ぺっこり180度さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ぺっこり180度

ぺっこり180度

映画(318)
ドラマ(7)
アニメ(0)

サイレント・ワールド2013(2013年製作の映画)

1.0

びっくりするほどのクオリティ。
ええ。低い方でびっくり。
敬意を表してスコアは1.0点。

パニック系映画をここまで緊張感なく描ける実力が一番の恐怖。

下記3点を心掛けたから実現したのだろうと思われ
>>続きを読む

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

-

1923年、ロンドン郊外。田舎で療養中の作家ヴァージニア・ウルフは、「ダロウェイ夫人」を執筆している。
1951年、ロサンジェルス。妊娠中の主婦ローラ・ブラウンは、夫の誕生日パーティのため、幼い息子と
>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.2

とにかく心地よい。
あたたかい。
そんな映画。

派手ではない。
淡々とした、けれど豊かな、それは豊かな日々がつづられる。

そして登場人物がみんな、物語の終わりにはほんわり幸せになっている。
>>続きを読む

姑獲鳥の夏(2005年製作の映画)

3.0

だらだらと続く眩暈坂の上に、古書店京極堂はある。

20ヶ月もの妊娠、主人の失踪、新生児の誘拐…
古く由緒ある病院に纏わる怪しげな噂に首を突っ込んでしまったこの物語のストーリーテラー、関口は、
>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.7

イケメン魔法使いハウルと、
魔女に呪われた少女と、
城の住人達が、
戦争で混沌とした世界で逃げ、戦い、戦わず、生きる物語。
(そんな身も蓋もないあらすじを…)

期待せず見たので、面白かった
>>続きを読む

アーティスト(2011年製作の映画)

3.9

物語は1927年のハリウッドからスタート。サイレント映画がトーキーに移り変わる中、サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンの栄華や凋落を、同時期に現れた気鋭の新人女優ペピー・ミラーと絡めて描>>続きを読む

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.0

漫画家のハルさんとサラリーマンのツレさんは夫婦。イグアナのイグちゃんと穏やかに暮らしている。
しかしツレの様子が少しずつ変わっていく。激務とストレスによる 心因性うつ病にかかっていたのだ。


扱って
>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

パリに住む富豪のフィリップと、彼の介護人として雇われたドリスの物語。
フィリップは、事故により頸髄を損傷し、首から下の感覚が無く、動かすこともできない。
一方のドリスはそのフィリップの介護人の面接を受
>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.4

~うっすらネタバレを含みます。
 うっすらですが、未見の方は、ご注意ください。~

あらすじは、
仕事で成功した大富豪エドワードと、家族のため学業を断念し整備工として働いたカーター。二人は入院先の病院
>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.4

映画公開時、放映されていた当映画のテレビCMで
「仕事いかなきゃ」という
大人になったクリストファー・ロビンに対しプーさんが
「それは風船よりも大切?」
と尋ねるみたいなシーンがあって。

衝撃を受け
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.8

この映画がどういう映画かと聞かれたら、一文字で答えられる。
それは
「業」
の映画。
アーティストの業が、ラストシーンにありありと描かれている。
たまらない。ぞくぞくする。


アンドリューは、音楽学
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.9

この映画を期待して観ない方が良い人種が居る。

それは「小劇場系」の舞台を見倒している人たちである。

公開時散々騒がれたこの映画にある「面白い仕掛け」

小劇場系のお芝居では割とよく使われる手法なの
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

人によっては「年寄りの冷や水」という感想もあるのかもしれないけれども

リアルタイム組の私にとっては、
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)が一緒に出てい
>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.7

未来からやって来た殺人機械に生命を狙われる女性、彼女を助けようとする戦士を描くSFアクション。

ターミネーターシリーズは誰が何と言おうと2が神!!

