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期待していたよりも良かった。息を中心にして、ラブドール・誕生日ケーキのロウソク・綿毛などに繋がり、さらには生命・代替(不)可能性・他者との関わりへと広がるところに奥深さと美しさを感じた。
是枝監督の>>続きを読む
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苦しすぎる…悪友にすら相手にされなくなったシーンは、彼の人生が止まっていることが浮き彫りになっているように思えて辛かった。野球や4人揃っての外出のように、一瞬の安らぎは彼らにあったんだろうけど、それで>>続きを読む
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ゴダールらしい色遣い。他作品よりは観やすかった気がする。神話の知識があればもっと楽しめたかもしれない。ギリシャ文化を体得したところで笑った。
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「まじめに見える人は実はまじめではない」というのはとても良くわかる。ネガティブで後ろ向きなモチベーションは強力だが、それに基づいて生きていると人生はおかしな方向に進んでしまう。エンディングも彼は人生を>>続きを読む
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序盤の首をくっつけるシーンでファンタジーだと認識したし、私たちの文化とはあまりにも違うから、「あ~この部族はそういうルールなんだあ」と細かいことは気にせずシンプルに観られた。ディオラ族(ジョラ族)は実>>続きを読む
私のコンディションが悪いのか、イオセリアーニの作風が合わないのか、先週に続いてかなりウトウトしてしまった。コメディっぽいけど場内はそういう雰囲気ではなかった。
「オーケストラのバイオリンとシンバルは同じギャラ」というトリビアを思い出した。ウトウトしながら観ても置いていかれない話だった。
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どこかとぼけた感じのオープニングソング、殺し屋ランキングという意味不明な設定、炊きたての米に興奮する殺し屋、「これがNo.1のやり口だ」「No.1は俺だ」などのセリフで笑う。No.1のスマイルも可笑し>>続きを読む
やっぱりスコセッシの映画は人間の物語だなあ。数字ほどの長さは感じなかった。何を打ったの?と聞かれて答えるところが良かった。燃えるシーンも良かったなあ。自ら出演する監督好き。ブレンダン・フレイザーはでか>>続きを読む
アヌーク・エーメの美しさよ。『8 1/2』より良かった。セリフより映像や音楽で語る映画だな。車の映画を撮りたかったんだろうか。休日の昼間にぼーっと観たい。
午前十時の映画祭シリーズの中ではかなり観客>>続きを読む
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テーマをかなり広げた感じがした作品。さとくんや一部の職員がやっていることは明らかにアウトなだけに、現場(被災地)のリアルを描かないことや中絶の是非の方が問題提起として印象に残る。この2つに対して万人に>>続きを読む
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言い方は悪いが視野が狭い男が作った一昔前の作品って感じがする。いい話のようになっているが、あの独白は一方的すぎて暴力性すら感じたし、女がそれをすんなり受け入れるなんて都合が良すぎる。対面したときの雰囲>>続きを読む
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想像していたよりも『秋津温泉』と共通点が多かった。最初からずっと沼に嵌っているこちらよりも『秋津温泉』の方が好きだな。出港のシーンは良かった。あとクレジットのフォントが好き。
森雅之の出演作を観るの>>続きを読む
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映画そのものよりも当時の風景などの方が興味深く面白かった。ラジオの野球中継は今と変わりなく違和感がない。大垣のアクセントは違和感がある(これは現代でもそう)。横浜から佐賀ってケツが崩壊しそう。
高峰>>続きを読む
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ああいうストイックなキャラクターは好き。おばさんを殺すときとか、時々情がうっすら見えるのが良かった。綿棒みたいな女がティルダ・スウィントンなのは笑った。犬が追っかけてくるシーンも面白かった。現代の殺し>>続きを読む
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後天的な聴覚障害とはいえ、あんなに会話が成り立つのか?とは思ったが、そんなことはどうでもよくなるくらい観ごたえがあり、これぞ映画って感じだった。ハッとするショットが多いし電車の使い方が上手い。
卵が>>続きを読む
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工場の社長ええ人やん、と思ったら…
