改名した三島こねこさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.8

<概説>

失恋の果てに自殺未遂を起こした同性愛者が妹夫妻の家に転がり込んだ。いつも二言多い旦那。頑固な父。ニーチェに触発されて喋らない長男。無邪気で生意気な末娘。凸凹すぎる家族が娘のミスコンのために
>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

3.7

<概説>

一家が新居に引っ越した直後、長男が原因不明の昏睡状態に陥った。更に数ヶ月怪現象が連続し、弱った家族はこの気味の悪い家から再度引っ越すことに。しかしそれでも心霊現象は続いていき…

<感想>
>>続きを読む

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

2.8

<概説>

あの話題作『カメラを止めるな!』の製作陣が帰ってきた。今度は一度も顔を合わせずに映画を作れという無理難題を、あのゆる〜い雰囲気をそのままにこなしていく。コロナ流行の今見たい一作。

<感想
>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.7

<概説>

義母Mの遺言はかつてない巨悪の存在をボンドに知らせるものだった。ル・シッフル、グリーン、シルバといったかつての強敵を裏で操っていた組織の首魁に、00機関が総力を挙げて対抗する。

<感想>
>>続きを読む

テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.3

<概説>

アルツハイマー病の老女を取材する医学生達三人組。最初は簡単なフィールドワークのつもりが、取材を続けるうちにアルツハイマー病と片付けるには奇怪すぎる行動が増えていき…戦慄のババアモキュメンタ
>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.3

<概説>

ナッシュ均衡理論で知られる実在の数学者ジョン・ナッシュ。その頭脳を買われ暗号解読・諜報活動すらこなした彼の半生を描く。共産圏と政府諜報機関の闇が彼を絡めとる中、彼が見出した真実の理論とは。
>>続きを読む

名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.8

<概説>

高層ビルを主軸に展開される連続殺人事件。事件解明の最中、少年探偵団一行は爆発炎上するビルに閉じ込められる。宿敵である黒づくめの組織も陰謀も絡むこの一大事件を、21世紀の名探偵は解決できるの
>>続きを読む

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

2.6

<概説>

巨匠が挑戦する家系ホラー。末娘を亡霊に拉致された夫婦が、心理学者の大学教授と協力して怪奇現象を撃退しようと試みる。スピルバーグらしい派手なFX演出に注目。

<感想>

スピルバーグは子ど
>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.6

<概説>

英国の諜報機関MI6本部が爆破される事件が発生。犯人は更に一週間毎に危険任務に就いているスパイの身元を公開すると発表。死地から帰還したジェームズ・ボンドは、MI6そのものを標的とした謎の悪
>>続きを読む

バスケット・ケース3(1992年製作の映画)

2.9

<概説>

シャム双生児の男根の付いていない方が息子をこさえた。十二胎という驚異的な数を生み出した怪物ベリアルは、奇形というハンデに負けず幸せな家庭を築くことができるのか。カルト映画三部作の最終章。
>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.8

<概説>

『ブレード・ランナー』のリドリー・スコットが、マイケル・ダグラスや松田優作といった実力派俳優を揃えて制作するヤクザ映画。狂気のチンピラ佐藤をNYの汚職警官が執念で追い詰める。

<感想>
>>続きを読む

徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑(1976年製作の映画)

3.6

<概説>

江戸時代の一部の刑罰は凄惨を極めた。打首。釜茹で。牛裂き。鋸引き。目を覆いたくなるような暴虐を、二篇のオムニバスとして描く。

<感想>

これはかなり採点を迷いました。前篇にあたる牛裂き
>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

3.8

<概説>

血気盛んな若侍九人に知恵者の強者一人。椿彩る屋敷を舞台に、代官の悪行を詳かにせんと策を巡らせる。黒澤明『用心棒』の続編となる傑作時代劇。

<感想>

白状しておくとこの作品が『用心棒』の
>>続きを読む

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)

3.7

<概説>

1993年ネブラスカ州フンボルトで生じた殺人事件の被害者、ブランドン・ティーナ。性自認と生物学的性が乖離した(ここでは敢えて呼称する)彼に起こった、悲劇までの前日譚。

<感想>

近年で
>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.5

<概説>

『007/カジノ・ロワイヤル』の正統な続編。前作で愛する女性を喪ったボンドは、その原因となった巨悪の存在を知る。胎の奥底に激情を秘めたスパイは、その復讐劇に如何に決着を着けるのか。

<感
>>続きを読む

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.8

<概説>

『スキャナーズ』『ヴィデオドローム』等の数々の怪作を手掛けたデヴィッド・クローネンバーグ監督の真骨頂。元麻薬中毒の害虫駆除業者リーの、クスリでどうにかしてしまったような諜報活動を描く。
>>続きを読む

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.7

<概説>

不眠症のレミは人生を変えるために非常に評判の良いジュディット・ホテルを訪れた。ホテルには奇妙奇天烈な宿泊客と、謎めいた規則があって…

<感想>

ホテルの外観が若干古風な一方、ホテルの来
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

<概説>

同性愛やいじめに苦しむ少年シャロン。彼の人生を少年期・青年期・壮年期という3つの視点から追従する成長ドラマ。

<感想>

シャロンの時点で物語が進行するので、どうしてもシャロン贔屓に物語
>>続きを読む

ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.5

<概説>

19世期のニューヨークでは、アイルランド系移民と生粋のニューヨーカー達が日夜抗争を繰り返していた。ヴァロンはその最中で父を殺害したギャングのボス・ビルのもとに転がり込むことになる。父の復讐
>>続きを読む

サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース(2012年製作の映画)

2.5

<概説>

ジングルベルが鳴る聖夜に孤高の殺人サンタ。彼は悪人をクリスマスという限られた時間の中で成敗し続ける。彼は悪人にろくに対処できない無能警官を撃退できるのだろうか…!

