MMRさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

一体この終わり方は?


往年のハリウッド落目の役者とそのスタントマンをディカプリオとブラビが好演。いやーやっぱり上手いなぁとか思いつつ、不思議なストーリー展開で、ラストの事件を迎えるわけだが、なんで
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.4

レビュー400作品目

前半は映画監督として創りたいものを貫こうとする花子(松岡茉優)がギョーカイの仕組みと格闘。
プロデューサー原(MEGUMI)と“頼りになる助監督”こと荒川(三浦貴大)の物言いの
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.1

80年代感満載。中学生の熱狂の演技がすごい。

登場人物の熱とは対照的にカメラはあくまで引いて冷静に捉えているのが印象的。

バービーボーイズとP.J&COOL RUNNINGSの音楽がハマりすぎ。
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

認知症を体感する映画。

 自分が中学生の頃、祖父が認知症となり娘(私の母)のことを、孫(母からすると姪)と間違えて会話しつづけていた時の衝撃を今でも忘れられない。
 それに対して否定しない母。実の親
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テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

4.5

IMAXにて

圧倒的存在感。
圧倒的パフォーマンス。
そして、圧倒的体力(笑)

ロックチューンから
激しいダンスチューン、
アコギ一本、ピアノ弾き語り、、、。

観た人全員ファンにするようなキュー
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

上流階級の生活って、実に窮屈そう。
上には上がいてさらにめんどくさい。

逸子みたいな普通の感覚の友達がいてほんとよかったね。

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7


現実とファンタジーの境目が曖昧でとてもほっこりするお話。

息子がなぜあんなに狭量に育ったのかよくわからかった。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

 ルールに厳しい偏屈ジジイがおせっかい奥さんに出会って“じぃじ”になっていくという嫌いな人がいなさそうな王道ストーリー。
 マリソル役のマリアナ・トレビノの喜怒哀楽の演技がめっちゃ良かった。

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.2

ドラマから7年。

誰も年取ってないんじゃないか?というレベルでなーんもかわらない主人公たちと坂間家の人々。

Z世代も出てくるけど、やっぱゆとり世代最強やな。

主題歌を変えてないの、監督わかってる
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.4

 飯豊まりえの演技と自然描写の作画のレベルが高かった他は、既視感あるストーリー展開で満足度は今一つ。
 

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

原題:『Me Before You』
直訳は「あなたに出会う前の私」というような意味らしい。断然、こっちの方が良いよね。。。


天真爛漫なルーと出会うことで変わってゆくウィル。ウィルの優しさに徐々に
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.2

石橋静河、柄本佑、染谷将太
とにかく役者が抜群にいい。

モラトリアムな時間と場所での3人の関係性が近づいたり離れたり歪んだり捻じれたり。

特に石橋静河の表情の豊かさに脱帽。
この表情、同じシチュエ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ジョー・チャンドラーが死んだ。
弟のリーは、ジョーの弁護士から息子パトリックの後見人になることをジョーが遺言していたことを知る。

序盤、リーはボストンでアパートの便利屋の仕事を続けているが、住民か
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.9


猫ってのは見てるだけで癒されるし、絵になるなぁ🐈オセロ君がほんといい仕事してる。

心に少しスキマのある登場人物達が繰り広げる結婚恋愛模様が絶妙なキャスティングで描かれる。

「アガペーからエロース
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

ジェームズ•グレイ監督の少年時代を題材にした自伝的作品。

80年代ニューヨークの不条理かつ不平等な世の中をポール少年と家族、親戚、学校や友人であるジョニーとの関わりの中で描く。

ユダヤ人でウクライ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.7

甲子園に出場した母校の応援に来た関東の高校生達をアルプススタンドの端っこのほぼワンシチュエーションで描くという面白い設定。

それもそのはず、高校演劇大会優勝作が原作らしい。

全校生徒強制参加という
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

主力選手を金持ち球団に引き抜かれて、今期のペナントレースが厳しいと思われたアスレチックスを、元選手のGMビリーが若手のピーターと統計を駆使してチームを立て直そうとする実話をもとにしたストーリー。
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

