ほり本こう大さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.8

ピエール瀧の汚職刑事似合いすぎ問題。
けど退場させるの早くね?
ラストシーンでピエール瀧のドンパチ期待してたのに!!

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

前半はコメディでクスッと笑えるシーンが多々ある、特にムロツヨシの癖で。
中盤になり満を持して「ヒメアノ〜ル」タイトルバーン!からの一転、物語が狂いだしてからが本番。
とりあえず森田剛の演技力しゅごい…
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.7

テルマが🤦‍♀️、ほんまテルマ🤦‍♀️、マジでテルマ🤦‍♀️、テルマを一文字で表すと🤦‍♀️。
でもそんなダメダメテルマが徐々に変化し、🙋‍♀️になって🙆‍♀️になり、最終的には🤷‍♀️になっている(
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.3

公開当時、何度も劇場へ足を運ぼうとしたが、結局鑑賞することなく今に至り、そして満を持してレンタル鑑賞。

前編白黒、長尺、題材がホロコースト、とこの3点で既に鑑賞前からボディーブローをくらう。
いざ本
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.9

かなり古い映画にもかかわらず、ぬくぬくとしたまま進むと思われた展開は、全て予想を裏切られた。
規律に縛られ、それまで行動はおろか、自ら意見することもしなかった者たちが、たった1人の影響によって、やがて
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.6

元天才の更生話かと思ったら全然ちゃうくて笑った。
終始、酒!女!薬!てな感じで、ただただクズな天才が最高の人生を謳歌する話。
それ以上でもそれ以下でもない。

ジェントルメンと一緒にレンタルし鑑賞した
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

ハッピー・デス・デイみがあって好きでした。
でもシネマンションで激推しされてたからか、期待値高くしすぎた感が否めず…でも楽しめた感も否めず…。
下ネタ強めなので、一緒に観る人によっちゃくそ気まずそう。
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.8

右も左もわからない初めての法廷で、玄人たちに笑われる新米弁護士。
来た道を笑うな、と言いたいところだが徐々に頭角を現し、出る杭は打たれねェよ!とこちらの心配を掻き消すほどの弁護の手腕。
新米だからこそ
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

一度道を踏み外してしまったがために、憧れの職に就くことができない若者。
そんな若者に突如訪れた偶然の巡り合わせ。
大切なのは経歴か、それとも信頼か。
ある事件を通して知ることになる、闇に葬り去られるは
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

まさに中坊のころ、ワルに憧れていたあの頃を想起させ、どこか懐かしくまた、どこか新鮮な気持ちになる。
男なら、大抵のやつは通ったであろう羨望、葛藤、嫉妬、誇示。
幼さや親などの柵から生きたいようには生き
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.1

最早、クライムアクション群像劇というジャンルは、「ガイ・リッチー」と称してもよいと言わしめられる。

開始早々、衝撃的な展開に迎えられ、2人の会話を起点とし、飽くまでストーリーを語る、というていで過去
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.0

設定・シナリオ・構成が、全く想像と違っていたとしても、今まで狩ってきたモンスターがリアルに動く姿を見ることができれば、英雄の証を聴くことができれば、幼少期から今までPSP、3DS、PS4、Switch>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

今作も、ドゥニ・ヴィルヌーヴ節がゴリッゴリに、いや、ドゥニッドゥニに出てました!!
館内に鳴り響く重低音、美しすぎる風景、VFXで生み出された宇宙船、曇りすぎている雲、砂漠のバケモノ、そしてティモシー
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.6

視点としては斬新で、今観客が入手している情報の、何が真実で何が虚偽なのかの判断が難しく、容易にミスリードされる。

確かにジャンルはドラマというよりサスペンス調なのだが、会話劇が中心なので個人的にはイ
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.6

映画としての完成度はかなり高いが、面白いと感じるかどうかは別。

とにかく重く、重い、重すぎる。
胸糞とも表現しづらい、まるで川底に沈澱しているヘドロのような闇が常に広がる。
そのどろどろとした雰囲気
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

題材的にもっとドンパチしているのかと思いきや、想像しているほどアクションシーンはなく、低音が鳴り響き淡々と進むシーンが多めなので、多少評価が低いのはそのせいかと。
ネトネトした嫌ぁ〜な雰囲気からの…急
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.3

