ぼっちザうぉっちゃーさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ぼっちザうぉっちゃー

ぼっちザうぉっちゃー

トップガン(1986年製作の映画)

3.7

マーヴェリックに向けて再観賞。
なんで絶対好きなタイプのヒロインなのに、あんま印象残ってなかったのか分かった。

完全に主人公が食っちゃってるからだ。セクシーでチャーミングな男前てよ。
屈強な男たちの
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学校の怪談(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

春に胡坐掻いていた私に最近、急に暑くなったり、雨降って「涼しい日もあるね」なんて言わせたりと、季節の方が夏を匂わせて来よるので、そっちがその気なら先に夏やってやんよと観賞。
結果、あまりの夏エモさに返
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

タイ映画というのは観た記憶がなくどんなものかと思ったが、すんなり楽しめた。

基本的にはカンニングのスリルやその無謀にして大胆な手法を楽しむのに重きが置かれ、カメラワークや意外に気取った音楽のバラエテ
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大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

3.2

意中の女子に呼び出された男たちのゴタゴタワンシチュエーションコメディ

福田雄一の座組が安定感すごい。
佐藤二郎はもうセリフ回しが自由すぎるし、山田孝之はキャラの振れ幅はんぱない。

登場人物の喋り中
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犬王(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

思っていたよりストーリーがあったので安心した。
最悪内容チンプンカンプンでも面白いアニメーションが観られればいいやという気持ちであったが、存外感情移入し得るだけのキャラクター造形と展開があった。

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百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

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いたいいたいいたいいたい、痛い、イタイ。
それは心の痛み、恋の痛み。体の痛み、処女喪失の痛み。拳の痛み。

自堕落な生活を送りつつ未だにオンナを捨てられないイタイ女、一子(イチコ)とぶっきらぼうな壮年
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オーディション(2000年製作の映画)

3.2

いたいたいたい、恐怖より痛みの恐ろしさがすごい。

意図的に顔を映さないように、人間性を隠匿された女が徐々に本性をあらわしていく恐怖はもちろんあったが、

特にラストの淡々とした酷い描写がイタコワイ。
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

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なんか怖かった。
耳障りな音響。
話が通じてるのか否か分からずフラストレーションの溜まる間宮の語り口。
少しずつ精神が変質していくような不快感。
後半にかけて主人公(高部)中心に画面全体から人間の温度
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映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

4.3

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原作未読のアニメ勢です。

アニメを見始めて最初に触れたラブコメであるので、思い入れはすごく強かった。
だが往々にしてある、原作と比較されたアニメの評価への引け目から正直声を大にしてとはいかなかった。
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

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わりとしっかりしてるなと感じた。
なんとなく、サブカルのお仕事系はウケやすいポップなノリでエンタメ化するような印象があったのだが、意外と遊んでいないというか、きちんと働く人たちにスポットが当てられてい
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告白(2010年製作の映画)

3.8

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見終わるとまず小さな悲鳴に似た、浅く長いため息が出た。
恥ずかしながら湊かなえ作品を読んだことがなく、全くの無知でどんなものだろうと興味本位な部分が大きかった。

すみませんでした。イヤミスの女王なん
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.2

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なかなか理不尽なバッドエンドに感じた。
母の愛と言われればそうだろうけど、犠牲にならねばならない必然性がいまいちピンと来ない。

まぁジャパニーズホラーは万事解決で済まないみたいな系譜か。

黒木瞳の
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.3

なかなかセンシティブな内容ながら、軽やかに描いていて気楽に観れた。

ジュノの両親が理解ある暖かい人たちで本当に良かった。
ポーリーの真摯さも好感持てる。
マークに対しては、大人のくせにとは思うが男と
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.9

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んぁわー嫌だなぁ、でも好き。ていう感じ。
イヤミスホラーといったような読後感。
その要素全てが本質ではないが、上質。
ミステリーの趣はあるが謎解きが主軸ではなく、しっかり怖いホラーテイストだが恐怖感が
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.8

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なかなか面白かった。
タイムループ系の映画は数多あれど、ただの運命論にとどまらずここまでしっかりと「円環」を感じられたのは初めてで新鮮だった。

自己愛に関しては深く考えても仕方ないような気はするが、
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鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー(2022年製作の映画)

