このレビューはネタバレを含みます
余白が多い映画で、最近観た『TAR/ター』とどうしても比較してしまう。TARは余白の中に確度が高いものが色々詰まっているイメージ。一方で本作は確かに余白があるがその中にあまり詰まっていないように思えた>>続きを読む
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夫とキスした後に別の男性に入れ替わっているところで私もびっくりした。複数の鏡に人物が映っているシーンが彼女の精神状態を象徴しているようで印象に残った。彼女はどうしてああいう精神状態になってしまったんだ>>続きを読む
恨みつらみや主義主張が滲み出ているような気がしてあまり好みではなかった。こういう自伝的作品は苦手かもしれない。個人的には物語はあっても無くても良いし、白黒でもカラーでも良い。こうでなければならないとい>>続きを読む
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子供の頃って加減がわからなくてやらかしてしまうことってあるよね(気づいていないだけで大人になった今でもやらかしてるかも?)。ピンチになると女の子が出てくる。最後は彼女でも止められないほど度が過ぎたとい>>続きを読む
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権藤は悪者だけど彼にはどこか人間的魅力があって惹かれてしまう。案件をまとめた後のあの踊りもすごく良い。お金持ちになる秘訣は最近でも耳にするような内容で、こんなに前から言われていたのかとちょっと驚いた。>>続きを読む
序盤はうとうとしながら観ていた(作品のせいではなく私のせい)。実際の上映時間よりもっと長く感じたけど、退屈したわけではなく彼の生き様を見ていると清々しい気分になった。
乱闘シーンはえらく迫力がある。>>続きを読む
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風力発電機で傷つく鳥のシーン。環境に優しいとされる風力発電も人間のエゴに過ぎないのか?肉食動物が他の動物を捕食するのだって肉食動物のエゴではないのか?両者で何が違うのか?いろいろ考えさせられた。動物を>>続きを読む
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時代を感じる演出はあるものの、鑑賞後に余韻がある素晴らしい作品だった。長回しが気持ちいい。京都に住んでいた時期があり、ノスタルジーに浸りながら観ていた。バスに前から飛び乗ってたけど市バスって後乗りだよ>>続きを読む
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今年見た新作の中で一番心に残った。曖昧さと認識のずれがテーマの一つのように思った。学生を論破したり、副指揮者をクビにしたり、一目惚れした新人を贔屓にしたり、好ましくない部分は確かにあるものの、どのエピ>>続きを読む
ルイ・アームストロングは知ってる、ジェリー・マリガンは聞いたことあるような…くらいの知識で見た。最初の方は観客もあまり盛り上がってないように見え、そういったところも映すのは少し意外だった。アニタ・オデ>>続きを読む
セリフやストーリーの起伏は少なく、画や音楽で魅せる作品だと感じた。女性監督の作品っぽさがある。弟のパフォーマンスシーンと兄の演奏シーンが綺麗。エカテリーナ・ゴルベワが美しすぎる。かっこいい。ホテルのお>>続きを読む
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「孤独は心を蝕む」「自由を得たが菌も得た」みたいな言葉の通りだよなあ。最後の転ぶシーンは木の伐採を想起させる。何かの映画であった「自由でいるには才能がいる」という言葉を思い出した。仕事を辞めてもっと自>>続きを読む
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家族・人間の弱さ・赦しがテーマだろうか。PTA作品のストーリーとは相性が良くないかもしれない。カメラワークと音楽もブギーナイツほどはピンとこず。スピード感は感じたけど。最初のあたりはミュージックビデオ>>続きを読む
正直に言えばあまり合わなかったな~。運転手のイラつきやすさとかおばあちゃんへの気持ちの移り変わりとか結末とか。もっと年を取って色んな記憶が思い出になれば感じ方が変わってくるのかな。パリの街並みは綺麗だ>>続きを読む
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出だしのネオンと"Best of My Love"でマジでビビった。めっちゃよかったぞあのオープニング。エディが映るところでスローになるのも良い。喧嘩した母親のズームインからのジャックも面白かったし、>>続きを読む
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ファッション含めパスカル・オジェの雰囲気がいいよね。お部屋の色合いもオシャレ。
どう好きなのかうまく言葉にできないけど、店内でレミを見かけるシーンとカフェでおじさんと満月の話をするシーンが良かった。>>続きを読む
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さわやかな感じでシリーズの中で一番好みだった。私はブランシュみたいな女の子好きだけどなあ。ファビアンとはどう見てもお似合いだったから、あーよかったって気分になった。森でのやり取りとか終盤のデッキでのシ>>続きを読む
