MayumiMさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

先日観た"エヴェレスト 神々の山嶺"は夢枕獏の原作を踏襲した内容だったらしいけど、コチラは登山に国家の威信を託した時代があったヨーロッパならではのアレンジが効いてましたね。
そして何より、きちんとジョ
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

2.8

色々な意味で意表突かれまくるどんでん返しが素晴らしいんだけど、冒頭の陽子がどうのこうのというトコロが全くもって理解できない……というアングリな一作。
そんなキャラクター的なビックリ感は満足できるレベル
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

4.0

そもそも、男と女で台所の使い勝手が変わるのかどうか。そう考えると、ずっと観察するというのは効果的な調査方法かもしれないけど、そこまでする必要があるのかということを考え……ちゃいけない一作。
ともあれ、
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散り椿(2018年製作の映画)

3.0

……で、篠さんはケッキョク采女をまだ好いていたってことですか?

それはともかく、何で女官の職役名である"采女"なんて名前にしたのか。
そんな名前を付けといて格が違うからって結婚を邪魔するとか、親心が
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ダ・ヴィンチ・コード エクステンデッド・エディション(2006年製作の映画)

3.2

スマートカー(作中名)が真剣なカーチェイスをしている、数少ない一作。
ソコだけじゃないんだけど、ソコが一番印象的だった。

それにしても、無心で見てる時は感心しきりなんだけど……見終わったアトで我に返
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誇り高き男(1956年製作の映画)

3.0

過去の因縁が絡まり合ってるというのに、当人の言葉でしか察せられないというのはかなり歯がゆかったり。言葉よりも行動で示していくのが男だという事かもしれないけど……。
ともあれ、ケガのためとはいえ世代交代
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インシディアス(2010年製作の映画)

2.7

パトリック・ウィルソンったら、いつもは霊能力者の奥さんを全力でサポートしてるのに……と思ったけど、コッチの方が古い作品だったんですね。なるほど。
ともあれ、赤ちゃん部屋がやたらとちっさい最初の家の段階
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シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

5.0

え、ホントに秘密なの?……と、エンドロール後に愕然とさせられる感動の一作。

エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

1.5

ジョージ・マロリーを肴にアタックする登山家達の心意気は判らなくもないんだけど、まさかファンタジーだとは思わなかったぞ……イヤ確かに、冒頭に出てきたジョージ・マロリーがやけに山男臭い時点でイヤな予感はし>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.8

ドキュメンタリーでありながら主要な部分はアニメーションという構成が、アミンとその家族の辿ってきた過酷さを際立たせているような印象。
イヤむしろ、漫画より奇なる生い立ちということかもしれないし、或いはそ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.7

まんまバットマンからのパクリ……と思わせといて、DCを飛び越えてマーベルにまで喰らいついたあたりに勇気あるなァと(笑)。
バタバタした印象がなくもないんだけど、実はきちんとテーマが絞り込まれてるって。
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.8

武士になることを夢見て突き進んだ土方が到達したのは喧嘩師だった、という点に他では見られない侠気を感じた一作。
とはいえ、それならそれでクライマックスの箱館戦争にもう少し時間を割いてくれても良かった気が
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憎しみ(1995年製作の映画)

3.9

粋がってる若造を中心にいっそダラダラとした日常を描写していく手法は、正直、何かが起こりそうで起こらない点も相まって忍耐が必要になる瞬間の連続。
なのに、『問題は落下ではなく着地だ』と繰り返した末のこの
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スワンソング(2021年製作の映画)

4.0

いつになったら仕事始めるのかという、見てるコッチがハラハラしちゃう元ヘアメイクドレッサーである偏屈爺さんの物語。
とりあえず、貰えるモノがあるだけにヤル気はそれなりにありそうなんだけど、栄光と幸福に満
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乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)

2.7

自動操縦でアレだけできたらパイロット要らないんじゃ……な点を時代の限界で補った感の強い一作。
レイ・リオッタの怪演が愉快といえば愉快なんだけど、"ライアン・ウィーバー"というキャラ的にどうなんだろうと
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さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について(2021年製作の映画)

3.0

1931年のドイツってどんな時代やと思ったら、WW1に負けてアホみたいな賠償金搾り取られたと思ったら札束積んでもパンすら買えない時代を経て、チョビ髭オヤジがしゃしゃり出てくる前の頃のことだったんですね>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.7

オードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックのデートシーンも素敵だったけど、花屋のおっちゃんの粋な振る舞いに心が震えた。
それにしても、むしろ誘拐だって難癖つけられなくてよかったなジョー。

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.5

ルンペン並みの格好、しかも血まみれ上等状態で高級レストランに行っちゃうとか、違った意味で無双感を漂わせる世捨て人をニコラス・ケイジが怪演するという一作。
そんな不潔感満々な男の料理に"幸せな一夜"を思
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

結局、誰一人満足の行く結末を迎えられてはいないんだね……と悪夢を語るベル(元)保安官のやりきれないと云いたげな表情に( ˘•ω•˘ ).。oな気分になること請け合いな一作。
それはともかく、ハビエル・
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.1

