Morizoさんの映画レビュー・感想・評価

Morizo

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コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~(2016年製作の映画)

4.0

コスタリカは「地球幸福度指数(HPI)」なるもので世界1で、治安も中米の中では一番よいという。
20世紀半ばに常設軍を放棄して、そのお金を教育、福祉に投下していることが理由の大きなところとして提示さ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・ 昔は欲の向かう方向がシンプル。特に男性はそのように描かれていた
・ シンパシーを感じる対象が移ろいでいく。最終的にサラにシンパシーを感じる人が多いだろう。それは、成功した同僚や友人の中にアビゲイル
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

大きく見ると「ありきたりなロードムービー」の展開だが、バランスよく感情に訴えかけてきて、重めのテーマの割にすっきりと楽しめるようになっていて、万人に勧められる。
主演の2人の演技、表情が素晴らしい。
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.5

「独裁者」というのは孤高の存在ではなく、周囲が期待し、欲しているものを巧みに読み取る力を持つ存在なのだ、ということを分かりやすく伝えてくれた。


日本人の死刑容認率は80%。
問題がある人を命をも
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

映画通の評価がとても高いので鑑賞。

登場人物は予想外の行動をする人ばかりで展開の先が見えない。
スッキリしたい人には勧められないが、ハラハラして楽しめた。

散りばめられた謎だらけで、速攻で解説サ
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ナディアの誓い - On Her Shoulders(2018年製作の映画)

3.7

・ ごく平凡だった若い女性が民族の代表としての役割を背負っているその「重さ」を伝えるために同年代の女性が撮った映画。邦題を On her shoulder にもっと近づけてほしかった!

・ 悲惨な過
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ヨーヨー・マと旅するシルクロード(2015年製作の映画)

4.7

人はなぜ音楽を求めるのか…の原点に立ち返らせてくれる映画だった。

この映画は、予告編や人のレビューを見ると、「内容想像できるし観なくてもいいかな」という気持ちにさせられるけれど、観ないと伝わらない強
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

村上春樹の「納屋を焼く」が原作となっているが、短編を肉付けして膨らませたというよりは、モチーフを借りて1つの可能性を作り出したという感じである。


私は原作を読まずに映画を観たが、序盤からわかりや
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ヒューマン・フロー 大地漂流(2017年製作の映画)

3.3

危険もあっただろうに、よくぞ映像に収めてくれましたという称賛。

問題提起としては素敵だった。

ただ、問題ばかりが次々と提示されてくるため、映画を観終えた後に、我々には何もできない…とこの問題から目
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静寂を求めて −癒やしのサイレンス−(2015年製作の映画)

2.4

現代人に色々なヒントはくれるが、映画としてのまとまりはなく完成度は低い。

主人公の旅は映画のネタになった意外の価値があったのか?
映画では示されていないように思えた。

・ 静寂に関して、音について
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ライブパフォーマンスはさすがで、これだけでも鑑賞の満足度を確保してくれる。
ただ、ステレオタイプな出会いのシーンにはじまり、序盤で既に容易に想像できる中盤以降の展開が果たしてそのまま…と、ラストへの導
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

予告編を見ればオチはだいたい想像がつくと思うが、果たして安心して見ることができるディズニーらしい映画。

音楽がテーマだけあって、音楽の力が映画の力になっていました。
テーマ曲が耳に残り続けました。
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

20世紀の映画を彷彿とさせる絵と音に展開。

短期決戦のネット動画に慣れた人が家で観たら最初の5分位で再生を停止したくなるのではと心配になりつつ眺める。

でも、刺激がないから、自然や人間の造形の美し
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.3

映画を観ている時には圧倒的にその世界に引き込まれ、心を揺さぶられた。
音楽の持っている力を感じた。

一方で、嫌な予感があった。
ビューティフルマインド、グレーテストショーマン といった史実を基にした
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おクジラさま ふたつの正義の物語(2017年製作の映画)

3.4

映画副題にあるように、現代戦争とは生存のため等ではなく、およそ、「正義」と「正義」の闘いである。

「正義 vs 正義」は、ある視点に立つと 「正義 vs 悪」であるために、戦争の大義名分となる。
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

手持ち撮影なので、酔いやすい人は小さいスクリーン、後ろのほうで観たほうがよいです。
何人か途中退出していて私もギリギリでした…

映画は楽しめた。
コメディとしてもヒューマンドラマとしても。

とりあ
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

面白い実験だったが、最初から用意されていた筋書きに沿った展開と感じられてしまったために、ドキュメンタリーとしては少し物足りなさを感じた。

彼は、モノの話ではなく、ヒトの話を最初からしたかったのだと思
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リビング ザ ゲーム(2016年製作の映画)

4.0

ワールドカップを観ていて思った。

スターによる創造的なプレーでサッカーファンを魅了するブラジルが、ウメハラ

データ分析も最先端で堅実なプレーでチームとして安定して強いが愛されはしないドイツが、もも
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.8

フィクションのミュージカルとしてノリで楽しめばまあ良い出来。

実話に価値を見る人にはがっかりかもしれない。

主要テーマは、コンプレックスに負けると必要以上のものを欲してしまうので足元を見よう と、
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サファリ(2016年製作の映画)

4.1

美しく逞しい動物に対して肉体的にも精神的にも醜い娯楽ハンターが黙々と描き出されて行く。

「殺しているのではない、死に行くものを仕留めているのだ」
「むしろ自然の調和に貢献する行為だ」

狩猟を楽しむ
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料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命(2014年製作の映画)

3.0

ガストンにフォーカスが集中している映画と思って見始めたが、見ているうちになにか違う気がしてきた。

彼の素材や1次産業者への敬意、料理に対する態度は素晴らしいし、料理人としての才能は間違いなくある。
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.2

よくも悪くもハリウッドどたばた。

悪役が救いのない悪役として描かれていて殺してよし!と観客に思わせてくれる。
浅い描きで考えることを放棄させてくれる爽快感。
仕事で疲れた頭にはよい。

カーチェイス
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

2.3

社会的弱者が権力(市政)から必要なサポートを得られず、困ったちゃんにされる主人公たち。
それに対して、主人公は徹底的に困ったちゃんになることで反抗する。具体的には業務妨害的なこと。
弱者がまっとうには
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(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

全体的にはよい映画であることは間違いない。

ただ、消えいくものの美しさ、別れに向き合うというのをテーマにしながら、結局は向き合いきるというよりは、分かりやすく魅力的なものの登場によって上書き的に乗り
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