Morizo

ラストナイト・イン・ソーホーのMorizoのレビュー・感想・評価

3.9
ミッドナイト・イン・パリのオマージュ?と一瞬思いましたが、そうでもなく十分に楽しめました。

・ 光と音の使い方がおしゃれでさすがエドガーライトという感じ。ただし、光の点滅が随所にあるので光過敏の方はNG
・ ヘッドホンで自分の世界に籠もる主人公、音楽が世界を変える鍵になっているところが監督の前作 ベイビー・ドライバーに重なる。音楽は都会の冷たさから人を守る存在。
・ 主演の二人、特にエロイーズ役のトマス・マッケンジーが素敵だった
・ 思っていたよりホラーだった。割と音とかで脅かす系かつ似たパターンが繰り返されすぎる印象。もっとストーリーで勝負できるししてほしかった。
・ 60年代への憧れとともに、男性本位の社会への批判も含まれていた。が、それは現代にも継承されているとも描かれる。
・ エロイーズの秘密、祖母>母>エロイーズ と継承された「何か」にもう少しフォーカスされるとよかった。母の存在は提示に対して回収しきれていない印象
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