ほり本こう大さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

個人的には、理不尽な疑いをかけられた主人公。というよりは、普段から正義感が強すぎる行動が過ぎたために疑われてしまったと感じた。自業自得といえばちょっと言い過ぎではあるが、正義にはどうしても責任が伴う。>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.9

台詞のない短編で、これほどメッセージ性が強いのは稀有。
また、特徴的な色使いをしており、モノトーンの中で映えるようにある色であるものを表現している。
故に、全世界の人が鑑賞しても伝わる本作に込められた
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

現代アメリカの社会風刺を上手くタイムトラベルと絡ませている。さらに短編、超絶なとっつきやすさ。

どんなに理不尽な理由を突きつけられたとしても、ほんの少しでも抵抗すれば、黒人だからというただの人種の違
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トーゴー(2019年製作の映画)

3.7

実話故にどこまで脚色されているのかわからないが、個人的にあまり好きではないTHE ディズニーの個性が出ていた。
映像自体は、過酷な環境での犬橇やその疾走感からかなりスリルを味わえる。

犬を飼っている
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いや、実話ちゃうんかーい!

あとコーエン兄弟って強キャラ感あってええな。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

えげつないほど深みがあり、かなり渋い作品。ブラックでも甘いくらいに。
本作の本質を理解するには、やはり今の自分は若すぎた。数十年後に鑑賞するには持ってこいの作品。

演者に関しては、実際のノマドをキャ
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.0

グロいシーンが多々あるが、とりあえずインパクトは最強。
当時の民族の言語や衣食住、文化など忠実に再現されており、非常に見応えがある。

想像していたものとは違い、一言で言い表すことができるほど、ごくシ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.3

良質で且つ重厚な一級サスペンス。
とある虐殺事件を皮切りに、3人の刑事、それぞれの正義が動き始める。

幾層にも重なり合う謎。謎が謎を呼ぶ展開。待ってました!と言わんばかりのこれぞサスペンスな要素の数
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

ダブルエドワードの好演。ノートンは、思想最強タトゥーしてるムキムキハゲやったけど出所後はただのイケメン、(当時の)ファーロングは、顔立ちがただただ美しい…。

本作と実体験を踏まえて思ったことは、特に
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.5

やっと公開!!!!!
待ってましたよ、ブラムハウスさん。
そしてハッピー・デス・デイと同じ監督とのことでかなり期待しましたが、まぁ案の定最高の一本でした。

多少グロさはありますが、ハッピー・デス・デ
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.8

評価は芳しくないが、個人的には好きだった作品。主に、モーガン・フリーマン扮する脳科学者が厨二心を擽ってくるようなことを言っているためであると思うが、他にもスカヨハのアクションを観れたし、設定がある意味>>続きを読む

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.6

タロン・エガートンを拝める。
何も考えず観れる。
ただそれだけ。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.7

最初から最後までとにかく最高!!!!!
タイトルで始まって、タイトルで終わるのかっこよすぎやろ…。
音楽もめちゃくちゃいい、全部ハマった…。

優等生の2人は高校卒業式前日に、見下していたはずの陽キャ
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メガマインド(2010年製作の映画)

4.6

日本劇場未公開の本作。
こちらも3/30で配信終了😢
だが、大傑作!!!!!!!!!
何故日本未公開にしたのか、悔やまれる。もっと知名度があってもいいのに…

設定・世界観も取っ付きやすく、伏線もしっ
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ガーディアンズ 伝説の勇者たち(2012年製作の映画)

3.3

ドリームワークス・アニメーションの作品が3/30に尽く配信終了するのでこちらも鑑賞。
日本未公開なので、全く存在を知らなかった。

登場人物のキングダムハーツみが強く、海外の空想のキャラクターに詳しく
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カンフー・パンダ(2007年製作の映画)

3.8

ネトフリから3/30に配信終了してしまうので鑑賞。
幼少期に鑑賞していたはずが、記憶がほぼ消えていたおかげで新鮮に楽しめた。
それにしてもカンフーってこんな早く会得できるもんなんか!?

