akariさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

私自身がこの話との一致が妙に多い
(多摩川沿いで同棲して黒猫を飼い6年付き合い別れた経験がある)ので、
客観視しにくい距離感があったんだけど
そんなこと関係なく、観た人の多くと
距離感の近い話というこ
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.6

ひとつの映画としての
大きな起伏はないんだけど、
登場する顔ぶれもお部屋もおもてなしも
豪華なので何だかウキウキしてしまう
ドキュメンタリー。

エレガントが詰まっていて、
気分転換にぴったりでした。
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ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)

3.5

ケニアの生活が異国情緒たっぷりの
ふたりの女の子が可愛いLGBT映画。

黒人映画にあまり馴染みがないので、
最後まで観られるかなと思って観始めたけど
物語が明快なのでとっつきやすくてよかった。

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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.5

若い頃カルチャー系だった人には刺さるやつ…期待値よりよくて要所要所で泣きました。

昔の親友と仲直りしにいく行動は一番フィクション性が高くて引っかかりはするけど、感情の描きかたにリアリティがあるので共
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

思ってたより普遍的な話で、そうだね、恋が始まってしまったらこの結末までがフルコースだな…と思った。始まりは同じでもロリータみたいなラストだとテーマが違ってきてしまうし。

感情を持て余す小さい描写がす
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.5

手堅くまとまっていてキャストもみんなはまっていたんだけど、原作漫画(や雨宮まみさんの文章)を読んだ時のほうが深く受け止められたかなー。カレーのくだりとか、空の写真のくだりは笑えました。

特に、パパ活
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7

デジタルリマスター版。

映画史に残る色彩設計とイントロ、
と、ファッションももちろん。

どうしても、根がほぼ同じ物語である
ララランドを想起してしまうんだけど
物語として観るなら
雨傘はやはりすご
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

全体を通して美術が本当に美しく、古典派の絵画そのままが動いていて、なんともないワンシーンまで全部見入ってしまいました。期待以上に良かった。

スカーレットヨハンソンの、怯えたような期待を見せるような、
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.5

「楽しい」映画ではないんだけど、貴重な作品。

少数民族に生まれ、そこを離れて生きていきたいだけなのに、一生罪悪感を抱えていかなければならない苦しさ。

主人公の、運命を睨みつけるような硬質な瞳が、こ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

久しぶりにエンドロールの終わりまで見守ってしまう良い映画に出会いました。

ハートフルなストーリーなのはタイトルから想像がつくんだけど、そのハートフル要素の押し売りが全然なくて、最初から最後まで大袈裟
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

3.6

美術と衣装、カメラワークがとにかく
絵画的ですごいので観た価値があった…あと
徹底してアンナを愚かに描いていることが、
今の時代、逆に新鮮(むしろそこを楽しめ
ないと展開にイライラする人もいるかも)
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.6

観たのはだいぶ前なので、また観たい。
奥華子さんの曲がほんとにマッチしていて、
映画の内容自体はうっすらになっても
何回も聴いてます。

内容は、タイムリープものなんだけど
清潔でシンプルに描かれてい
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.8

妻夫木聡が、これを観たので「怒り」で
ゲイ男性役を演じられて嬉しいというような
コメントをしていたので、
カウボーイものって馴染みがないん
だけど観てみました。

余白を汲める人向けだけど、しっとりと
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.6

Zまでは全部観てるんだけど、それ以降が
分からなかったから夫の解説つきで観た。

懐かしかったし、安定感抜群。
ストーリーも軽めでリフレッシュ。

コロナ禍=有事のときは特に
悟空観てると元気出るよね
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ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年製作の映画)

3.7

最近の映画のような演出優先じゃなく、人間ドラマにスポットが当たるような自然さで全体が成り立っていてすごく良かった。

ロードムービーなんだけどロードムービーが主軸というわけでもなく、女の友情ものなんだ
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

原作者、キャスト共に好きなので観るの楽しみにしてました。のんの感情が爆発する表現力は素晴らしくて、特に橋本愛との対話のシーンが一番よかった。

タイトルのくいとめて、というのは、雪崩のように溢れてしま
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愚行録(2017年製作の映画)

3.5

中だるみせず、最後まで飽きさせないストーリーで、意外と期待より面白かった。めちゃめちゃインパクトがあるわけじゃないけど観て損はない秀作でした。

しかしこんなに善人が1人もいないとは。

最後まで観て
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.3

原宿系のMVを繋げた感じ。
物語としての起伏はあまりなくてファッション映画の枠を出ないので、最初の15分で馴染めなければその後も好きになれないかも。

こういうサブカル的な映画、懐かしいので無くならな
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.4

実話としてそれなりに楽しませてもらいましたが、話の流れ上、登場人物に同情できない作りなので事故物件自体に興味がある人じゃないと楽しめなさそうだなーと…。

キャストも悪くないし、まあまあ面白いんだけど
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.6

原作が大好きなので観ました。
時系列は短縮されてるけど登場人物は全員、性格ブレてないし好演。

主演二人ははまり役でもちろんのこと、原作のたまきは苦手だけど役者さんがチワワちゃんだったのでよかった。儚
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

