緋牡丹博徒シリーズの大ヒットに続く藤純子さまの一作。当時25歳とは思えぬ魅惑。ストーリー的には、瞼の母に、関の弥太っぺのミックスで、典型的な任侠物。しかし小沢監督のトリッキーかつ小気味好いかつ、残虐描>>続きを読む
シリーズ5作目。遂に柳生武芸帳の秘密が、露見。このシリーズの上では、石舟斎が家康の命により隠密となり、半幕府派を探るため、自ら、謀反の連判状を認めたもで、家康なき今、柳生が隠密であった事実を証明するも>>続きを読む
シリーズ9作目。名作の誉れ高い一作ですが、面白かった!宗方奈美、岡田千代とでてるけど全く存在感なしのこれでもかというほどの男臭い映画。近衛十兵衛の超人性は薄れ、大友幕屋との迫力ある対峙、湖族との琵琶湖>>続きを読む
DVDにて再見。シリーズ最終作。個人的には大信田礼子さまのお色気少なめだけど最高傑作か。相変わらずキレッキレの金子信雄に、渡瀬恒彦、そこに、中谷一郎(珍しく渋く美味しい感じ)、伴淳三郎ががっちり脇で深>>続きを読む
HD整理にてDVDで再見。何回目かわかんないすけど、やはり、面白いすね。不勉強だけど、本多の三船敏郎ってレアか。隠居後、いつもの総髪になって安心したけど。それだけ、藩士役というのが少ないのかも。ひらた>>続きを読む
DVDにて、再見。田中登/宮下順子の、ロマン三部作の最終作。うーん。田中登にとっても、山谷初男にとっても、勿論宮下順子にとっても最高傑作ではないか。溜息しかでない。『何てことだ…底がねえ…どうにもなら>>続きを読む
DVDにて。平たくいえば、異常なまでのイノセンスで無償の奉仕を厭わない上原謙とその大学時代の友人で全てをビジネスとして添え大成功してる青山五郎、大陸からの引き揚げ者で荒んだ過去を克服しようと頑張る山口>>続きを読む
人工授精による父性と母性の在り方というか、かなり答えの無い問題にチャレンジ。若き小川真由美様のツィギーかよ!という麗しいお姿が拝める、しかし、相対するようにその極端な滑舌の良さに脱臼。個人的には攫われ>>続きを読む
大学以来で60年代吉田監督(松竹退社後)再見中。露口茂さまが、赤い殺意に続いて人の弱みに付け込んでるんだけど、なんだか妙にピュアという複雑というか、浮世離れしたキャラを好演。まあ、いえば原作(これは素>>続きを読む
割と好きなんだよなあ、多岐川さま版さそり。目もいいすよね。冒頭のマジックミラー越しに范文雀と姉妹で犯されるシーン、これでしたね。そういえば、吉右衛門版鬼平での久栄役のようなイメージあるけど、デビュー作>>続きを読む
「水で書かれた物語」吉田喜重/日活/1965 学生時代、吉田監督作品の中で一番好きだった一作。観念的なうっとおしい感じがまだ少なく、脚本がこなれてる。やはり、吉田監督諸作品の中でベスト。平たく言うとお>>続きを読む
ボリス・カーロフに尽きる。ロバート・ワイズの好演出も相まって素晴らしい演技。ルゴシを殺した直後に猫を撫でる所作が印象深い。彼を見てると何故か、キム・フォーリーを思い出す。
魂抽出の儀式、クライマックス!血のサバス、もう戻れない。超脱力スカム。アメリカならでは。
久しぶりに観ました。何度観ても錦ちゃん単身殴り込み前の三田佳子とのシーン。外で何も知らずに遊ぶ子供。今や古典ですが、錦ちゃん出演ってのがいい。詩情あふれるマキノ監督演出に甥っ子の長門、津川も脇を固めて>>続きを読む
国内版DVDにて再見。二作目のほうがいいですが、相変わらずのドタバタハイブロウ笑。エンドロールが、走り去っていく車と思いきや、カメラ積んだ車のほうが下がっていくという。なんでもないことかもしれないけど>>続きを読む
松竹ヌーベルバーグで乱発されていた若さ故の無軌道映画、といっても、港湾労働者、使役側のやくざ、対抗手段としての組合など、エリアカザンの「波止場」を思い出したりしますが、そんなにいいもんでもなく。実際手>>続きを読む
主演の香山美子が少し垢抜けないけど、赤線ものでもっと評価されていい一作。状況を忌憚なく開けっぴろげに、しかしながら、真摯に描いていて、とても面白いです。香山美子は、個人的に「江戸川乱歩の陰獣」における>>続きを読む
カルト!よくぞソフト化という感じ。好事家連には、戦後三大学ラン映像の一つ、天知茂さまの学ラン姿が拝めるというのもあります。あと二つは、「女王蜂」における仲代達也、「やくざと抗争 実録安藤組」の安藤昇。
ゆきおんなっすね。岸恵子版より、こちらが個人的には好き。藤村志保さまほんと美しいす。
「この娑婆にはつらいこと、悲しいこと、たくさんある。でも、忘れるこった。忘れて日が暮れりゃ明日になる。ああ、明日も天気か。」錦ちゃんの股旅ものは本当に最高。後半のヤサグレメイクに、後年の拝一刀を想起。