

3.8

今回はいわゆる裏切られた祖国に対する復讐劇で、ベルモンドの役柄はランボーに近い感じ。しかしそこは流石ベルモンド、悲壮感というより飄々と明るいキャラクターで時にギャグシーンもあったり。
中年になっても激
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警部(1978年製作の映画)

3.8

楽しめました😆一応設定は特命警部なのですが、行動はアウトだらけのほぼ悪人です笑
白いレーシングカーで家に突入する、舐めてかかると357マグナムをぶっ放す。お話はよくある警察の中に悪い奴がいる❗️なので
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西部魂(1941年製作の映画)

3.0

始まりがジョン・フォードっぽいフリッツ・ラングの職人的西部劇。
アメリカ横断電信インフラを引く会社が舞台の3人の男達の話。西部開拓期の段々開拓を進めた結果、生活に必要な色々なお店が出てくる所とか、面白
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.3

まさに『友だちの恋人』というしかない内容😆ロメールの作品は、毎度ほんとにシンプルなお話なのに、最後まで目が離せないからいいね。ほんと自分に合う人てなんだろね❓て考えちゃう。不器用さへの優しい眼差しは相>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.5

ん〜途中何回か意識を失った為に、ストーリーが飛んでしまった笑
前評判通り若干わかりづらい語り口、エピソードのごちゃつき感。最終的に幾多困難を乗り越えての『市民ケーン』到達は分かっていますが、過程があん
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ムッシュとマドモアゼル(1978年製作の映画)

4.5

ベルモンドの明るいキャラクター全開で、危険なスタントも魅せてくれる楽しい作品。
大掛かりで、お約束なギャグの連続、はちゃめちゃぶりが、最近の映画で観られない満腹感✨
ここでのベルモンドの演技は、まんま
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セノーテ(2019年製作の映画)

4.5

冒頭の数シーンでやられる、脅威の映像作品。
『鉱』の時の尋常じゃない直接的な映像の連続が、今度は水中を舞台に迫る。泉の中、緑色の不思議な光と色んな音が混ざり合った音響による神秘の表現。まさかのiPho
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鉱 ARAGANE(2015年製作の映画)

4.8

これ凄いです。
いわゆる炭鉱のドキュメンタリーだと思って観ていたらとんでもない。
炭鉱という過酷な職場に対する社会的なテーマ性とは無縁の(ちょっと出てくるけど)ひたすら暗闇の中の光と闇、機械の轟音と動
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恋するけだもの(2020年製作の映画)

4.8

面白いです❗️
前作『恋のクレージーロード』からさらにパワーアップなだけでなく、アクションエンターティメントとして楽しめます。
特に終盤の畳みかけ、ヤバイキャラクターしか出てないのに、勧善懲悪モノと同
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オー!(1968年製作の映画)

3.5

オー!ってのが、渾名だってのは意外。
割とハード・ボイルド系でキャラクターも変装シーンとかあるけど比較的マジメ路線。ヒロインのジョアンナ・シムカスが綺麗です。
落ちぶれていくのと、無軌道な感じは、『勝
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満月の夜(1984年製作の映画)

3.3

ヒロインのパスカル・オジェが良いです。髪型、ファッション、目が独特。リヴェットの『北の橋』のヘンテコキャラとはまた違う。夭折したらしいですが惜しいですよね。
相変わらずのあれこれ美しく撮る女性陣に対し
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地獄への逆襲(1940年製作の映画)

3.5

どうも続編らしいのですが、これだけ観ても問題ないです。
毎度ヘンリー・フォンダのマジメ顔は、濡れ衣きせられたりするとより光ります。逆境に置け!笑
キャストが皆強め。クセありすぎジョン・キャラダイン。イ
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