0i7さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.3

『メリエスの素晴らしき映画魔術』を観てメリエスの人生を知っていたので、淋しい晩年を送ったイメージがあったのですが、本作を観て実話じゃなくても少し救われた気がしました

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.3

どんでん返しの映画だと(勝手に)思っていたので肩透かしをくらった感じがありました
原題の通り本能(性愛)は真贋見極める目を曇らせるのだなと思いました
シャロン・ストーンの泣き顔が神々しい程美しかったで
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.1

鑑賞前はGoogle Earthで昔の家を探し出した過程やその奇跡に焦点が当てられているのかと思っていたのですが、
むしろ家を探し出す過程はあっさり描かれていて、
昔の思い出がふとした拍子に思い出され
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.4

あるわけないとは思いつつ素敵だなと思いました
デニス・クエイドのくたびれた感じが良かったです

(2017年製作の映画)

4.0

封切りされた際に好評価のレビューを見て気になっていたのですが上映館が少なく劇場での鑑賞を見送ってしまった作品
綺麗事じゃない現実を突きつけながら、それでも鑑賞後気鬱にはならない実直で端正な映画でした
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アース(2007年製作の映画)

3.3

現実(ドキュメンタリー)にオチがあるとは限らないけれど、ある場所のある瞬間を集めた映画だったため、数日後数ヵ月後はどうなったんだろうと気になりました
今年は改めて地球温暖化が取り上げられましたが、この
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.3

『分福茶釜』、『アンビエント・ドライヴァー』既読、坂本龍一さんのドキュメンタリー『CODA』、『async』は鑑賞済みであるものの、
音楽に関してはYMOとはっぴぃえんどを聴くくらいでそこまで細野さん
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ツーリスト(2010年製作の映画)

3.4

普通のおじさんを演じるジョニー・デップが微笑ましかったです
アンジーはプロポーションがすごく美しくて見惚れましま
ヴェネチアを舞台にすると画になるなと思いました

かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.6

少しの匙加減の狂いで白けてしまう設定でしたが、『バースデーカード』の吉田康弘監督の手腕はさすがで、温かで落ち着く映画でした
本作鑑賞の少し前にたまたまドラマ『サギデカ』で青木崇高さんの空しい役柄を観て
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

伊坂幸太郎さんのファンで斉藤和義さんのファンなので原作『アイネクライネナハトムジーク』、曲『ベリーベリーストロング~アイネクライネ~』は大好きで映画を楽しみにしていました
誰かと出会うことが起点となっ
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狼煙が呼ぶ(2019年製作の映画)

4.3

映画『青い春』や舞台『怪獣の教え』など豊田利晃監督✖渋川清彦さんというタッグが好きなので観ないわけにはいきませんでした
セリフのない16分の短編映画でしたが、とにかくかっこよくて痺れました
鑑賞料金は
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.5

人生で観た映画で一番きゅんとしました
前半は可愛さに後半は切なさに、登場人物の容姿だけではなく、ショットやシーンといった映画としての切り取り方にもきゅんとしました
あらすじはさほど珍しくはないと思うの
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街の灯(1931年製作の映画)

4.2

チャップリンは誰も傷つけない優しい映画を作ったんだなと改めて思いました
ボクシングのシーンはずっと笑っていられます
頭を使わない、全て優しさに内包される可笑しさや温かさが沁みる映画でした
本作に影響を
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の・ようなもの のようなもの(2015年製作の映画)

3.3

『の・ようなもの』の35年後を描いた作品ですが、冒頭『の・ようなもの』のオマージュで始まるのがすごく良かったです
志ん田(松山ケンイチさん)は前座の設定なので、いくら師匠の用事とはいえ、内弟子としての
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.6

落語を好きになる前から森田芳光監督作品として観たいと思っていたのですが、落語を好きになって改めて観たいと思い鑑賞
二つ目の噺家さんの日常をただゆるく描いているだけですが仕事がなくてお金がなくて時間があ
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きみがくれた未来(2010年製作の映画)

3.4

気持ちの区切りがついた時に初めて大切な人の死は終わるのかなと思いました
確かに思い返せば伏線はあったけれど、途中えっ!?と声をあげてびっくりしました

LIFE!(2013年製作の映画)

4.2

公開当時ヒットしていたのでいつか観たいと思っていたのですが、鑑賞後、映画館で観たかったなと思いつつも、
20歳の大学生だったあの頃以上に25歳の社会人である今観たからこそ響いたものがあるのではないかと
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.6

ジョン・カーニー監督作を鑑賞するのは『はじまりのうた』、『シング・ストリート』に続き三作目
バスの中で女の質問にギターを弾きながら答えるシーンが好きです
本作に限らず他二作もですが、バンドで音を合わせ
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旅猫リポート(2018年製作の映画)

