tapes201さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

tapes201

tapes201

映画(299)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

その壁を砕け(1959年製作の映画)

4.1

【2021/096】中平康『その壁を砕け』1959/Amazon Prime。気付けば傷天終わってたけど、何気に芦川いずみ、というか中平康祭。で、こちら。これは渋い。プロットはまあ時代か?粗すぎる警察>>続きを読む

密航0ライン(1960年製作の映画)

3.7

【2021/097】鈴木清順『密航ゼロライン』1960/Amazon Prime。アマプラ、おすすめダーっと出てくるから堪らん。こちら、清順作クライム物。初見。スピーディー、というより速い、焦燥溢れて>>続きを読む

探偵事務所23 銭と女に弱い男(1963年製作の映画)

4.7

【2021/098】柳瀬観『探偵事務所23 銭と女に弱い男』1963/Amazon Prime。アマプララインアップに入ってて狂喜!漸く観れた同シリーズ第二作目。いや、これ、大傑作の前作よりヤバい。ス>>続きを読む

助っ人稼業(1961年製作の映画)

3.0

【2021/103】齊藤武市『助っ人稼業』1961/Amazon Prime。日活大盤振る舞いのアマプラで稼業シリーズ全部上がってた。第三弾の助っ人稼業。長門裕之とのバディで横浜から奪われた7000万>>続きを読む

ラスト・ラン/殺しの一匹狼(1971年製作の映画)

4.0

【2021/104】リチャード・フライシャー『ラスト・ラン 殺しの一匹狼』1971/DVD。先々月位にTSUTAYA名作発掘でダーっとソフト化されたのをごそりと仕入れてそのままにしてたやつ、漸く手をつ>>続きを読む

明日では遅すぎる(1950年製作の映画)

4.1

【2021/106】レオニード・モギー『明日では遅すぎる』1950/DVD。アパートの上下に住む厳格過ぎる両親をもつ少女と明るく暖かい家庭に育つ少年が学芸会の芝居共演から意識し始め淡い恋仲となったとこ>>続きを読む

暁の7人(1975年製作の映画)

3.0

【2021/105】ルイス・ギルバート『暁の七人』1975/DVD。近年続け様に取り上げられてるエンスラポイド作戦を題材にした映画と云えばラング『死刑執行人もまた死す』だけど、こちら、初見だと思ってい>>続きを読む

いれずみの男(1968年製作の映画)

3.4

【2021/107】ジャック・スマイト『いれずみの男』1968/DVD。漸く観れた。ブラッドベリ原作映画化。スマイト前作『殺しの接吻』同様、ロッド・スタイガーが爆演。かなりラスボス感ある。クレア・ブル>>続きを読む

暗殺指令(1960年製作の映画)

4.0

【2021/108】エンツォ・プロパンツァーレ『暗殺司令』1969/DVD。地味だけどジワジワ来るマカロニノワール。調べたらマフィアを描いた映画としてはかなり初期のもののようで、シチリアの話なんすが、>>続きを読む

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

【2020/249】ジョセフ・ロージー 『パリの灯は遠く』1976。VHS。俺、結構ロージー好きなつもりなんすけど、やはり、クエスチョン・マークとかはあって(できごと、とか。大好きなんだが)、最>>続きを読む

突然の花婿(1952年製作の映画)

4.7

【2020/210】ダグラス・サーク『突然の花婿』1952。DVDにて。トニー・カーティス/パイパー・ローリーによるラブコメディ、というか、滅茶ドギツイ。

母の反対を押し切り、入隊前
>>続きを読む

果てなき路(2010年製作の映画)

4.6

あまり期待せずに観たヘルマン御大2010年作。滅茶苦茶素晴らしかった。

バニー・ポインターが生歌歌ってたり、レディ・イヴ、ミツバチのささやき、第七の封印(それぞれがストーリーの重要な暗示になっている
>>続きを読む

大菩薩峠(1957年製作の映画)

4.8

変わらずこの国は馬鹿なことばかりでこれからもまたまだ続くのだろう。美しい日本とやらにはなんの興味もないけれども、時代劇鑑賞はライフワークで。しかし、漸く観た御大版大菩薩峠。言葉もない程これは素晴らしい>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.3

最高でした。
“怒るのは自分の物だと思ってるからよ。今日あるものが明日もあるとは限らない。執着しちゃダメ。それさえ分かってれば物を集めても構わない。”

へそくり社長(1956年製作の映画)

3.5

社長シリーズ、記念すべき第一作。今から見ればお伽話のような緩さ/長閑さ/公私混同の具合、あくせくしてない感じはまあ、としても森繁始めとする芸達者、曲者どもが縦横無尽に特記事項なし、なんでもなさ過ぎる戦>>続きを読む