実際の事件ということもあり、序盤はショッキングだけど割と普通の終わり方に着地。

ポスターのビジュアルから期待していたほどの鮮烈な意外性はなかったけど、旅行ができないコロナ禍の中、アルモドバル監督プロ
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.5

最初から最後まで上品な世界観は素敵。
こういう大人の作品もあって良いなと思う反面、中盤の展開でガッカリして興味が失速しました。

すれ違いなら不可抗力にしてほしかった。誰も悪くない展開だったらテーマも
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

ミッドサマーの後に観たので、これがミッドサマーに昇華されたんだ、という意味で興味深かった。題材は近いです。(怖さ、グロさもミッドサマーと同じくらいで、わかりにくさはこちらの方が上)

ホラー作品だから
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.6

ライブ中心に追っている内容なのでボーっと観やすい。そして観客の女性たちの熱狂ぷりがものすごい。

両親がビートルズ好きだったので他のドキュメンタリーも観ていますが、この映像はビートルズの人気ぷりやどう
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

藤子・F・不二雄原作なの?って感じの
すこしふしぎストーリーなんだけど(だれかあの絵で漫画にしてほしい)、良かったです。

最後、違約金とか大丈夫なのかな…!?と心配になるけど、ビートルズの楽曲通りに
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東京ヴァンパイアホテル(2017年製作の映画)

2.3

一話だけ観たけど駄目…。
冒頭からバタバタ人が残酷に殺されるシーンが長い、意味もわからず進む話、キャーキャー叫ぶ主人公、台詞も演劇くさく、メッセージ性が自分にはなにも受け取れなかったのでやめました…。

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、お母さんと会うシーンが見たかったー。

いち子たちの人間関係が最後で急ぎ足になってしまって、ラストも幸せだけど平凡な落とし所。

ただ個人的には、この作品に限っては求めている展開は別段そこじゃ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

男女逆の設定だったら、きっと殺さなかったんだろうなーと思った。

でも女子的には、彼氏悪いやつじゃないけど劇中に出てくるように全然守ってくれてないのでこうなるだろうなと。
後味は良くないけど主人公一人
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.8

お風呂でipadで観たらすごく相応しく、リラックスできました。無駄な音楽もないし、過剰なほっこり感もなく、ただ暮らしと風景、硬派な感じの橋本愛ちゃんが田舎の生活をしています。

深呼吸できるシリーズな
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来る(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

キョンシーを彷彿とさせる。
ホラーというより、サイキックアクションみたいな作りで壮大だった。結構好き。

出てくる人のクズ度が高めなので、
誰か1人は救済&成長して終わってほしいと中盤以降思っていたら
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

思ったより湿度少なく描かれていて、同じ貧困でも「万引き家族」にあるような情緒的な涙を流すタイプの作りではなかったのが新鮮でした。
エンタメとしてすごくテンポよく、深く考えても深く考えずとも観られ、純粋
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.2

リアリティのダンス…。東欧好きにはたまらないような色彩に溢れていて、映像的にはおすすめしたいのだが内容的にはおすすめしかねて複雑な気持ち。特に繊細な人は心にベチャっと残る(あの、序盤の足元で魚が潰れる>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

レジーがいい人すぎる…!
良い友人に巡り合えたことは本当に財産。
映像は良いんだけどストーリーが。
映画的盛り上がりが、特に後半が平凡、最後もナレーションで補完したハッピーエンドなところが…脚本が惜し
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噂のモーガン夫妻(2009年製作の映画)

3.5

名作、必見!という映画ではないんだけど、軽く観られるラブコメで、主演二人が好きなので楽しく観ました。
サラジェシカはSATCの時とキャラ設定が近いし髪型も同じなのに、思ってたほどはキャリーには見えない
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.5

これはあれ、小沢健二の曲「美しさ」が示すところがテーマ。
永遠の瞬間を若い時代に持つことは幸せなこと。

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.4

うーん、ドラマが良すぎたので絶賛はできない…。派手なドタバタパートが多すぎて、楽しく軽く見られるんだけど、その分心の機微や普段の生活があまり描かれていなく…。
春田と牧くんの普通の幸せな日常がもっと見
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