ミズキさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ミズキ

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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

さすがのエドガーライト監督。大人になれない男たちを都会から田舎の警察署へと移ったサイモンペッグによって映し出す。

個人的には序盤のやけに低い声のナレーションと共にサイモンペッグが紹介されている時点で
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.1

笑いあり涙ありのビートたけしと師匠の物語。
何よりも靴が印象的で、主人公の成長が1番分かりやすく出てきているのが、ハイヒールという仕組みの映画で、なによりも柳楽優弥のタケシ振りがまた面白い。
大泉洋に
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.3

どんでん返しに次ぐどんでん返し。
大晦日2本目は、クライムサスペンスの名作である『ユージュアル・サスペクト』

段々と加速するその脚本にはあっぱれで、少しずつ緊張感も高まっていく。犯罪者による犯罪者の
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.1

戦場のメリークリスマス。
「戦場」という言葉に最も似合わない「クリスマス」を持ってくるタイトルでもう惹かれる作品であったが、ようやく鑑賞。

第二次世界大戦中の日本において、捕虜となったイギリス人たち
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東京物語(1953年製作の映画)

4.5

広島から東京へやってきた両親を煙たがる子供たち。家族の形を描いてきたという日本映画3大巨匠の小津監督。
多くの海外版の映画ランキングで、トップ10に入るこの作品をようやく鑑賞。
もう、70年も昔の映画
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

4.0

旅立ちへの歌と物語。
子離れできない父と、未来への期待と不安が募る家族愛な物語。

ストーリーに捻りはないが、
人生の分岐点にいる娘と父の不安を愚直に描くこの作品は、きっと誰かの支えとなることを願いま
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

日本では、クリスマスイブに配信開始となったこの映画。果たして、クリスマスに見てしまった人はいるのだろうか?

彗星が地球に衝突するという緊急事態。そんな未曾有の事態を目の前に、人間の性とも言うべき「嫌
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ハミルトン(2020年製作の映画)

4.8

舞台をそのまま映画として作品化。
アレクサンダー・ハミルトンを主人公として迎えたリン=マヌエル・ミランダ率いる最高なキャストたちは、2時間半あるその時間を見事に歌い切る素晴らしさを見せてくれた。

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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.6

坂口健太郎の冴えない青年役がハマり役!
あんまり大きな劇場で彼を見る機会は少ないけれど、とても素敵な演技をしていた!
コメディな役が多い印象の綾瀬はるかもこの映画での役は、上から目線のお嬢様。銀幕の女
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.5

悪役のいない物語。
誰よりも頼られる姉は、本当は気負いすぎているのかもしれない。
誰からも愛される姉は、本当は自分を周りに合わせて作っているのかもしれない。
人に厳しいおばあちゃんには、そうしなきゃと
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シュレック フォーエバー(2010年製作の映画)

3.5

幸せになったシュレックだが…。
隣の芝は青く、過ぎ去った過去は美しく、
現実にうんざりのシュレック。そんな彼のファンタジーな物語。

タイムパラドックス的な物語は、
シュレックが今の幸せに気づくまでの
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.2

奇妙なキーラナイトレイと不思議な国の物語。
深い内容ではなく、至って期待外れなディズニー映画。この世界観を作り上げるために、やっつけ仕事のように感じるストーリーと魅力的なデザインをして中身のないキャラ
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クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

4.0

いくつになっても、クリスマスはなんだかワクワクする!それは、子供の頃、まだ信じていたあの時の期待と感動を覚えてるから…

そんな素敵な気持ちを思い出させてくれるこの作品…クリスマスに間に合ってよかった
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

4.1

見事なラスト。
最後まで走り切ったマックイーンに感謝を送る。
素敵な3部作でした。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.2

アフリカ・シエラレオネで起こった内戦の中、紛争ダイヤモンドをめぐる闘い。

発展途上国での内戦を国際的な目線から描いた作品。一つの国の問題ではなく、国を跨いだ問題であるということを分かりやすく伝えてい
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独裁者(1940年製作の映画)

4.1

もしも、ユダヤ人美容師と独裁者がそっくりだったら…。
いつものチャップリン調のコメディに、第二次世界大戦の中でも一際残忍で凄惨だったホロコーストを題材にする喜劇王。
独裁者のスピーチと、生きることを全
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透明人間(2019年製作の映画)