なんやこのロードムービーは、と思えばリトル・ミス・サンシャインのプロデューサーなんですね!とても納得いたしました。
そして、ずっっっとレンタルしようと思ってたら、サブスク配信。
Netflix様本当に
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

今回もブラムハウスさんのグロスカッは相も変わらずで御満悦でございます。

さて、本作は問題作などと揶揄されているが、右や左など政治的なことは置いといても、単にバトル・ロワイヤル映画として楽しめる。
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.3

起承承承。
鑑賞後はマジで何の映画を観たのかわからないくらい、ストーリーが薄すぎる。
基本的に序盤から終盤まで、誰が何をやっているシーンなのか、そもそも登場人物の意図は何なのか、製作者側は何を伝えたい
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

鑑賞後の率直な感想は、
つまんねぇなぁ!でも好きだぜ!
です。

細かすぎるものから、ついアツくなってしまうものまで、小ネタがてんこ盛り。
誰にも見向きもされないようなモブが主人公の映画とは、これこそ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

期待しすぎた感は否めないが、アクション・コメディ要素満載なので、エンタメとしては普通に楽しめる。
特に、カーチェイスは長すぎるほど豊富。
まぁ結局「We are Venom」を聴ければ、それで満足しち
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.7

世界史、特に十字軍やらキリスト教やらの宗教関連には疎いので理解できない言葉が羅列されていたが、無難にミステリーとしておもしろい。
可もなく不可もなくな作品。

メッセージ(2016年製作の映画)

4.7

超知的言語学系SF(どんでん返し)。
序盤から、表現しようのない不気味な音楽が鳴り響き、未知の存在との邂逅を上手い具合に掻き立てている。
中盤は、私たちが英語の学習に苦しんだように、いやそれ以上に、辞
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.5

想像していたものとは違い、かなり球団経営に焦点を当てているため、野球理論・経営がメイン。
そのため、激アツであるはずの実戦のシーンがほとんどなく、淡々と進み、味気ない。
正直見どころがなかった。

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.7

エイリアン、戦争、タイムトラベル…とにかく色んな要素をぶち込んだSFアクション。

色んな要素をぶち込んでいるが故に、矛盾が生じたり納得できない箇所はあるが、そんな我々に「黙れ」と言わんばかりのドドド
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.9

傘を忘れて雨の中、シネ・リーブル梅田を探し回り10分遅れて入場。
ただのラブロマンスだと思っていたが、遅れて席に着いた時の早漏というワードで少し度肝を抜かれる…。
そんな早漏というワードからは想像でき
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.6

肌の色が異なるから、恋愛対象が同性であるから、たかがこれだけの差異で一体、何の問題があるのか。
マイノリティはマイノリティらしく振る舞わなければならないのか。
マイノリティはマジョリティの思い通りに行
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

途中まではよくある展開だが、どんでん返しで有名なだけに、やはり最後の捻りが効いている。
ベスト・オブ・「今、何と言った…?」映画。

個人的には期待しすぎないよう十分に留意していたが、どんでん返しとい
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.6

ゾンビ×強盗は新鮮で楽しめた、がそれにしても長い。アクションなのでそこまで苦にならないが、ストーリーが深いわけでもないし、そもそもアクションは2時間もあれば十分。
アクションシーンはないが、真田広之が
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.2

クズ人間のハイエナ・サクセス・ストーリー。
葛藤や躊躇いは一切なく、容易に一線を超える。
血眼になりながらネタを探し回る。中には同業者にネタを先取りされるが、最終的には横取りし絶対に自らの手柄にする。
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.5

鑑賞後からかなり経ってしまったため、
・犬がかわいい
・マービンみたいなやつ好き
・クリーチャーの造形いいね
しか思い出せません。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

やはりタランティーノ作品は間違いないことはわかっていても、どうしても長尺のため再生ボタンを押す一歩を躊躇ってしまう。
しかし、意を決して再生ボタンを押す―。
その後は惹き込まれに惹き込まれ、時間のこと
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2

どんなことがあろうが、どこであろうが、誰に何を言われようが、自ら誓った信念をここまで貫き通せる者が他にいるのだろうか。
まるで一線を超えると際限がなくなってしまうかのように、絶対その一線を超えない誓い
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.3

最近、栃木・足利市で発生した大規模な山火事が連日報道されていた。日本では、平均すると1日に約3件山火事が発生しているらしいのだが、建物火災とは違い、そもそも山林火災が日本で報道されることはあまりない。>>続きを読む