3.5

有川さんの本は15作くらいは読んでいるのですが本作の原作は未読
猫との絆の話でしたが、主人公の人生に思いを巡らせてしまって、遣る瀬ないなと思いました
菜の花畑が綺麗でした
私女だけれど竹内結子さんが叔
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.7

ペドロ・アルモドバル監督作は『オール・アバウト・マイ・マザー』、『私が、生きる肌』に続き3作目
嫌な気分になったというレビューを鑑賞前にいくつか見たので、『私が、生きる肌』のような変態的な映画かと思っ
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.7

公開当時好評価が多かったので気になっていた作品
深川麻衣さんの表情といい衣裳といいすごく可愛かったです
妹役の志田彩良さんとの姉妹の会話やじゃれ合いの間や撮り方が良かったです
伊藤沙莉さんはちょっとし
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頭山(2002年製作の映画)

3.5

落語の演目『あたま山』を短編のアニメーション映画にした作品
数ある落語の演目の中でも群を抜いて荒唐無稽な噺ですが、
アニメーションと荒唐無稽なストーリーがぴったりハマっていました
亡くなった浪曲師国本
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パラレルワールド(2017年製作の映画)

3.5

河瀬直美監督✖山田孝之さんという組み合わせが気になって鑑賞しました
山田孝之さんが高校生を演じるのは多少無理があるのかなと思ったのですが、本当に自然でどちらかというと内気で繊細な芝居で『そのときは彼に
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.4

映画として大きな起伏がないことがあまりヒットしなかった要因かと思いますが、
私は細田守監督が映画に掬いとる些細なかけがえのないものが好きなので、
世間的には地味な作品なのかもしれませんが、ふとあぁ好き
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

3.7

真意が隠されていることをわかったうえで観ていたのに全く思い当たらず、
明らかになって初めてそういうことだったんだと思いました
些細なシーンの端々に感じられる兄姉妹の絆がすごく良かったです

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

公開当時好評を博していた理由はサスペンスとして面白いからなのかなと想像していたのですが、
今まであまりなかった物語の転がり方が面白く、ロングランしていたのも納得でした
"映画"だと知りながら観ているの
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.9

ずっと観たいなと思いながらも一方で怖いシーンが多いのではと敬遠していたのですが鑑賞してみたら直接的な描写よりも想像力を掻き立てるような間接的な描写が多くいい意味で面白かったです
ラストでタイトルの意味
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きらきら眼鏡(2018年製作の映画)

3.4

原作未読
評価が高くないことを知った上で鑑賞したためか思ったよりも良かったです
身の回りのものをいい方に解釈することを"きらきら眼鏡"というわけですが、
その姿勢は素敵だと思うし私もそう心掛けたいとも
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マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

3.5

蒸気機関車が走っていた時代の
子供のどこにでもあるような特別ではないけれど温かな日常と少し大人になってしまうような悲しい出来事が描かれた、
重過ぎずけれども意外と深い描写が刺さる映画でした

いつか読書する日(2004年製作の映画)

3.4

本作は以前観たいと思ってメモしていたのですがたまたまTVで放映されたので鑑賞
高校生の頃惹かれ合いながら事情によって引き離された二人が人生を折り返したタイミングで再び惹かれ合っていく話ですが、
幸せな
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

3.2

原作未読
誰かの行動が誰かの人生につながってそれが巡りめぐる暖かな話でした
門脇麦さん可愛くてとてもオーラがありました

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.1

いつの時代もメインカルチャーにはならないような尖った映像で、久々に最新の刺激的な映画を観られて面白かったし、作風はインディーズなのに制作がROBOT、製作が電通他という実はメジャーな会社が手掛けている>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.8

原作未読
戦闘シーンを多く含む映画は、過去の戦争を描いた映画かスターウォーズなど寓話化されたものしか観たことがなかったので、近未来(というよりもはや現代)の架空の戦闘に終始緊迫感を持ちつつ面白かったで
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

3.4

時代や社会的な属性とは関係なく個人としての生きづらさ、自分が自分であることの生きづらさを描いた優しくて苦い映画でした
マイケル・ジャクソンになりきって生きる少年がマリリン・モンローになりきって生きる女
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.5

『LA LA LAND』が大ヒットした時にエマ・ワトソンが当初キャスティングされていたものの『美女と野獣』に出演するため出演できなかったという記事を読んで『美女と野獣』よりも『LA LA LAND』に>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.5

誰もが知っている童話を映画としてヒットさせるディズニー映画はすごいなと思いました
魔法が綺麗でした
王子の瞳が青くて綺麗でした
リリー・ジェームズの怒りをぐっと堪える悲しい表情が可愛かったです