あかぽこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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男の世界(1934年製作の映画)

4.3

これまた渋い!渋すぎる!

船旅での火事で家族を失った幼友達のジムとブラッキー。

共に性格もタイプも違う2人が里親に育てられ その30年後、ジムは検事に、そしてブラッキーは暗黒街の顔役という両極端の
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フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ナタシャキののおっ父さん=クラウス・キンスキーとヘルツォーク監督のいつものコンビ作品を再鑑賞~!

ストーリーは置いといて、何でこんな(良い意味で)映画撮ろうとしたの?ヘルツォーク?(^_^;

怪我
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無宿 やどなし(1974年製作の映画)

3.5

2大スター夢の共演に興味沸き鑑賞。

海に沈むバルチック艦隊の財宝(?)を探し当てる為、獄中で知り合った主人公2人と苦街の女性も道連れになった三人の任侠モノも組み込んだトレジャーハント(笑)ロードムー
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アンネの日記(1959年製作の映画)

3.8

原作は幼い頃読んだ児童学本程度の知識の名高き反戦映画の古典作品を今更ながら初鑑賞。

ゲシュタポからのユダヤ人追害を逃れる為、隠し部屋での複数人の共同生活しながら連合軍からの解放を待ち続け、物音も外に
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カビリアの夜(1957年製作の映画)

4.0

配給元は今 話題の東北新社~。

『道』『崖』の夫婦コンビ作品。

詐欺の常套手段、解っちゃいるが辛い…。

それでも人は生きて行く!

私事ですが、業種違いで緊急雇用支援金が出ない事が判明し、三ヶ月
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果てなき船路(1940年製作の映画)

4.0

どデカイ図体に笑顔が可愛い(笑)若き日のジョン・ウェインとジョン・フォード監督コンビの舞台戯曲由来の作品を鑑賞。


商船船乗り達を豪快に描きながら、戦争の無惨さや家族への想いや仲間との友情等を軸に、
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スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.9

何作目かのおフレンチなロベール・ブレッソン監督作品を鑑賞。

スリルを求めてスリを生業とするモラトリアムな主人公のあんちゃんとその仲間、警察の追及、そしてこの時代の映画には不可欠なロマンスを織り混ぜた
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自由を我等に(1931年製作の映画)

3.6

チャップリンの『モダン・タイムス』がパクったとのエピソードが有名な ルネ・クレール監督作品を鑑賞。

大量生産、産業発展のただ中、オートメーション化を比喩した社会風刺を描きながら進んで行く、おフレンチ
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暗黒街(1927年製作の映画)

4.0

久々にスタンバーグ監督作品を鑑賞~。

まだジャンル無き映画界初のギャング作品(と言われてる)

豪快なギャングのボスに見出だされた元弁護士の酔っぱらいが、拾ってくれた恩から組織拡大に尽力し 忠義を尽
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ファッティとキートンのグッドナイト・ナース/デブ君の入院(1918年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

パブリックドメイン様々🙏

ロスコー×キートン×アル・セントの作品をもう一丁直訳視聴!

そんなタバコ吸いたいんか?って位、冒頭の大雨のシーンはなんなんだか良く解らんが、多分ハイキックの傘の女性はキー
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一網打尽(1920年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロスコー師匠×キートン作品に外れ無し!

今回も字幕無しで アプリ使ってのセルフ和訳にてまたまた視聴。

今作舞台は西部劇。
インディアンからの拳銃アクション有ってのいつもの(?)女性救出モノ。

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人生に乾杯!(2007年製作の映画)

3.7

電気料金すら払えない年金受給者のハンガリー高齢者問題も絡んでいるのであろう、トカレフと愛車のチャイカで強盗を重ねる、じっちゃん&ばあちゃんのバニシングポイントでボニー&クライドなロードムービー。🚗💨>>続きを読む

PUSH 光と闇の能力者(2009年製作の映画)

-

たまには気楽にこんな作品もながら鑑賞~。

…うん、まぁ特殊効果映像を楽しむ様な作品なんでね~(^_^;
最初っから多くを求めてはいなかったので場賑やかしにはなった感じ(^_^;

…DCやマーベル然
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鉄腕ジム(1942年製作の映画)

4.0

ラオール・ウォルシュ監督作品をまたまた鑑賞。

牽制鋭い左ジャブとベタ足が主流だった時代に 軽やかで巧みなフットワーク、ボクサーファイタースタイルで近代ボクシングの礎を築いたジェームズ・コーベットこ
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手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)

3.7

倉庫に溜まった書きかけの感想文が50作を越えてしまい、投げやりの中、懲りずにレンタル鑑賞…(-_-;)

今となっては超オーソドックスな、人種も立場も違う手錠で繋がれた2人が反目しあいながらも友情が芽
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爆走!ヘルズ・エンジェルス(1967年製作の映画)

3.5

ジャックの親っさんが出てるので低スコアにビビりながら鑑賞。

流れのバイカー役のジャックの親っさんが『H・A』のリーダーに認められ入隊(?)更にその彼女とも色々有るややこしい役柄を熱演?
のんきな劇伴
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龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

2.7

配信で発見。

緊急事態宣言解除でそろそろ仕事が始まる為、色々準備しながらのテキトー視聴~。

ゲームは外伝除いてナンバリングタイトルだけは全部プレイ済み。
ゲームの桐生ちゃんと真島の兄さんの声優が、
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超音ジェット機(1952年製作の映画)

4.0

デヴィッド・リーン監督作品をレンタル!

時速3000㎞以上!飽くなき『大空』への挑戦!

