MrOwlさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ヒンターラント(2021年製作の映画)

4.0

キービジュアルがダークファンタジーのような印象で目を惹き、連続殺人を追う、というサスペンス、スリラー映画で、かつ監督が「ヒトラーの贋札」のステファン・ルツォビツキー監督であることに興味を惹かれ、観賞し>>続きを読む

春に散る(2023年製作の映画)

4.3

一言でいうと「最高」の作品でした。熱くなりましたし、泣きました。本作は沢木耕太郎さん原作「春に散る」の映画化作品です。沢木耕太郎さんはノンフィクション作品の「深夜特急」が有名ですので名前を知っている人>>続きを読む

復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.0


サスペンス映画としては〇、歴史・戦争映画としては△、思想がある映画だと仮定すると×という感じですね。本作はアトム・エゴヤンの『手紙は憶えている』((原題: Remember)2015年製作のカナダ、
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.2

ウェス・アンダーソン監督は高校から演劇部の脚本と演出を手掛けており、演劇の手法を多く用いたと思われるカット割、舞台装置、場面転換の妙が特徴的な監督さんですね。まだ全作品を鑑賞しきれていませんが、グラン>>続きを読む

君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

4.2

予告編をみて、子役のラヤン・サルラク君のお茶目な演技に心を鷲掴みにされまして、見ることを決めました。ロードムービーであることも興味を唆(そそ)られました。荒涼としたイランの⼤地を⾛る1台の⾞。運転する>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.8

個人的にはとても好きな作品。描写が過激なので好き嫌いは別れますね。カナダとギリシャの合作によるSF映画です。デヴィッド・クローネンバーグ監督の作品です。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

宮崎駿監督の大作としては最後と言われる作品という周辺情報と映像の予告編も全くなかったことと、「君たちはどう生きるか」というタイトルから、これまでのファンタジー要素は少なく、どちらかというとメッセージ性>>続きを読む

インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

4.5

A24がまた秀逸な作品を作ってくれました。心に染み渡る映画でした。良質な映画を見た満足感が得られました。A24は、私のなかではブラムハウスと同じような位置づけで、大ヒット映画ではないが、良質でチャレン>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.5

ちゃんと怖かったし、サスペンス的要素もあり怖面白い(こわおもしろい)映画でした。予告編では怖そうな印象は伝わってきたものの、GENERATIONSが本人役で登場するということで、とかくこうした映画はフ>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.2

本作品は実写版「トランスフォーマー」シリーズの第7作目にあたります。位置付けは『バンブルビー』(2018年)の続編のため、時系列としては、1作目のトランスフォーマーよりも前のいわゆる前日譚的な側面があ>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.2

怖い。緊迫感に引き込まれる映画でした。舞台はノルウェー郊外の住宅団地。主人公の一人である9歳の女の子、イーダの家族は郊外の団地に引っ越してきました。時期は夏休みで、旅行に行ってる家族もいるようで、団地>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

エンターテイメントアクションスパイ映画として劇場で映像体験を楽しむ作品ですね。トム・クルーズ主演のスパイアクション『ミッション:インポッシブル』シリーズの第7弾。164分の長編です。本作もシリーズ7作>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.3

子役のピーター君が凄い。エンターテイメントとしても神秘的サスペンス映画としても◎でした。悪魔祓いを題材にした映画は古くから製作されていますね。1973年製作の『エクソシスト』(The Exorcist>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

子どもの頃ワクワクして見入った冒険を再び。インディーテイストそのまま。ハットと鞭がトレードマークの考古学者といえばインディー・ジョーンズですね。1作目のレイダース 失われたアーク《聖櫃》は1981年の>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.3

描かれているテーマは思いの外重く、贖罪、赦し、再生、救済と感じる襟がでした。カジノを舞台とした映画や、ギャンブラーを描いた映画は多数あり、どちらかというとエンターテイメント色が強い作品が多いですが、本>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.3

過去があるから今の自分がある。宿命とは何か。がテーマとして伝わってきます。場面転換やテンポも良いので、長くは感じず、没入して楽しめる映画です。マーベルシリーズと対をなすヒーローシリーズ、DCユニバース>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

面白かった。絶妙なリアルさのAI人形。ホラーファンもSFファンも楽しめる。本作は少ない予算で映画を制作し、監督に創造的な自由を与え、スタジオのシステムを通じて広く公開するノウハウを持つブラムハウスが制>>続きを読む

THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.0

主人公のウィガン(チャン・ヒョク)は財テクに成功し、殺し屋稼業は足を洗っているようです。子供はいないようですが、妻との仲は良さそうな様子。妻と妻の友人が旅行するということで、友人の娘の女子校生ユンジ(>>続きを読む

