TRBさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.4

『用心棒』の続編的作品。

「お名前は」

そう聞かれた浪人、視線の先には庭に咲く見事な椿。

「椿三十郎、もうそろそろ四十郎ですが」

やっぱり格好良い。

今作も知恵を巡らせる様もさることながら、
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用心棒(1961年製作の映画)

4.6

頭がキレるし腕も立つ。
浪人、桑畑三十郎。

三船敏郎の浪人、腕を抜き懐から顎髭をイジる姿がとてつもなく格好が良く印象的。

宿場町を舞台に、清兵衛と丑寅一家を相手に策を巡らせ値踏みをさせる。

ぶっ
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アントマン(2015年製作の映画)

3.6

気は優しくて力持ち。
娘思いな庶民派ヒーロー。

アベンジャーズの中でもかなり平凡、でも見くびってはいけない。

サイズに見合わずめっちゃ強いじゃないですか。
仲間のアリ達も、次第にキュートに見えてき
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エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

3.4

クリーチャー界の二大巨頭が夢の共演。

公開日、興奮して映画館に行ったのが思い出される。

エイリアンはいつ見ても完成されたフォルムで完璧。
プレデターは新しいギミックとその死生観に毎度酔いしれます。
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ中でも特に記憶に残る作品。

前半は、渡世人としての義理人情、世話になった親分さんの死をきっかけに自身の今後を考える。

地道な暮らしを夢見て奮闘する寅さん、それを不安げに見守り諌めるさくら、
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

4.4

ワゴンタイガーで大儲け。

葛飾に錦を飾る寅さん。

大手を振って、おいちゃんとおばちゃんを喜ばせる為、100万両を持って帰る。

でもやっぱり嵐を起こしてしまうんですね。

おいちゃんも言ってました
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メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

3.5

シリーズラストで押し寄せるMAD MAX感!

ハンガーゲームや、ワールドウォーZなどの雰囲気を入れつつ爆進。

とうとう終焉を迎えました。

終わってみれば、見たことのあるシナリオ。
壁の向こうと中
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メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

3.2

前作から趣きをガラリと変え、テンション高めのバイオハザードへ。

1作目より確実に走ってます。
砂漠や瓦礫の街など退廃的な雰囲気や、迫り来る恐怖の連続は良かった。

しかし、次回で全てが回収できるのか
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激突!殺人拳(1974年製作の映画)

4.0

これぞ千葉真一!

なによりもアクションシーンに魅せられます。

ブルース・リーも真っ青なぐらいに殺人空手で情け容赦無く敵を倒していくサニー千葉。
己の腕一本で人体を破壊しまくるサニー千葉。
そして有
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.2

目覚めると知らない土地、記憶なく同じ境遇の少年達。

目の前には迷宮の入り口。

掴みは良く、ドキドキさせられたが、迷宮の要素あんまり無い。しかも攻略済み。

色んな要素を詰め込み過ぎて、人間模様も迷
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.7

ピクサーが作った最高のオモチャ箱。

オモチャが抱える喜びや不安がコミカルに描かれていて、何度見ても童心を思い起こす事の出来る名作。

主役の2人のキャラが素晴らしい。

新旧入れ替わりによる羨望と焦
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パージ(2013年製作の映画)

3.0

アメリカらしい大味なガス抜き。

1年に1度、12時間だけ全ての犯罪が許されるなんて、設定は凄くシビれました。

しかし、息子と娘。

ストーリーを盛り上げる為とはいえ、頭が悪すぎるというか、狙ってる
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.2

地球外からの侵略、その戦いはまさかのレトロゲーム。

アダム・サンドラー主演らしい作品。

残念ながら登場するゲームやキャラが世代違いで楽しめきれなかった。
プレイした事があったりすると、もっと楽しめ
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.2

人生を弄ばれた警官の成れの果て。

子供の頃に見たときは、出てくる悪の純度に恐怖したのを思い出す。
特にマーフィー殺害シーン、初見から何年経ってもやっぱりトラウマです。

死ぬことも出来ず、身体の殆ど
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銀魂(2017年製作の映画)

2.8

近年の漫画やアニメの実写化は大体事故物件ですが、その中でも奇跡的な再現率。

終始みんな叫んでます。

ストーリー的には頭に残らないレベル。
当たり前ですが原作の方が面白い。

でもキャラの再現率だけ
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男子高校生の日常(2013年製作の映画)

2.6

くだらね〜(良い意味で!笑)

妙に老けた同級生、漫画のセリフ調に話す奴、くだらない事に一生懸命な年頃のストーリーなんで中身なんてほぼない!