第二次世界大戦後のイギリス。
プロペラ機からジェット推進器搭載の航空機での未知の世界『マッハ』を超える為に命
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バージニア・ウルフなんかこわくない(1966年製作の映画)

3.8

登場人物たった6人(2人は数秒で退場)
舞台由来の濃厚コッテリな会話劇。

怖ぁ……(-_-;)
冒頭から激しい罵り合いの険悪な熟年夫婦…(-_-;)

観てるだけでこの場には居たく無い状況から、若い
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彼奴(きやつ)は顔役だ!(1939年製作の映画)

4.4

ギャング映画の古典でジェームズ・キャグニーとラオール・ウォルシュ監督コンビの作品。

いや~これは渋い!!

第一次大戦終戦後の禁酒法&大恐慌の時代
戦後特需無きの厄介払いの帰還兵。
密造酒等の犯罪に
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ゴア・ゴア・ガールズ(1971年製作の映画)

-

スプラッターのゴッドファーザーとか言われてて、遥か昔にこの監督を何作か観たケド、忘れてたし暇潰しに再鑑賞~。

オーパーツにDetectiveものに手作り感満載のグチャグチャゴア描写等、取り敢えず目立
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劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いい歳こいてみっともないので伏せておきます…(^_^;














永井信者大歓喜!!!\(^o^)/

㊗️!!🎉
TV版『マジンガーシリーズ』『ゲッターシリーズ』全エピソード アマ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

-

何作か観たケド、何か個人的にはハマりきれないアルモドバルさんの自身を投影した 自伝型人生見つめ直しの晩年突入系赤裸々作品を鑑賞。

過去と現在を織り混ぜての演出構成だと思ったら、ラストは なるヘソねぇ
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陽だまりハウスでマラソンを(2013年製作の映画)

-

晩年に差し掛かった頑固系じっちゃんの元マラソン選手が、様々な困難を乗り越えフルマラソンに挑戦するベタコテハートフルの人生万歳な物語。

映画的演出なのか?なかなか厳つい悪役然の老人ホームあってのハッピ
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.9

これまた実話ベースのおフレンチ映画。

オサレ誌『ELLE』の編集長で公私共に充実した日常生活から、突然の脳梗塞で左目の瞼以外動かなくなってしまった主人公。
言語療法士や家族や友人達の協力でまばたきで
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

3.8

アッテンボロー監督の 南ア アパルトヘイト実話系作品を再鑑賞。

黒人人権活動家のリーダー役で流石の存在感な若き日のデンゼル・ワシントンが前半で退場から一転、後半から急に主役記者達の国外脱出サスペンス
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リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2014年製作の映画)

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『ジョジョ・ラビット』と『ベスト・キッド』を足したような作品で、第二次世界下のアメリカの小さな町の物語。

父親の徴兵で落ち込むリトル・ボーイとあだ名される主人公が、司祭からの慰めで『総てクリアすれば
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

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なんとな~くジャケ見てレンタル。

ゴリゴリの泥沼系愛憎劇かと思ったら 案外サックリ。

ブラックコメディの様な結構軽いノリと 苦手系女優さんも数人いらっしゃって、個人的にハマれない作風とイマイチ好き
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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

3.5

低予算、20日の制作日程!

世代的には『正義系ゴジラ』の方がドンピシャで案外好きだったりする、酷評まみれの作品を暇潰し鑑賞~。

円谷系とは別の『流星人間ゾーン』に連なる東宝系ヒーローの子供向けに徹
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死刑台のメロディ(1971年製作の映画)

3.9

法整備も整ってない精神的未熟な過去の差別だからこそブルってしまう なかなか恐ろしい真実…(>o<")

冤罪全ての確証が有るにも関わらず搾取階級存在意義の為に行われる 見せしめの死刑。


刑執行前の
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異端の鳥(2019年製作の映画)

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冒頭からなかなかのインパクトで始まる 劇中まともな人物が殆んど出ない、ただひたすらに描かれる地獄絵図と独特のテーマ。

類い稀な悪運と適者生存スキルナチュラル発動の主人公の少年が 生き残る為の逃避行。
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ロイドの化物屋敷(1920年製作の映画)

3.5

ロイド作品もたまには鑑賞。
これまた字幕無し。

三角関係からの彼女争奪戦から始まり雨宿りで立ち寄った先でのお化け屋敷(?)でのドタバタ騒動~。

イヤ、みんなビビり過ぎで収拾つかねっての~笑

毛が
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ガンジスに還る(2016年製作の映画)

3.6

自分の死期を悟った父親が、己の死を待つまでの数週間をガンジス川流れるホテル?で仕事人間の息子と過ごす、インドの伝統的風習と死への価値観等なかなか印象深い内容。

シリアスな内容…っと思ったらお国柄なら
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.9

多分十数年ぶりに新作系ジョニデ作品をレンタル。

なんかの作品で見覚えある親友のピーター役以外さっぱり解らない役者達も、自分の加齢と共に資本系大作映画からご無沙汰なのを改めて実感。

個人的印象では、
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永遠と一日(1998年製作の映画)

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アンゲロプロス監督作品、3作品目を鑑賞。

正にタイトル通りの言葉と映像で道を探り出す様な作品。

死期を悟った詩人の主人公と最後の1日に出会った『未来ある』少年。

詩吟の様な台詞に、現世と幽世にタ
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.9

過去の帰国事業に参加した在日朝鮮人が 治療の為非公式に日本への短期帰国から始まる。

由々しき国際問題でもあるが、先ずは家族の物語。

手持ちカメラで写すドキュメンタリー然の淡々としたリアル感。
優し
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