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

4.0

アイデアが面白い。乗務員のギア(装備)もカッコいいのでSF好きは楽しめます。宇宙探査の長期ミッションにあたるミルズ(アダム・ドライバー)らを乗せた宇宙船は、小惑星帯と衝突して墜落してしまいます。乗組員>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

一番悪いやつは誰か。絵図を書いている黒幕を知る面白さ。アクションはやや物足りない感じ。日本で2015年に公開された韓国映画「最後まで行く」をリメイクしたクライムサスペンス。裏金作りに関わる刑事が、ある>>続きを読む

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

4.0

人物の深掘りはさほどですが、テキサス州とメキシコについて知識があると楽しめる作品です。自身の信念に反する依頼を放棄した老齢の殺し屋が、人身売買組織が関与する陰謀に巻き込まれていきます。殺し屋自身、高齢>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

チームの一つの集大成。ロケットの過去とメンバーのこれから。感情移入できれば短く感じます。エンドゲームのその後が描かれた作品です。エンドゲーム後マーベル作品はブラック・ウィドウ、スパイダーマン、ドクター>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.2

イランでは制作できない、イラン人監督の作品として価値がある。本作は、2000年から2001年にかけてイラン社会を震撼(しんかん)させた連続殺人事件、イランのマシュハド()でセックスワーカーを標的にして>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

とにかくかわいい。とにかく楽しい。とにかく面白い。名作です。
任天堂が生んだ名作ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の世界が2023年の技術で映画化されました。実は『スーパーマリオ』の映画化は、1986
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

監督であるM・ナイト・シャマランの作品は、興行的にはあたったり、当たらなかったりするので、作品の評価の幅が大きいですね。アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされ、国際的な知名度を上げたシッ>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

ナイキのバスケットシューズ“エア・ジョーダン”誕生の物語を描く映画です。ベン・アフレック製作・監督・出演、マット・デイモン製作・主演です。マット・デイモンは、ボーンシリーズでアクションスターの地位を確>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

原作を読んでなくても、JAZZを知らなくても何の問題もありません。音楽の圧倒的な力を感じる秀逸な作品です。話題になっているので気になっていましたが、自分には音楽の知識も、経験もないので、JAZZはなん>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

このレビューは、本作を鑑賞後、オリジナルを鑑賞したのちに、まとめたものです。『生きる LIVING』(いきる リビング、原題:Living)は、2022年のイギリスの映画です。言わずと知れた1952年>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

『ザ・ホエール』(原題:The Whale)は、アメリカでは2022年公開、日本では2023年公開の映画です。劇作家サミュエル・D・ハンターが2012年に発表した同名舞台劇を映画化したもので、「ブラッ>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.5

DCシリーズのガーディアンズ的な位置づけですかね。怪物たちの造形が良かった。
DCコミックスのキャラクター「シャザム」を主人公としたアメリカのスーパーヒーロー映画。魔術師シャザムから神々の力を授けられ
>>続きを読む

The Son/息子(2022年製作の映画)

3.5

ゼン・マクグラス君の演技の素晴らしさゆえ、近しい体験や葛藤を持つ人には辛い映画です。親子の心の距離にフォーカスした人間ドラマです。監督はフランス・パリ出身の作家、劇作家、脚本家のフロリアン・ゼレール。>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

評価が分かれますね。面白くなくはない。でも消化不良感、残念感も感じる作品でした。シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに続く、庵野秀明監督・脚本のシン特撮シリーズの3作目ですね。シン・ゴジラはゴジラにあまり>>続きを読む

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

4.3

困難な問題に取り組んだ弁護士の実話。俳優陣の演技が素晴らしかったです。2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの被害者と遺族に補償金を分配すべく奔走した弁護士たちの実話を描くドラマです。実在>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

4.0

金の魅力と魔力。曲者揃いの群像劇。際立つ二人のジジイ。
言わずと知れた銀行ミステリー小説の名手、池井戸潤の小説が原作となっている映画です。とある銀行の小さな支店で発生した、現金紛失事件に端を発する事件
>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

クアントマニア(量子マニア)達が世界を救う。中盤はどこかで見たような既視感がありました。マーベル・スタジオが製作し、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給する、『アントマン』(>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.0

数千万人のユダヤ人絶滅政策を決定したヴァンゼー会議を題材に描くドラマで2022年制作のドイツの歴史映画です。ドイツではテレビ映画として制作されたとのことです。
日本などでは劇場公開されています。新宿武
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