0i7さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.1

映画前2作鑑賞済み
前2作よりスケールの大きい話にしたかったのかなと思うのですが、登場人物たちのギャンブルに臨む動機が薄くて、得られる利益に対するリスクが大きいように感じてあまり物語に入り込めませんで
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blank13(2017年製作の映画)

3.3

映画みたいな(映画になったわけだけれど)実話があるんだなと思いました
弔問客の数や葬儀の規模と、どれだけその死を惜しまれているのかは別なのだなと思いました
普段映画を観ていてショットがどうとかあまり意
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

『花束みたいな恋をした』というタイトル、「女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見るたびに一生その子のこと思い出しちゃうんだって」というフレーズ、脚本が坂元裕二さんで、菅田将暉さんと有村架純さん>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

原作未読
画がすごく特徴的でとても素敵で、壮大なストーリーに惹き込まれました
『鉄コン筋クリート』シロ役の蒼井優さん、ネズミ役の田中泯さん、『サマーウォーズ』栄おばあちゃん役の富司純子さんといった、過
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Red(2020年製作の映画)

3.7

原作既読
島本理生さんの作品は全作読む程好きなのですが(特に好きなのは『イノセント』、『ナラタージュ』、『波打ち際の蛍』)、
著作の中で初の官能小説と位置付けられる異端の作品ということもあり、変な切り
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.1

元祖を初めて観ましたが特撮のクオリティの高さと社会に警鐘を鳴らす社会派映画としてのクオリティの高さに驚嘆しました
ゴジラは水爆実験によって誕生したという設定自体は知っていたのですが、オキシジェンデスト
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.1

ゲームに疎くてFFも全然わからないのですが、たくさん笑えて素敵なストーリーで面白かったです
雪国やキーボードの件などお父さん(演:吉田鋼太郎さん)が可愛くて面白かったです
山本舞香さんの妹感が可愛かっ
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.2

橋本環奈さんの"涙のリクエスト"可愛かったです
堀田真由さんも古風な佇まいの令嬢から本作のギャルっぽい女の子まで似合っていて可愛かったです

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

母親がダイナマイト心中をしたというプロフィールは知っていたのですが、面白い方に転がる人生が見ていて愉快でした
峯田和伸さんの芝居がやはりすごく素敵でした
映画の劇伴を聴いた瞬間菊地成孔さんだとわかった
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告発(1995年製作の映画)

3.8

前から観たいと思いつつも重そうでなかなか食指が伸びなかったので個人的にはようやく鑑賞
友達が欲しい、という願いがあまりに切なかったです
ケヴィン・ベーコンの芝居が芝居という嘘に見えなくて凄まじかったで
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.6

窓の数式が綺麗でした
自分にとっての現実が否定されることを受け容れるのは苦しいだろうなと思いました

續姿三四郎(1945年製作の映画)

3.3

姿三四郎が強すぎる故に悩むのが、一握りの成功者の悩みで笑ってしまいました
クライマックスのシーンは映画として画になるものの、果たし合いの場所になぜあのような消耗の激しい場所を選ぶのか、という疑問と、待
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影踏み(2019年製作の映画)

3.3

原作未読
途中滝藤劇場と呼べる程滝藤さんのお芝居が堪能できました
山崎まさよしさん、竹原ピストルさん、北村匠海さんという俳優でありミュージシャンである3人が同じシーンで共演していて豪華でした
原作が連
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サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

4.2

何度も繰り返し針を落とすレコードがモチーフの『君と100回目の恋』と、何層も上書きできるカセットテープがモチーフの本作と、
音楽映画✖時間✖音楽プロデュースがandrop内澤さんと共通項が多いなと思っ
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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.3

藤田進さんの純朴な佇まいが無邪気な姿三四郎にぴったりだなと思いました
大河内伝次郎さんと藤田進さんは本作では師弟ですが、『虎の尾を踏む男達』では弁慶と関所の番人という敵対関係で、黒澤明監督は同じキャス
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.7

部屋の一輪挿しの花が、ちゃんと咲いていたり、水はあるのに萎れていたりと2人の関係性を象徴していて良かったです
2人の寝室や桜のシーンなど青みがかった色彩が綺麗でした
ラブドールを初めてちゃんと見たので
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初恋ロスタイム(2019年製作の映画)

3.4

ある日から毎日決まった時間に1時間だけ2人以外が制止する時間(ロスタイム)が発生し、
この時間に起きた物質の変化は時間が動き出した際に元に戻る(2人の記憶にのみ留まる)という設定が面白かったです
物語
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.5

太宰治『グッド・バイ』、伊坂幸太郎『バイバイ、ブラックバード』既読、舞台未鑑賞
ダミ声の素の姿も、妻のフリをして頑張ってすましてみせる姿も、キヌ子(演:小池栄子さん)がとても可愛かったです
洋服と着物
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.5