3.3

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結論、一作目とほぼ変わんない笑。期待を超えてこない。

まず、ぱっと見の印象から。
なんかすっきりしない。どこに見応えを感じていいのかが分からない。
ストーリーは、おそらく原作のあそことあそこをぎゅっ
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バブル(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ほんと泡(バブル)みたいな作品だった。
ルックはめちゃくちゃ良い。水に沈み、泡が浮き、荒廃した都市を生きる軽装若年層。
そして、最初は割りと見慣れた様子でそんな面白みは無いかもなと思っていたが、最後ま
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

3.2

公開当時劇場で観たが復習として二回目。
そういや最初観た時はまだアニメ観てなかったなとか思いつつ、原作準拠とそうでない方を二つとも観た今めちゃくちゃ飲み込み易かった。もちろんそれ故に文句もひとしおにあ
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.4

投稿700作品目ということで007
個人的にダニエル・クレイグ版がそこまではまらなかったので、初代はいかにと気になった。

なんか思ってたよりアクションが泥臭いんだなと思った。スパイ御用達の細身ワルサ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

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なんかちょっと面白かった。
最初思ってたより面白くて、そっから覚醒系のありがちな展開になりかけて、予想外のちょいホラの派手アクションで、最後『第一部 転覆』で「聞いてへんてぇ!」ずこー。だった。

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遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

けっこー面白かった。
警察署が取り組む銀行強盗に対する防犯訓練が、犯人役を任された警官の度を越した真面目さによって警視庁やマスコミを巻き込む大騒動へと発展する。

序盤の、立て籠り決め込んでこれで一本
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渇き。(2013年製作の映画)

3.4

気持っち悪かった。
登場人物軒並み理性ぶっ飛んでるから、良心が咎める隙なんてありゃしなかったので、もうハイになって楽しむしかなかった。
序盤から妙に寄り気味な構図できもきもで、立て続けの変なオープニン
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ジェニファーズ・ボディ(2009年製作の映画)

2.8

ミーガン・フォックス目当てで観賞。
ミーガンがえっろい。こんな目で見てると『トランスフォーマー』でミカエラに惚れた小学生の頃の自分にどう思われるだろうなんて考えながらも、眼福でした。

内容なんてあっ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

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名前だけは遥か昔から聞いたことがあり、主題歌を飽きるほど聴いていた作品、やっと観賞。

バレー部キャプテンにして学校のスター桐島の退部と連絡途絶をきっかけに、部員や友達、その恋人や、またその友達、とい
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.6

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妙にかっちょいいなぁと思ったらザック・スナイダーだった。妙に笑えるなぁと思ったらジェームズ・ガンだった。なんそれ!も一回キメキメのSFアクション撮ってくれん?
もはやゾンビが主役じゃんって思うほどにゾ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

てっきりジェニファー・ローレンスかと思って観賞。違った。
そこそこショッキングな内容だった。
ビー玉の次に画ビョウはステップアップが過ぎんか。
最初のテンポよくカラフルな画面は、どこか無機質な彩りみた
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

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おもろ。正直ここまで面白いと思っていなかった。「誰もが涙する 最高純度のラブストーリー」なんて謳い文句に少し身構えていたが、メインメニュー画面の陽気な音楽と、のっけからの坂元裕二節炸裂のイヤホンの下り>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

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すごく良かった。とにかく主人公レディ・バードことクリスティンが抜群の魅力で最高。
母親との口論中に走行中の車から転がり落ちた冒頭から、そのコロコロ変わる表情や仕草の一つ一つに惹き付けられた。
そして冒
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.7

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新スースクでハーレイの魅力に目覚めて観賞。
んー、なんというか主演、監督、脚本、演出ハーレイ・クインみたいな感じ。全体的にハーレイ監修のミュージックビデオのような支離滅裂でごっちゃ煮な出来。
ので正直
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

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同性愛者と障がい者という映画のテーマとして随分難しい問題を設定したなと思った。が、違った。いや違う。これは現実の問題ではないか。まさに現実世界においてもうすでに在る問題じゃないかと、愕然としてしまった>>続きを読む

鬼談百景(2015年製作の映画)

3.0

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印象に残ったのは「赤い女」と「続きをしよう」
「赤い女」は、あのビジュアルと足音もさることながら、トンネルの出口で待ち伏せて飛び降りたり、車の陰から奇襲したりととんでもなくフットワークが軽いのがすんげ
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