でも学生時代なんてそんなもんだなと微笑ましくなります。
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ナイト ミュージアム2(2009年製作の映画)

4.0

七転び八起きでまさかのCEOスタート。

そしてミュージアムのスケールと共にドタバタもグレードアップ。

新しいキャラもバラエティに富んでいて、ラップを歌う天使や、肉体美を晒す考える人、タコにスペース
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

4.0

一度は空想したことあるシチュエーション。

展示物が動く、個性豊かで歴史を体現した愉快なキャラクター達。
こんな歴史が息づく博物館があれば行ってみたいものです。

『この世には生まれつきの偉人と、成り
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ザ・ダイバー(2000年製作の映画)

4.0

ダイバーになりたい。

その一念を貫き通したアフリカ系アメリカ人の初めて「マスター・ダイバー」になった話。

出自や障害をはねのける強い精神。

才能を認めてくれる本当の友。

ラスト15分のデニーロ
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.8

何度も見返している作品の一つ。

いじめを受けた少年が出会った老人は空手の達人だった。

日常の動きから知らぬまに型に結びついている。シンプルでわかりやすい王道ストーリー。

無邪気なダニエルさんと、
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時代屋の女房(1983年製作の映画)

3.8

お伽話のようなストーリー。

昭和を彩る名優が多数出演されていて、全体としてとても良い雰囲気。

ノスタルジーさと夏目雅子さんの色褪せない魅力を思う存分に堪能出来る作品。

舞台になる骨董屋や喫茶店、
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放課後ミッドナイターズ(2012年製作の映画)

2.5

アメリカンコメディのような大味の笑い。

1ミリも怖くない学校の怪談。

人体模型キュン様と骸骨のゴスが捨てられるのを阻止(子供への復讐)の為に夜中に巻き起こすドタバタホラー。

映画としては及第点。
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.5

クリント・イーストウッド監督、やはり素晴らしい映画の担い手です。

実話を元に製作されたとだけで観賞し、本人らが本人役で登場していたことに衝撃を受けました。

ストーリー構成も非常に良く、3人の人とな
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

4.5

今回は結婚式から始まり、寅さんの縁談や色々な人たちの繋がりと家族を形成していく模様を、笑いと人情たっぷりに描いている。

自分の縁談にも関わらず、己は差し置いて一つの夫婦を真剣に説得する様子、寅さんの
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.8

かつての英語教師、そして産みの母との出会いと別れを描いた作品。

お調子者の寅さんが、恩師と出会い昔話に花を咲かせすぎて迷惑をかける。

その出会いから母との再会や、恩師の息女に訪れる恋など、寅さんを
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虹をつかむ男 南国奮斗篇(1997年製作の映画)

3.5

前作が「男はつらいよ」
本作は「釣りバカ日誌」
のような雰囲気。

南国の星空の下、行われる上映会。
真っ白のスクリーンに映し出されるタイトル。

「雪国」

なんとも味わい深い演出。乙ですね。

西
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虹をつかむ男(1996年製作の映画)

5.0

和製ニューシネマパラダイスとでも言うべきか、素晴らしい数々の名作と愛に溢れた作品。

西田敏行扮するオデオン座社長。
真面目の意味が分からず、もがく青年を吉岡秀隆が好演。

身につまされる映画を選ぶシ
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マネートレイン(1995年製作の映画)

3.0

ウェズリー・スナイプスとウディ・ハレルソンがまさかの兄弟役。

見た目も性格もちがう2人、ともに囮捜査官。

何をやってもうまくいかない弟がマネートレインで暴走。

頭からっぽにして見れる作品。

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沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

3.6

荒れ狂う松方弘樹。

実際にあったヤクザの抗争をモデルに映画化。
公開当初は抗争継続中!

序盤からサニー千葉の殺人空手が炸裂。
奇声を発しながら琉球空手の型を披露するシーンはたまりません。

そんな
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変態だ(2015年製作の映画)

3.2

ロックとポルノを融合しモダンな表現をプラスする事で変態が生まれる。

もはやカオスです。

脚本がかなり奔放、下北沢の舞台を映像化したような作品。

だがしかし、B級と侮ると火傷するぜ!

ラストから
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

タイムトラベル史上、最高にちっぽけなドタバタ旅行。

スゲーオンボロなタイムマシンで、昨日と今日を行ったり来たり。
目的が壊れたエアコンのリモコンを取りにいくこと。

ものすごくくだらない、けど最高に
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.2

ひょんな事からタイムリープ能力を手に入れた真琴。

食べれなかったプリンや連続のカラオケ、解答のわかるテスト等、些細な欲望を満たしていく。

そんなある日、友達からの突然な告白をなかったことにしようと
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.5

なんとも壮大でこじんまりしたある夏の家族の戦い。

OZという広大なネットに依存した世界で知識欲が暴走したAI。

それに対するは、戦国武将の家臣の末裔。

新旧混在する世界観に、テンポの良い流れで非
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フック(1991年製作の映画)

3.8

夢現の世界、NEVERLAND。

夢を忘れ大人になってしまったピーター・パン、演じたロビン・ウィリアムズが最高に大ハマり。

かつての自分(童心)を取り戻していく様がコミカルかつハートフルに描かれて
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

4.2

わかりやすいアメリカ的な団結の像。

宇宙から大量の来訪者。
世界の都市へ向かうUFOに電波の乱れ、1人の男が気付く、それは侵略までのカウントダウン。

一筋の青い閃光、放たれた一撃は日常を覆すには余
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ドラえもん のび太とブリキの迷宮(1993年製作の映画)

3.5

連日のドラえもん再鑑賞で高まる恐怖感。

奇妙なホテルに足を踏み入れた2人。
帰ってこないドラえもんに、地下には恐ろしい顔の迷宮への入り口。

ホテルの佇まいもシャイニングのような雰囲気、従業員は一際
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