俘虜を物語の核に持ってきたがために戦闘シーンがないのは仕方ないとしても、強制労働のシーンすら端折るってある意味凄い英断なんじゃ……と思いながらも、気がついたら美麗過ぎるデヴィッド・ボウイと北野武の無駄>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

少女がタイムリープするというファンタジー設定ながら、そんな衝撃的出来事に頓着しないことで少女達の思い出の一頁を描きあげた一作。
お互いツラい時にそのツラさを癒やしてくれたのが奇跡の出会いだった、という
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.4

プス顔は誰がやっても正義。
それにしても、月を盗むのはおじいちゃんとの約束だったのか。

それはともかく、悪党共の声をジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンにダニー・トレホというお気に入り
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.0

スーパーゲストの登場シーンは必見ながら、3年間保管されていた使用済みコンドームの衝撃が尾を引いてしまった……かもしれない。
もうちょっとメリハリがあれば嬉しかったかも。

それにしても、ジェイクがサン
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星のない男(1955年製作の映画)

2.8

風来坊なデンプシーの人となりはなかなか愉快で興味深いものの、色んな意味で気まぐれな印象が強すぎるのが難問。有刺鉄線を誰よりも嫌いながら、なのに張り巡らせる作業を厭わないってのは必要不可欠なエピソードだ>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

1.8

母の愛は重力よりも空気抵抗よりも強い、というコトはよく判った。
ソコはよく判ったけど、何故グレムリンだ、と問い詰めたくなること必至な一作。

むしろ、コレをマジメに作ったというコトが驚きなんだけど……
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シャドー・ウォー 聖戦(2022年製作の映画)

3.7

イスラム教VSキリスト教の構図を聖櫃を守る側と手に入れる側として描いた一作。昨今のイスラム教=悪というイメージを一新すべく……といった印象がなくもないんだけど、主役兄弟が超絶無双過ぎてテンプル騎士団側>>続きを読む

いまを生きる(1989年製作の映画)

4.5

誰もが多感な時期というのを経験してるハズなのに、どうして多感であることを許せなくなるんだろうなァ……とションボリすること請け合いな一作。

それにしても、あんな教科書があるのかよヲイと思ったんだけど、
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ロビン・フッド(1991年製作の映画)

3.0

キャスティングが無駄なほど贅沢なのに、展開に深みがないのが残念な一作。しかも、いつの間にロビン・"フッド"という呼称が発生したのか判らなかった……のはワタシだけですか?むしろ気にするトコロじゃないです>>続きを読む

エアポート2022 ザ・トップガンナー(2022年製作の映画)

1.8

色んな方向で越権行為が横行するうえに常識すら華麗にスルーしまくるという荒業を軽いタッチで描ききった勇気は買いたいけど、とりあえず、コースタル航空の機内サービスは最低だというコトはよく判った。
よく判っ
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.5

その昔は廃兵と呼ばれた傷痍軍人の悲惨を姿を描いた一作。
肉体的にはまさに『肉塊』でしかないジョーが何故生かされてるのかは序盤で他の兵士のためみたいな理由が述べられていたけど、結局のトコロ、ジョーは帰還
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

誘拐、しかも連続誘拐事件を子供でも観られるように工夫したのかと思えるような一作。犯人の心理やフィニー少年以前の被害者がどうなったかの具体的な表現はなく、監禁中の試行錯誤がファンタジー一歩手前な演出なの>>続きを読む

マーベラス(2021年製作の映画)

3.4

銃の破壊力が5割増だったり血飛沫も派手過ぎるんだけど、設定も雰囲気もいいし、茶白にゃんは可愛いしでナカナカに面白い一作。正直、70代になったマイケル・キートンにアクションを期待するのは酷じゃないかと思>>続きを読む

キャンディマン(2021年製作の映画)

2.2

実はある種のシリーズ物だということを、観終わった後で知ったんですが……影絵のエピソードがその前編に当たる部分の説明だった、というコトですかそうですか。
ともあれ、そんな訳で前作等を観ていたら印象が変わ
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不死身の保安官(1959年製作の映画)

3.0

ベティちゃんか!とビックリしちゃう女優さんの魅惑ボディに仰天しつつ、アメリカ国内で起こる異文化交流の妙を観察できる(?)一作。
とりあえず、人の話は聞こうよみんな。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

やっぱり日々是臨戦態勢なアメリカのスタンスをどうなのよと思いながら(しかも敵側を『ならず者国家』と漠然とした呼称にするあたりどんだけ敵作っとんねん感満々)、30年経っても同じことやってるのかマーヴェリ>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

2.8

そういえば、実はいまだにスターリンを崇拝するヒト達がいる……というのを、モスクワ在住の知り合いから聞いたことがありましたね。確かに、戦勝国となり欧米と肩を並べるという偉業を成し遂げたスターリンは人民か>>続きを読む