史実の戦争を題材としていることもあり、コメディー感が薄まった。
前作までとはテイストが変わったので、これまでのキングスマンの軽快さを求めていると少しがっかりするかもしれないか、完成度は高くて十分に楽しめた。
イギリス映画だがイギリスが正義というように描かれていないのは好感が持てるものの、結局は暴力の応酬、憎しみの連鎖なのかな、という気持ちにもさせられた。
史実の出来事や人物が登場するが、ラスプーチンが好色、青酸カリを飲んでも生きていたエピソードなど色々と細かいところも再現されていて、歴史を知っているとより楽しめるようになっている。
あ、この映画はエンドロールを最後まで観るように!
映画を締める曲がチャイコフスキーの1812、ロシアがナポレオン率いるフランス軍に勝利を収めたことを題材にしたものであることにどのような意味があるのか。