3.9

実はダーク・ユニバースで一連の作品群の一つとして製作が始まった、この作品。
メインキャストにジョニーデップを添えるはずだったこの作品は、「ザ・マミー」のリメイクの大失敗を経て、ダーク・ユニバースの終焉
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キング(2019年製作の映画)

4.3

フランス人のティモシーシャラメがイギリス王子であるヘンリー5世を演じ、
イギリス人のロバートパティンソンがフランス王子を演じるというお国交換なキャスティング。

それにしてもティモシーは相変わらず映画
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.3

まさかの三重構造で驚かされる映画。
映画自体のストーリーには大きな起伏はないが、それぞれの登場人物ごとで、語られるストーリーが異なると思う。
まずは、フィルがただただ嫌なやつ。義妹をアル中にするほどス
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.3

ギレルモデルトロ作品。
ホラーの割には造形が綺麗すぎてもはや芸術の域に達してしまうため、あまり怖くはない。
古典的な服装といい、赤い土、白い雪、そして怖くない骸骨たちは、本当に綺麗。
序盤から展開が読
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.7

戦場で一緒だった3人が、そのうち1人の戦死をきっかけに再集合。わがまま3人の旅道中をゆったり見ていく2時間。
渋みがあって、それでいてしっかりキャラが分かる3人が素敵に見えてくる。

メランコリック(2018年製作の映画)

4.3

なにこの最高級なB級作品。
めっちゃ面白い!!え!これは沼にハマりそうな勢いで面白かった!!

くっそ棒読みなのに、ワクワクした!
何この展開ってくらい若干すごい強引な脚本なのに、めっちゃ楽しかった!
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ビッグ(1988年製作の映画)

4.2

「時間」を感じさせる名作。
トムハンクスコメディらしく、子供向けに見やすく作られていると同時に、大人に大切な何かを教えてくれる素敵な作品。

来世はトムハンクスになりたいな

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.3

成田凌の狂ってるの好き。
成田凌のストーリーは好きだけど、今回の犯人?黒幕が残念というか噛ませ感がすごったなぁ
狂った成田凌に比べて純粋な悪じゃないのが、もうキャラ落ちしちゃってる。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.6

恐ろしさ。
ホラーというフォーマットを使って、1960年の華やかなイギリスの闇を描いた超一級作品。

#metoo運動といった近年明らかになる女性蔑視や性暴力の恐ろしさをホラーで描いている。
現実と幻
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

サイコでシリアスキラーな主人公。
映画の大半は、その殺しっぷりが描かれる。
少年の足が吹っ飛ぶシーンや切られるシーンなどはとても偽物っぽく、すごく冷めた。
いかに、「ミッドサマー」が美術的に美しかった
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.6

突如として宇宙から降ってきた物体は、
とある海辺の地域にシーアを作っていた…。

映像自体は美しく、シーアの中へと進むにつれて、人間では「理解できないもの」を目の当たりにし精神が崩壊していく姿は見てい
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.9

ジェイコブ君が成長してる…!

少年少女が無垢な心でアダルトグッツを漁りまくったり馬鹿正直にてんやわんやする話。

思春期でお互いの道に進んで行く3人に乾杯

トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.3

良くも悪くもトムとジェリー。
ただただトムとジェリー。

人間のストーリーがメインだと、いたずらの数々も笑えなくなってしまう残念感。
2人で協力したら感動倍増。

でもただただトムとジェリー。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.6

この映画は、3つの聴覚の世界を跨ぐ。

ある日突然聴覚を失った主人公。
聴覚の多様さを、そして言語の多様さを、教えてくれた特別な作品。
そして人工では補えない「聞こえるということ」

聞こえることだけ
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ダーケスト・マインド(2018年製作の映画)

3.3

ついつい見ちゃう超能力系アクション。

にしては、テンポが鈍く、そして世界観の説明や能力をあんまり使わない。ワクワクしない。

んー、ダイバージェント的な感じかなぁ。
もっと能力使っても良かったのにみ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.2

君は1人じゃない。

嘘から始まる物語。
想像つくよね、そういうことよ。
ただ、嘘ついてしまい続けた理由は、
とても悲しく、そして責められない。
テンポいいけどモヤモヤする前半。
スッキリするけどモヤ
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