女子高生岬から執拗に迫られだんだん好きになっていく三十路書店員、多田。

しょうもない浮気野郎だと思っていたら、まさかの「床下手」なのがバレてディスられる亮介。

亮介に浮気されて、仕返しのために自分
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

ある日突然失踪した娘を探そうと奮闘する父親。

探し始めて娘のことを何も知らなかったことにがく然とするが、インターネット上にある娘のSNSの足跡をたどって真実にたどり着く。

SNSがこれだけ普及す
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

スポーツ万能で人気者の桐島がバレー部をやめる。

そんな噂だけが飛び交う中、その理由を部員たちも親友も彼女も知らない。


真実がわからないまま周囲の者たちは、
桐島にとって自分は、自分たちは
何だ
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


ある日ウサギが出てきてさ

カウントダウン始めたよ

すると部屋に飛行機の

エンジン落ちたよドニー君

ちょうど外にいて助かった

そこでウサギの言う通り

学校の配管壊したり

放火したりしてみ
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

嵐のジャングルで兵士たちに何があったのか。
戻ってきた兵士2人の聞き取りにより真実を見極めようとするが。。。

叙述トリックもあり、終盤にどんでん返しが繰り返されるのでなかなか面白かったが、ジャングル
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

他者の夢に入り込める装置を巡るサスペンス。

作画や設定は好きなんだけど、キャラクターの掘り下げが少ないのと話がわかりにくかった。

『インセプション』の脚本•演出がいかに凄いかを改めて感じた。

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.9

超ご都合主義的にストーリーがすすんでいくが、ここまで徹底すると面白い🤣

舞台通り、年末に観たい映画。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

誰か1人に向けて映画を作る。

『ハケンアニメ』と通じる映画作りへの真摯な思い、熱さが全面に出た作品。なんだかんだ言ってストレートな物語は心に刺さる。

アニメアニメしたキャラクターの見た目ではあるけ
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.0

エアコンのリモコンを取り戻すために、タイムマシンで行ったり来たり。

正にタイムマシンの無駄遣い。

行動が無駄なことだらけなのが最高。これこそ大学生の青春。

こっち見てから『四畳半タイムマシンブル
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春に散る(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。

ボクシング🥊シーン熱かった。
横浜流星、窪田正孝、坂東龍汰、片岡鶴太郎そして佐藤浩市。
ボクシング指導兼演技の松浦慎一郎ここでも大活躍!

一方で、橋本環奈の役の無理やり感(原作にもいる
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.1

1年生の頃(TVシリーズ)の、憧れの先輩を追いかけるストーリーから、2年生になった久美子の絡みが上級生とではなく、教育係として個性豊かな1年生ばかりになったのが本作のキモか。

高校生たちの演奏ではな
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

劇場版の良さはやはり音。
安心安定の作画と日常系としての満足度はあるものの、学内予選の演奏がほぼ無いのは残念。

あと、わかっちゃいるけど時間が短いよね。

とりあえず、滝先生は櫻井孝宏がつづけてて良
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.4

三谷節炸裂。
演出、演出、演出。
ストーリーはドタバタだが、
演出は、一ミリの隙もない。

三谷幸喜、好きでないのにまた見てしまった。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

とにかくありとあらゆることを皮肉りまくるブラックユーモアが楽しい。
それはバービー人形発売元のマテル社も、バービー自身も、なんだったらマーゴット•ロビーでさえ例外無しだ。

冒頭の女の子の破壊衝動から
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

実話に基づく劇映画。

これだけの被害者がこれまで声を上げて来られなかった(上げても潰された)ことに恐ろしさを感じる。

被害者多過ぎて誰のこと話してるのか分からなくなること多々あり。

蛇足だけど、
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.3

突然死した母親ナワルの異常な遺言。双子の姉弟は戸惑いながらも遺言のとおり、母親の過去を遡る旅へ。

明かされるのは、とてつもなく壮絶な母親の人生。

このストーリーを荒唐無稽とも言えない、宗教間、民族
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.1

若者たちの、恋愛、友情、仕事、家族にまつわる2日半を描いた群像劇。

登場人物の誰もが、心の底に不満ややり切れなさ、そして言葉にできない本音を抱えているが、それがちょっとした思い違いや思い込みにより、
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とりあえず、冒頭ミミズを踏み潰す場面で、あ、やっちまったー。自分は観てはいけない映画だったか。

超能力っぽい展開は想像してたけど、
ネコ落とすし殺すし、お母ぁにお湯ぶっかけるし、親に子供殺させるシー
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

適度な酩酊で思考力、想像力アップ!
ほろ酔いの時は確かにそんな気分。

ってのを地でやってしまう高校教師すげーなー。

てか、高校生の飲酒が半ば追認されてるかの様なデンマーク!
何と何歳から飲めるとい
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