物語の軸となる「サラ・コナー」(リンダ・ハミルト
>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.3

マグロの頭がどうかしたみたいなモンスターが砂漠で暴れるB級名作パニック映画。
何でこんな映画見たんだっけと調べたら「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」と同時上映だったようで。
まあ作品として
>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.5

ニューヨークに暮らす恋人同士のモリーとサム。しかしある日サムは殺されてしまう。ゴーストとなったサムは…。
今ではよく見るようになった設定ですが、本作の大ヒットからこのジャンルがメジャーになったという感
>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

4.0

「レインマン」の意味が分かった瞬間たまらんです。
キャストが豪華で目が曇りますが、作品としていい作品だと思った記憶があります。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.8

中年を迎えた映画監督が、自分の少年~青年時代を、映画館を軸に回想する物語。ラストがね、「そんなん泣くわ。ずるいわ。」という出来上がり。泣きたい時に是非。

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.7

科学者セスが物質を転送する機械を開発してやらかして大変な事になる作品。(要約が雑)。
ジャンルとしてはSFホラー。1958年に公開された同名の映画(邦題は『ハエ男の恐怖』)のリメイク作品。
ホラー苦手
>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.2

放課後の実験室、ラベンダーの香り。タイムトラベル。
筒井康隆のジュブナイルSF小説『時をかける少女』の映画化です。
原田知世、大人気でした。今でも第一線。すごい事です。
この映画の独特のノスタルジーと
>>続きを読む

幻魔大戦(1983年製作の映画)

3.0

話の筋は正直あんまり覚えていないんですけど、シンセサイザーの音楽とか可愛くないキャラクターとか、おどろおどろしさとか、何か印象に残ってます。
当時全盛期を迎えていた角川映画らしさ(大仰な設定、財力に物
>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

3.9

少年エリオットが宇宙からやってきて帰れなくなったE.T.と出会い友情をはぐくみ、助けるハートフルヒューマンSF。
当時ね、大ヒットしたんですよ。そりゃあもう。映画のワンシーンのように指と指をくっつけた
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.9

実在の、19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムの人生を描いたミュージカル。
音楽の良さと映像の品のあるカラフルさが「映画!」って感じで気持ち良い。
映画館で見た方が楽しめただろう。
なによりヒュー
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

深青緑色。と、深紅色。
美術が綺麗。
敵役のストリックランドがどこまでも下衆くて、最後に改心する的展開ではない~予定調和で無い~所が好み。だが、ロシアの間者は全滅するのはアメリカ映画ならではなのだろう
>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.8

見る人をハラハラドキドキワクワク、いかに揺さぶろうかと、作り手が全力で工夫して楽しんでいるのを感じる作品。

これこそエンターテイメント!

キャラクターも生き生きしてて引き込まれる。主人公マーティ役
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

画面に広がる景色、自然の美しさがまず魅力的。
そして少年の少年らしい何とも言えないもどかしさが魅力。
しかし、途中、夏のシーンは概ね上半身裸の主人公役の役者さんの日焼けや虫さされは大丈夫なのか、と、つ
>>続きを読む

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.2

ステキな金縛りから興味を持って観たクチ。
政治を扱った、テーマのはっきりした骨太い作品でありながら、ウイットに富んでコメディ要素も随所に。80年以上前の作品なのに古臭くて観るのが辛いなんて事はなく。テ
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

-

クイーンファンなので、史実が云々はアレなんだけど(特にフレディが「苦悩の人」「真面目な青年」みたいに描かれているのは、ファンとしては「そりゃそういう側面もあるけど、いやもっとふざけてるしお茶目やし声高>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.9

美しくて純粋な悪。本人に悪意が無いのがヤバさの極み。純粋すぎる主人公が気の毒でもあるが、被害者側は、たまったもんじゃない。
観賞後は、何とも言えない物悲しい気持ちになった。
万人受けは難しい作品。

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

見進めるにつれ、きらびやかな舞台に飛び出して、道化のように振る舞う姿に胸締めつけられる。
スーパースターの、あの孤独はなんなんだろう。

|<