TAMUさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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サッドムービー Sad Movie(2005年製作の映画)

3.3

4組の愛にまつわるストーリーが、時に交錯しながら、それぞれのほろ苦い、切ない、悲しい結末に向かっていくオムニバス。

タイトルの通りサッドストーリーではあるが、音楽含めて重苦しさは無く、明るく優しくサ
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造られた殺人(2015年製作の映画)

3.0

俺のナプトゥク(from建築学概論)ことチョ・ジョンソク扮する記者ムヒョクが一世一代の大スクープを掴む。しかし、それがガセネタであることを知ってしまい…

これ先の読めない展開が面白い。チョ・ジョンソ
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.5

フォロワーさんのレビューを読んで気になっていたこの映画。見ました♪

第二次大戦下のドイツにおける「ユダヤ人問題の最終的解決」の中心人物、アルフレッド・アイヒマン。彼が戦後、潜伏先アルゼンチンで捕らえ
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.3

『私たち』東京フィルメックスで観て参りました。

ユン・ガウン監督が自ら監督になったら撮らなければいけないと考えていたという、「子供たちにある、子供たちが解決しなければいけない問題」を瑞々しく描いてい
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

主人公すずを通した戦時下の慎ましくも和やかな生活と、悪化していく戦況を静かに優しく淡々と。

そして、街並みや山々、海、畑、虫や炊事道具、衣服、当時の風景が色彩豊かに描かれていて、戦争が起きても終わっ
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THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

3.5

キム・ギドク監督作品。エンタメ要素や痛い演出まで排した、大真面目に作った国家と人権にまつわる、当然のごとくメッセージ性の強いお伽話。

痛い演出に関しては「あっ、そこ見せないんだ」て逆に驚かされるほど
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華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.0

兄貴ファン・ジョンミンの新作、そして『群盗』以来魅せられているカン・ドンウォンとのバディものとなれば、それは行くでしょ!

濡れ衣を着せられた検事とイケメン詐欺師が手を組んで難攻不落の収容所を脱走する
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弁護人(2013年製作の映画)

4.3

見ちゃいました〜。映画と生ソン・ガンホ。もう、それだけで感無量。生きてて良かったです。ありがとうございました(笑)


韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の弁護士時代を扱った本作。とはいえ元大統領を賛
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恋するインターン 現場からは以上です!(2015年製作の映画)

3.3

フォロワーさんのレビューを読んで、だからこそ見ましたが『恋するインターン』でもサクセスラブコメディでも無いですね。プチ社会派コメディ(笑)

新聞社の芸能部「休日は無しだ!情熱があれば何でもできる!だ
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戦場のメロディ(2016年製作の映画)

3.5

シワンが名を上げたドラマ「未生」にどっぷりだったので、映画の始まりの時、イム・シワンからのメッセージがあって思わず「チャン・グレ キター!」とテンション上がってしまった本作w

朝鮮戦争の最前線で多く
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PK(2014年製作の映画)

4.2

ベルギーにある中世の趣きを残す、水に囲まれた都市ブルージュ。かなり前から行ってみたいと思ってるんですよねー。
なんでも私の好きな、フライドポテトとチョコレートの発祥の地なんだそうでw

で、この映画、
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プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)

4.0

趣味悪〜い。不快指数高めの全然ポップじゃない韓国版ゴーストバスターズ。

個人的に予告は見ない派なので、キム・ユンソクが信者に手を出す腹黒神父かと思いましたが、違いましたよ(失礼)

とはいえ、最初に
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

誰もが知ってる事故ではありますが、その側面、乗客を危険に晒す判断ミスを犯したのでは無いか、と調査委員会から向けられた疑惑の目と向かい合う機長を描いた物語。

イーストウッドの映画見てるって感じ。
静か
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ハッピーログイン(2016年製作の映画)

4.3

フェイスブックを背景にした都会の男女の恋の駆け引きとかでしょ?
興味無いわ〜、全く〜。
と思いつつも、チェ・ジウ、ユ・アイン、カン・ハヌル出てるなら一応見ておきますか、と。
そして見終わった時には泣き
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神弓 KAMIYUMI(2011年製作の映画)

4.4

面白かった〜♪
何が良かったってパクヘイルでしょ。大概、敵役とか脇役とかに思い入れしてしまう自分としては珍しい。

前々からパクヘイルの演技推しだっただけに、この映画の喜怒哀楽自在のパクヘイルを今まで
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隻眼の虎(2015年製作の映画)

3.0

う〜ん。『新しき世界』が好きすぎて、パク・フンジョン監督の作品を心待ちにしてただけに期待し過ぎたか。。

狩猟界の大御所らしきチェ・ミンシク(いわゆる熊)が朝鮮最後のトラに立ち向かう、んだか向かわない
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

4.3

見直シネマ♡
同じリュ・スンワン監督なら商業的に大成功を収めた『ベテラン』より、断然こっちが好き。

生き残るための3つの取引自体は邦題なのであまり気にしない方が良い本作(ちな原題は「不当取引」)
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優しい嘘(2014年製作の映画)

4.3

改めてDVDで見た大好きな作品♡

ある日、突然自殺してしまった平凡な中学生チョンジ。なぜ彼女は死を選択することになったのか。高校生の姉マンジが妹の足跡を辿りながら、見えていなかった妹の数多くのサイン
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