カンフー・パンダ2(2011年製作の映画)

3.7

ネトフリで3/30に配信終了するので続けて鑑賞。
普通なら2,30年かかる新技:内なる平和を修得するのが早すぎ問題。
でもおもしろい。

カンフー・パンダ3(2016年製作の映画)

3.6

何故か3だけ配信終了しないが、せっかくなので続けて鑑賞。
相変わらず新技:気功を修得するのが早いし、何か全員使えるようになっとる。

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.9

天才数学者の伝記を基にしているので、全編通してヒューマンドラマかと思いきや、中盤になるとミステリー調になり、まさかのどんでん返しが待っている。
しかし、飽くまで本作の主軸は、どんでん返しではなく、伝記
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複製された男(2013年製作の映画)

3.6

難解映画として有名な本作が、明日でアマプラ配信終了とのことなので鑑賞。

序盤の凄まじいほどの「え、これ観てる映画あってる?」感。
基本的に画面が薄暗く、登場人物が似てることもあり、誰が何をやっている
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

心臓ドドドアップのファーストカットから始まる本作。
突然すぎて、鑑賞中に食べようと思っていたお菓子に伸ばした手が止まるほど。

本作で特徴的なのはカメラワーク。
元来、映画においてあまり多用されること
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

差別によりどんな理不尽でも罷り通るこの時代。
黒人は、どれだけ白人に媚びへつらおうが、彼らの気分次第で人生を狂わされる立場にある。

「黒人は生まれながらにして罪を背負っている」
というセリフがあるが
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.7

Filmarksのあらすじが地味にネタバレになってしまっているタイプのやつなのでご注意を。

邦題だと、どうしても黄金を巡る裏切り、殺し合いを想像してしまうが、本作は全くそれとは異なる。
原題がわかり
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

何を言ってもネタバレになる作品。
本作のセリフは一言一句見逃してはならない。
中盤まではバーテンダーと青年がただ会話しているだけなので、SF要素は?となるが、そのシーンの重要度は後々知ることとなり、ま
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.5

短編で、かつわかりやすい内容のため取っ付きやすい。
だが容易なタイムトラベルには代償もつきもので…。

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.1

難解スパイ映画として有名な本作。
言ってしまえば、二重スパイ(もぐら)を見つけるだけのシンプルな話なのだが、英国・ソ連と数多くの登場人物の思惑が飛び交い、情報が錯綜することによって、より難解なものとな
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アス(2019年製作の映画)

3.7

ある夜、自分たちによく似た"Us"が襲ってくる。

ホラーとしてはおもしろく、楽しめる作品。
ただ、どうしてもよくわからない…が勝ってしまう。
終盤、原因が語られるが、それにしてもまだよくわからないが
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嵐の中で(2018年製作の映画)

3.8

シネマンションから。
ロスト・ボディの監督ということでハードルを上げすぎた感は否めないが、ネトフリオリジナルとしてはアタリ。

クライムサスペンス×タイムトラベル
「嵐の中で」時空が25年前と繋がって
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

世界観・設定に加え、スーツに煙草に武器と色々男心を擽られる要素はあるが、ストーリーはイマイチ、、、
天使や悪魔などの(一応)空想の存在を題材にしているだけあってか、後出し新要素で何でもかんでも解決でき
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

設定、世界観から期待値大なだけに物足りなさがどうしても否めない。
ストーリーは、"革命"にフォーカスするとそこそこ締め括られてはいるが、それによって具体的に何がどう変化したのかについては明示されない。
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.6

インド映画と言えばこれ!
間違いのない映画と言えばこれ!!
長尺を感じさせない映画と言えばこれ!!!
ただただ踊って踊って踊りまくるハッピー映画かと思ったら、内容は想像を尽く裏切る全く異なるものだった
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パピヨン(2017年製作の映画)

4.4

序盤のさらに序盤にだけ映し出される、色鮮やかな街並み、オシャレなBGMやそれ以降全く登場しないヒロインがかわいい等、本作の大半を占める監獄シーンとの落差が途轍もなく、まるであの日常が幻想のように思えて>>続きを読む