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先日観た『なまいきシャルロット』を少し思い出した。あちらはもっと繊細で主人公がティーンエイジャーなこともあり微笑ましかったが、本作の主人公は病的なレベルで観ていてきつい。ただ、喜劇と格言劇シリーズの他>>続きを読む
ちょっとした(?)嘘とシーンのしつこさがロメールの特徴かなあ。あとナヨナヨした人物の描写がやはり上手い。
やっぱりな→あ、そういうことだったのか!って感じで感情が行ったり来たりして面白かった。公園の>>続きを読む
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デルフィーヌの人物描写が上手いよなあ。孤独に耐えられないし、状況を打開する力も無いし、手を差し伸べられても十分に受け入れない。でも共感する部分もある。GWにこの映画を観たのはいいタイミングだった。デル>>続きを読む
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ロメール初鑑賞。会話が多い。濱口竜介監督の『PASSION』と『偶然と想像』を少し思い出す内容だった。ピエールのモテない男感…笑。でも気持ちはわかる。
男女が関係を持つところをしっかり見せてくれる親>>続きを読む
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嫌な話だったけど鑑賞後は意外と心に重さが残らなかった。雰囲気は好き、ただもう一押し欲しかったかも。辛い境遇の優を思いやる美咲の優しさよ。彼女が罪を犯し、弟が優と似た立ち位置になってしまうのは皮肉だ。優>>続きを読む
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面白かったし感動もしていい作品だった。マキタスポーツのキャラが笑える。永久って名字は…そういうことか!「木本事務所の…崎野です~!」も面白かった。劇中歌(lyrical school /TIME MA>>続きを読む
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信仰、権力、金、自惚れ、滑稽さ、肉欲、嫉妬、復讐、欺瞞…色んなものが詰まっていてシンプルではない面白さだった。奇跡のどこまでが本物なのか。ベネデッタが言うように自身は神の道具に過ぎないと捉えれば、全て>>続きを読む
血筋と復讐。カメラワークが中々面白かった。知識があればもっと楽しめたかな~。神話・宗教・歴史の知識を増やしたいと常々思ってるけどなかなか難しい。どうすれば楽しく覚えられるかな…。
ビョークには全く気>>続きを読む
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アーサー王物語は昨年見た『湖のランスロ』以来。背景知識をほとんど持ち合わせていないうえに、抽象的なエピソードが多くなかなか難しかったが、城でお世話になるあたりからテーマがわかり始めて楽しめた。狐は自分>>続きを読む
私は世界観もストーリーも映像美も楽しめず集中して観れなかった。この世界観なのに知ってる曲(男爵のピアノ)が流れて白けてしまった。疫病のくだりは面白かった。
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傑作だった。確かに長いがベトナムまでのパートも良かったし意味のある長さだと思う。披露宴で一滴もこぼさず飲めば一生幸福と言われて飲むシーンで数滴こぼしたところで、うわあ嫌な展開になるんだろうなあと心を揺>>続きを読む
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『囚われの女』『ジャンヌ・ディエルマン~』は面白かったけど、この作品はテーマがしっくりこず、あまりハマらなかった。心情面でも男性4人(父、息子、アメリカ人、経営者)には共感できないし、マドはただただ可>>続きを読む
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KNOCKに続き世界の終わりを防ごうとする話。人間の愚かさを目の当たりにして嫌になってしまう気持ちはわかる。『たぶん悪魔が』を思い出した(あちらはもっと繊細だったけど)。
こんなにセリフや音楽で説明>>続きを読む
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独特の雰囲気があって世間の評判のわりには面白かった。設定を観客に信じ込ませるのが上手いよね。現代的な要素を含んだ映画だと私は思った。陰謀論、フェイクニュース、役割と自由…。人間って尤もらしく思えるスト>>続きを読む
放浪者の仕草が自由奔放ですごい。見ているこっちまで不快になってくる。プライドがあったり時々本質を突くような発言をする放浪者のキャラクターも良かった。終盤の人間関係の切り替わりの速さに笑った。
賑やかで華やかで楽しい映画だった。最後のフレンチカンカンの天国と地獄のところは金管楽器がバリバリで特にテンションが上がった。それとニニの表情がいい。あの場であの盛り上がりを楽しみたい。あんなふうにスプ>>続きを読む
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原作未鑑賞だがあらすじは知っているのでふむふむと思いながら観た。時代を感じるオープニングが良かった。ウィリアムズさんの紳士としての生き様を単に映すだけではなく新人の子に受け継がれる様子が『後世への最大>>続きを読む
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途中でうとうとしてしまった。ストーリを理屈で解釈する私(ネチネチ型)には終盤の展開はよくわからなかった。容疑者が一旦は容疑を認めたのはなぜ?(単に自白を強要されたから?妻との関係?)あれで疑いが晴れる>>続きを読む