天窓以外の窓の無い小さな部屋に監禁された親子の不自由だが温かい生活と、意を決してからの逃走劇と思ってましたが、本筋はその先の話でした。

良くできてる。子供の視点、母親の視点、その両親の視点、社会の視
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

コメディタッチの北朝鮮スパイもの。北から送り込まれた戦闘のスペシャリストが韓国でその俎上を隠すため、駄菓子屋の間の抜けた住み込みバイトとして潜伏する。

訳ねーだろ感は押さえて、何とか最後まで見ました
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プンサンケ/豊山犬(2011年製作の映画)

3.4

北と南を3時間で行き来できる謎の男。通称プンサンケ(彼がくわえるタバコの銘柄)。彼は北の人間か南の人間か。
ある女性を連れた越境を境に北からも南からも狙われる男の運命は。

キム・ギドク製作総指揮であ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.3

各所の評判の高さから見に行くことにしたのですが、最近のジブリ作品すら見てない私が、楽しめるかどうか不安ではありました。

結果、十二分に楽しめて正直ホッとしてます(笑)

これぞクールジャパンな朝の日
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ダイナマイト・ファミリー(2014年製作の映画)

2.8

腹が違えば仲も悪い、そんな兄弟5人がなんやかんやを通じて絆を深めていくコメディ。

『私の少女』で記憶に焼きついた悪い父ちゃんソン・セビョクが出てるので見たいとは思っていたのですが、大人には難しそうな
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ミス・ワイフ(2015年製作の映画)

3.7

人情味の無い独身のやり手弁護士女子が、ひょんな事から忌み嫌う平凡な家庭のお母さんを務めることになる、何となく見る前から展開が予想できるハートフルコメディ(笑)
で、予想は大きく外れないのだが、そこは基
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.2

最初始まり方がよく分からなくて、ついて行けないかな?て不安がよぎっただけに、見終わって面白かったー、てなってて随分と得した気分。
やっぱ持ってるわポン・ジュノ。現代に通用する風刺たっぷりのおとぎ話。駄
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冬の小鳥(2009年製作の映画)

3.7

自分の力ではどうにもならない、思いとほど遠い現実に置かれ、もがき、受け入れて成長する少女の物語。テーマは救いか福音か、一度自分を殺すくらいの勢いで思いを断ち切ることで、取り戻せる笑顔もあるのでしょう。>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.7

文句無しにあのBGMは上がるなー。1人で見に行っちゃったから、見終わった今、超絶「ゴーストバスターズ!」て言いたい♪
メインキャラクターの普通じゃない女子4人が抜けてて素直なイケメンを助けに行くという
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栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

3.7

1936年のベルリンオリンピックに出場した実在のアメリカ黒人ランナー、ジェシー・オーエンスの物語。
1936年という時代の空気がよく分かる。今さらながら、アメリカの黒人差別とナチスのユダヤ人差別の違い
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私のオオカミ少年(2012年製作の映画)

3.6

かれこれ3回目なんだけど、やっぱりこんなんあり得んw
言いたい事なら山ほどあって、見る側の心の広さを試されるのだけども、3回目ともなれば諸々何コレ的な衝撃受けないのでむしろ集中できて泣ける。
個人的に
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ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆(2015年製作の映画)

4.2

『ヒマラヤ』ファン・ジョンミンが登山隊の隊長で、遭難した仲間を助けに行くって話だってのは予告見て知ってたからね。ある程度展開は読めるなと思いつつ、隊長の男気を見せてもらいましょうかね、と行ってみたら、>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

これ大きいお友だち歓喜じゃない?
よく出来てるな〜と感心したのは日本人らしさ、の甘さと、でも捨てたもんじゃないよね、てところを描いているところですかね。
何と言っても利己的に動くダメ人間が出てこないと
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オフィス 檻の中の群狼(2015年製作の映画)

3.6

インターン(研修生)5ヶ月目のイ・ミレ(コ・アソン)は、正社員になるのが夢という地味で引っ込み思案な生真面目女子。厳しい部長と落ち込む営業成績の下、課内はギスギス、そんな中、新たに才色兼備なインターン>>続きを読む

暗殺(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「あんさちゅ」とか言ってんじゃねーよw 日本人と韓国人で武器と当たり判定とHPが違いすぎだろ、こらっ!ふぅ。。
『アンブロークン』が戦時下の日本の捕虜収容所で行われた捕虜虐待を通じて、人権を抑圧する恐
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.2

ガチ社会派映画というのは知っていて、見たら気が滅入ると思って避けてましたが、暑くて酒飲んで気分良かったので満を持して見ることに。そしてヘコむことに(笑)
聞いていた通りの傑作と思いますが事実が辛い。
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極秘捜査(2015年製作の映画)

3.5

1978年釜山の小児誘拐事件を映画化。ワンドゥギの先生感満載のおらおら刑事キム・ユンソクが誘拐犯を極秘と言いつつ結構雑に追い詰める。何と言っても個人的「ずる賢い顔」ナンバーワンのユ・ヘジンが母親に頼ら>>続きを読む

FAKE(2016年製作の映画)

4.2

午前中庭の草むしりして出掛け、映画館着いたら最終回の立ち見のみ空いてますと言われて言われたままに。結果、途中しんどかったが、今となっては心地よい足の疲れで本当に良かった。立ち見の方結構いたけど通路の間>>続きを読む