<感想>

スラッシャ
>>続きを読む

ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.5

<概説>

弟が暗闇にナニカを見た。ソレは光の中では姿を消し、闇の中でのみ超常的な力を発揮する。執拗に姉弟を狙うものの正体は何なのか。王道ホラーここに開幕。

<感想>

奇を衒ったことは一切なく、ホ
>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.5

<概説>

交通事故で妻を亡くしたデイヴィス。しかし不思議と悲しくはない。なぜかこれまでより世界がよく見える。妻がいない世界で、不義理な夫は何を思うのか。

<感想>

とてもアンバランス。悲しみと喜
>>続きを読む

パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.3

<概説>

人はまず嗅覚を喪失した。次は味覚。そしてその次。徐々に色褪せていく世界の中で、人々は真に素晴らしいものに気がつく。悲壮感漂いながらも美しい、異色のパンデミック映画。

<感想>

物語とし
>>続きを読む

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.7

<概説>

もっぱらB級映画を公開していたアメリカの映画館グラインドハウス。その公開作品の雰囲気をそのままに、ロバート・ロドリゲスやクエンティン・タランティーノらが製作した短編映画集の前篇。ダニー・ト
>>続きを読む

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.3

<概説>

青年はタイムマシンを持っている。巻き戻せるのは一分間。目の前にはイケてる美女。わずか60secの巻き戻しで彼女を落とすことができるのか。

<感想>

ショートフィルムなのでアイデアを上手
>>続きを読む

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

3.0

<概説>

ある少女が惨殺された。容疑者として挙げられたのはルームメイトの少女アリス。無垢とも傲慢ともとれる彼女の言動に、彼女に接する検察側は次第に狂気に落ちていく。

<感想>

作中言及されていま
>>続きを読む

ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

2.0

<概説>

鳥山明の名作漫画『ドラゴンボール』がハリウッドが実写映画化。自分を孫悟空だと思い込んだ青年ジョナサンが、CGをふんだんに使用したコスプレ大会に参加する。ハリウッド版かめはめ波にあなたは爆笑
>>続きを読む

テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.4

<概説>

SF(すごい風呂)映画の続編が満を辞して登場。前作のテーマはちょっとした政治闘争だったのが、本作は他国まで巻き込んでの戦争回避にスケールアップ。日本産ローマ顔阿部寛演じるルシウスは、日本温
>>続きを読む

エイリアンVSエクソシスト(2011年製作の映画)

2.1

<概説>

地球外生命体が人間の生命エネルギーを搾取しに侵攻を仕掛けた。それを早々に察知した学者のダヴィデは、聖職者と協力して撃退を図る。ホラー界の二代巨頭がここに衝突。

<感想>

正規ナンバリン
>>続きを読む

バスケット・ケース2(1990年製作の映画)

3.2

<概説>

『バスケットケース』の惨劇から夜が明けて。ようやく手に入れた平穏な生活を、下世話な闖入者が野次馬根性で壊そうとしてきた。社会の爪弾き者達が、"普通"という価値観に反逆を試みる。

<感想>
>>続きを読む

ワイズマンとのピクニック(1968年製作の映画)

3.6

<概説>

芸術家ヤン・シュヴァンクマイエルによる、家の構成物達によるピクニック模様。テンポよく切り替わる映像と、なだらかな物語の展開の対比が見所。

<感想>

物語としては相当ゆったり進行するので
>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

2.8

<概説>

1945年の聖夜にある男が自殺を試みた。天におわします我等が神は、彼を救わんと天使を差し向ける。彼の人生に追従する形で読み解く、奇跡と感動の物語。

<感想>

古典名作ということですがな
>>続きを読む

シックスヘッド・ジョーズ(2018年製作の映画)

3.6

<概説>

コンスタントに頭が増えるサメ映画シリーズ第四弾。本作はまさかのもみじ饅頭式に頭をひっつけて6頭でやってきた。自動再生能力あり、陸上歩行能力ありという、もはや謎生物な怪物から生き延びることが
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

<概説>

社会のどん底にいる五人家族が、荒んだ家庭にいた少女を誘拐した。彼等は自分達で選びとった関係性を、ゆるやかに築き上げていく。

<感想>

かなり家族側に寄った感想なのでまずは一言。万引きと
>>続きを読む

エイリアンZ 超感染(2017年製作の映画)

1.2

<概説>

謎に包まれた施設エリア51。その地下室に4人の男女が収容されていた。彼等は記憶が混濁しており、訳もわからないまま這い寄るような危機感を感じていく。謎が謎を呼ぶミステリスリラー。

<感想>
>>続きを読む

シャーク・ナイト(2011年製作の映画)

3.1

<概説>

大学生が湖にバカンスに向かったら、なぜかサメが襲ってきた。46種のサメと、サメによるスナッフフィルム撮影を目論んだ地元民から逃げ切れるのか。

<感想>

46種のサメがいると作中明言され
>>続きを読む