回転(1961年製作の映画)

4.5

初見。これは凄い。ヘンリー・ジェイムズの「ねじの回転」をカポーティが端正に脚色。善か悪か清廉か邪悪か、振り子のように行ったり来たり、しかしながらねじの回転さながらラストのカタルシスまで一直線。原題の『>>続きを読む

スイート・スイート・ビレッジ(1985年製作の映画)

4.3

ビロード革命以前の、プラハ近郊の小さな村の知恵遅れの青年と彼を巡る四方山。凄くいい映画でした。ちょいと涙でた。年か。

冬の猿(1962年製作の映画)

4.2

ギャバン・ベルモンド両雄唯一の共演。ベルモンドのB-3、激シブ。しかしながらギャバン御大の瞳。

猛吹雪の死闘(1959年製作の映画)

3.3

起きてきたお袋が「八甲田山?」と呟いた石井輝男監督によれ雪山死闘編。まあ、という感じですが見所としては、雪山で何故か歌われる「雪の降る街を」、文太兄いの命乞いシーンか。

大菩薩峠 第二部(1958年製作の映画)

4.2

第3部に向け伏線回収しまくりの張りまくり。悪役山形勲様、盤石の安定感。”拙者頼まれて人を斬ったことはない。死地を求めて無明を彷徨う、斬りたいから斬るまで。”

花の兄弟(1961年製作の映画)

3.2

親の仇を探し求める一方、ちゃっかりした所もある侍を。弟分の橋幸夫と共演、立てつつもしっかり映画の屋台骨は雷蔵様。かげろう侍とか、こういった役どころを演じてる時、本当に最高。水谷良重様も安定のハマり具合>>続きを読む

ラインの監視(1943年製作の映画)

4.1

見応え充分。脚本、ハメット御大!
“ルールを教える。覚えておくんだ。決して破るな。
我々は少数だ。だからこそ不要の危険を冒してはならない。情に流されるなもいかん。虚勢を張らず慎ましく、そして威厳を保て
>>続きを読む

自由への闘い(1943年製作の映画)

3.7

ルノワールハリウッド期、チャールズロートンとがっぷり。ジョージサンダースが鳩を逃すシーン、フィリップメリベールがロートンに手を振るシーン。最後の法廷シーンはもう。

離愁(1973年製作の映画)

4.3

ロミー・シュナイダー様の70年代出演作、なかなか観ることが出来なくてイラついていたのだけれど、漸くこちら手に入れた。トランティニヤン共演でヴィアゼムスキー嬢まで。気の遠くなるほどの好天の中で、ナチスか>>続きを読む

ヴェラクルス(1954年製作の映画)

3.8

ゲイリー・クーパー御大とのダブル・ビル。この頃の奔放でタフ、キザなランカスター翁に、エースの錠兄ィ、かなり影響受けてるのでは。

ポリー・マグーお前は誰だ(1966年製作の映画)

3.9

学生時代以来に鑑賞。当時の連れが大好きで、オッシャレー…と思ってましたが、今観ると、かなりドギツイですな。煌びやかなファッション業界の光と影に浮かぶ実存、的な正にフランス映画。マッゴーワン嬢のキュート>>続きを読む

さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

5.0

学生時代以来の再鑑賞。いわば、念願の。再見して分かったことは、といえば、俺はどうしようもなくこの映画に首ったけ、ということであった。映画的にはどうなんだ、みたいなところはあるけれども俺はミッチャムのマ>>続きを読む

新ドラキュラ/悪魔の儀式(1973年製作の映画)

3.6

クリストファー・リー御大最後のドラキュラ。ピーター・カッシング御大との宿命の対決もこれで最後。前作のスィンギンチェルシー降臨のようなポップさはないもののペスト菌を用いたテロ工作など、スパイ物的な趣も。>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

ギルダーズ相方氏よりお借りしたうちの一本。原作の印象がかなり強烈だったので、ちょいと不安で放置していたけど、踏ん切りつけて鑑賞したら、なんとも、最高だった。流石、コーエン兄弟。負けてない。溜息。オミッ>>続きを読む

二つの世界の男(1953年製作の映画)

4.7

1952年作にして、あまりに生々しい戦争の傷跡を残すベルリンロケ。ベルリン封鎖が1948年、スターリンの死去が1953年、ベルリンの壁が1961年。導入部からいきなり不穏な感じが横溢。ライムライトのク>>続きを読む

影なき狙撃者(1962年製作の映画)

4.0

素晴らしい。フランケンハイマー、やはり凄い。シナトラ御大も渋く抑えた演技で流石の貫禄だけど、ローレンス・ハーヴェイ様、アンジェラ・ランズベリー様にも尽きる。あまりに東側の謀略を描いてるので配給から待っ>>続きを読む