ダークな木村拓哉さんが良かったです
闇社会のブローカー諏訪部を演じた松重豊さんが切れ者でかっこよかったです
二宮さんと吉高由里子さんは『GANTZ』の玄野計と多恵ちゃん以来の再共演で改めて2人の組み合
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虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

3.7

エノケンさんのくるくる変わる表情がすごかったです
勧進帳を読むシーンがすごいなと思いました

キング・コング(1933年製作の映画)

3.5

『すばらしき映画音楽たち』、『ようこそ映画音響の世界へ』で取り上げられていたので鑑賞
キングコングシリーズを観たことがなく、ビルのシーンしか観たことがなかったので、美女と野獣がモチーフであることに驚き
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記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)

3.7

原作未読
忘れたいという想い、忘れたくないという想い、自分のことは忘れてほしいという想いはどれも切実で、
しかも誰かにとって忘れてほしいという記憶や想いは、別の誰かにとっては忘れたくないという記憶や想
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

胸の中にじわりと切なさと苦さが残る映画でした
本音を聞いてもはぐらかして取り合わない母親が最初は苦手でしたが彼女の真意を知って遣る瀬なくて切なくなりました
母一人子一人の親子と、親子の家に間借りする男
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.5

ロイ(怪我したスタントマン)とアレクサンドリア(少女)の絆と2人の涙が美しかったです
たくさんある落下のシーンが綺麗でした
今年重なったたくさんの悲しさに想いを馳せて選ばれた1本なのかなと思いました

母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。(2018年製作の映画)

3.6

原作未読
安田さんが病室で小さく何度も飛び上がって喜びを表現するのが可愛かったです
真里(演:松下奈緒さん)ができた人すぎてすごいなと思いました
同じトヨエツファンとしてトヨエツの魅力をお母さんと語り
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茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

3.8

大泉洋さんの声が前作より据わっている感じがありました
前作では視覚的に自転車ロードレースのチーム戦としての面白さを描いていましたが、本作では選手の目線のシーンでスピード感を味わえてまた別の面白さもあり
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

3.8

自転車ロードレースの集団戦のルールを知らなかったのですが、仲間を勝たせるという発想が面白いなと思いました
遮るものがない土地で斜め3列に並んで順番に風を避けているロードレースの集団の俯瞰のショットなど
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SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

3.7

デヴィッド・ボウイさんの世界的に有名なサイケデリックな写真が、撮影した鋤田さん始め日本人の手によるものというのが少し誇らしく、かっこいいなと思いました
YMOのお3方の写真や鋤田さんとの対談、糸井重里
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懲戒免職(2006年製作の映画)

3.3

オダギリジョーさんメイン、助監督が白石和彌さん、セリフはないけど重要な役で吉高由里子さんと15分の短い映画の中に豪華な煌めきがありました

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

荒唐無稽という一言で片付けるのは簡単だけれど、荒唐無稽な設定のほぼ2人芝居の中に友情や恋愛、人生の尊さがユーモアに包まれて描かれていました
ポール・ダノさんは『リトル・ミス・サンシャイン』や『プリズナ
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田園に死す(1974年製作の映画)

3.6

映像がとにかく革新的でかっこよくて、特に主人公と評論家の2人が会話しているシーンの陰影とタバコの煙の白が美しくて良かったです
サーカスのシーンの映像そのものにカラーセロファンを通したような色がついてい
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ただ君だけ(2011年製作の映画)

4.0

リメイク版『きみの瞳が問いかけている』がすごく好きだったのでオリジナルを鑑賞
リメイクではオリジナルと設定を多少変えていたりもする一方で、オリジナルである本作とカット割り含め同じシーンも少なくなく驚き
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.6

以前から観ようと思っていたのですが、ドラマ『知らなくていいコト』の中で主人公ケイト(演:吉高由里子さん)の名前の由来であるということを契機に鑑賞
ジェームズ・ディーンがかっこよかったです
親子・家族間
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天使のいる図書館(2017年製作の映画)

3.3

『ベルリン・天使の詩』鑑賞済み
ストーリーは紋切り型で目新しさはありませんでしたが、
香川京子さんがお美しくて素敵でした
Youtubeでプレミア公開された際に小芝さんが撮影の裏話として、涙するシーン
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白痴(1951年製作の映画)

3.7

原作未読
黒澤明監督作品の鑑賞は13作目
黒澤明監督作品の常連の俳優の1人である、森雅之さんが主演ですが、
『羅生門』で何だこのかっこいい人はと思いその後『悪い奴ほどよく眠る』で三船敏郎さんの義父役(
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.7

黒澤明監督作品の鑑賞は12作目
『マクベス』既読
『マクベス』より登場人物が少なくてシンプルで物語がよりわかりやすかったです(『マクベス』自体わかりやすい話ですが)
山田五十鈴さんの手を洗う仕種があま
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