他の映画でも佃島が出てきたが、貧しい地域の代名詞のような場所だったのかな昔は。
若い頃の仲代達矢が友人に似ていて笑った。
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テクニカルな構成が際立つ映画だった。現代でも娯楽映画としてウケそう。最初のポラロイド写真のシークエンスが導入として良かった。ただ、説明的に感じた割には話のディテールは掴みづらくなっていて、記憶障害の疑>>続きを読む
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リヴェットは『北の橋』に続き2本目の鑑賞。本作自体が比較的見やすいのもあるが、分からないなりに『北の橋』を観た甲斐があって結構面白かった。また陰謀だし謎は謎のまま。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー>>続きを読む
めっちゃ気合入っているなこれは。吊り橋のシーンはニトロに関係無く危険で笑った(いや笑えない)。本題に入るまでをじっくり描いているところとか、エキゾチシズム?を感じる描写とかが『エクソシスト』と似ている>>続きを読む
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17年…いやあ残酷な話だなあ。結果的に結核はうつらなかったけど希死念慮はうつったわけか。背広を着るようになった男と着物のままの女、家族がいるのに自由な男と家族がいなくなったのに縛られている女。敗戦後の>>続きを読む
夜の闇が深すぎて、明け方のあまりの眩しさに笑ってしまった。夜を見つめたからこそ感じられる眩しさか。予告のシーンが一番良かったかも。映画祭第2弾より第1弾の方が好みの作品が多かったな。あとは『アンナの出>>続きを読む
画が面白いとは感じず、ストーリがあるわけでもなく、積極的に寝てしまった。車や電車で街に出て、現実世界を自分で観察した方が面白くない…?
タル・ベーラの『ダムネーション/天罰』となんとなく似ているなあ>>続きを読む
モノローグの雰囲気は好き。途中から演劇っぽくなる。精神病とノイローゼの違い(だっけ?)の例えは面白かった。
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西成の公園にいる人々の映し方とか、なんか不思議な質感の映画だった。こういうのもっと観たい。高城を殺すシーンが一番盛り上がったな。セリフは聞き取りづらいところもあった。
グローバルマクロ、商品先物、証>>続きを読む
今じゃもう撮れない映画だろう。公開当時に観ていたらもっと違った感想を持っていたと思う。描かれ方は全く違うがブレッソンの『たぶん悪魔が』を少し思い出した。マイクを握る三浦友和がセクシーに見えた。電話での>>続きを読む
首の映画?晒し首みたいなショットがいっぱいあった。セリフがしっくりこず、先日観た『ママと娼婦』(219分)くらい長く感じた。刃物が出てきてからがやたら長い。
フィルム上映でもえらく綺麗だったな。
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長いけど思っていたより観やすかった。三人の関係性が徐々に変わって仕舞いにはアレクサンドルがしゅんとしてしまう様が面白い。ヴェロニカが泣きながら語るシーンが良かった。ベルモンドの真似をしている奴の方が本>>続きを読む
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『ドライブ・マイ・カー』や『ある男』を思い出す話だった。こういうテーマは好きなはずだけど、『街の上で』や『窓辺にて』のほうが好みだったなあ。もしかして今泉監督の作風と案外合っていない…?
どじょうの>>続きを読む
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詩的で前半は入り込めなかったが、転生したあたりから少し面白くなった。あの女性の最後の長台詞は東西統一の願いが込められていたのかな。赤い服着てたし。あのシーンは異質さを感じた。
オーディオルーム新文芸>>続きを読む
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こういうズキズキする映画は好きだし、自由な演出をする現代の邦画を観られて嬉しかった。森井監督の次回作も観たい。
椅子の足にテニスボールをはめる文化を知らず、幻想の類だと思って観ていた。
森井監督と>>続きを読む
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『満月の夜』も『北の橋』も、何なら『なまいきシャルロット』も鑑賞済みで気になっていた本作。パスカル・オジェに捧げる映画なのかな。ライダースは『北の橋』を彷彿させるが、荷物を背負って放浪する姿は『冬の旅>>続きを読む
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やっぱり今泉監督の作品の雰囲気が好きだなあ。「え?」 ちょっとした勘違いが起こるところがロメールっぽい。路上で遭遇するシーンが面白かった。
古川琴音の声が癖になってきた。
俺もヴェンダースの『アメ>>続きを読む