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弁護人のTAMUのレビュー・感想・評価

弁護人(2013年製作の映画)
4.3
見ちゃいました〜。映画と生ソン・ガンホ。もう、それだけで感無量。生きてて良かったです。ありがとうございました(笑)


韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の弁護士時代を扱った本作。とはいえ元大統領を賛美するような側面は無し。小銭稼ぎが得意な凡庸な男が人権弁護士に変わっていく様、そして法廷関係者を全員敵に回して戦った熱い男が描かれます。

キャラクター作りを感じさせない、そんな人がそこにいる感じはソン・ガンホならでは、終盤の顔の近さもソン・ガンホならでは、で引きずりこまれてしまうザッツ・ソン・ガンホな映画でした。


雑な生き方してる私も、思わず正義感に目覚めてしまう基本的人権エンタテインメント!


ソン・ガンホのファンとのことで花束持って駆けつけた是枝監督の言葉が印象的でした。「この手の近現代史をテーマに扱った企画は日本では通りにくい。それを作り、大ヒットさせる韓国映画界が羨ましくもあり、我々も頑張らなきゃいけない」と。


なぜ自分が韓国映画好きか分析したことないですが、確かに政治や社会問題を扱ってエンタメに昇華させる力強さなのかも。是枝監督の作品も好きなので今後にも期待してます♪


ついでにイ・ソンミン好きの私。いつも事前チェックは最低限のため、出演してることすら知らなくて。「うわー、イ・ソンミン出たー♡」てテンパっちゃいました。


中盤のセリフの無い、イ・ソンミンとソン・ガンホの男子トイレの訳ありの連れション。しばらく涙が止まらなくなるほど、個人的歴史に残る名シーンでした〜(思い入れ強過ぎで、泣くシーンじゃないかも知れませんがw
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